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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

産科の閉鎖 少子化を憂う

2024年03月21日 | エッセイサロン
2024年3月21日 中国新聞「広場」掲載

 岩国市の岩国病院が6月末で産科病棟を閉じ、分娩の受け入れをやめるという9日付山口総合面の記事を読んで驚いた。医療スタッフの確保が難しくなったのが主な理由とある。少子化対策が問われるこの時期に残念でならない。
 1884年に創立された歴史ある病院で、わが家に近くお世話にもなっている。その岩国病院など産科がある市内の民間の2医療機関に対し、市が2024年度から補助金を出すという記事を先日読んだばかりだ。それだけに驚きが増す。
 国は少子化対策として児童手当や出産・子育て応援給付金といった子どもや親に対する支援の拡充は進めている。だが、子どもを産む環境が整っていなければ少子化は止まらない。それには産科の支援も欠かせないが、対策は進んでいるのか。
 岩国病院に行くと、いつも妊婦の方を見かける。院内には生まれた子どもの顔写真も掲示されていて、ほほ笑ましい。この病院の子どもへの思いが絶えることがないように、関係者の努力をお願いしたい。

 (今日の575) うぶ声の聞こえし廊下笑みを呼ぶ
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30年目に入る

2024年03月20日 | 回想
                 (見学会のパンフ写真)
 いろいろな思いなど夫婦で考え終の棲み処を建てようと土地探しから初めた。卒業した小学校校区内に建てたいという地域限定から抜け出せず、空き地探しに時間を費やしてしまった。バブル崩壊の影響でなかなか手を出せる物件に出会えなかったことも原因のひとつだった。不動産屋の知人から助けが入った。

 棟上げを済ませてすぐに阪神淡路大震災、この地も大揺れしたが事なきを得た。順調に建設は進み引越しの日、オム真理教による地下鉄サリン事件が発生した。手伝いに帰省していた息子は同僚の安否確認で大変だった。終の棲み処に何か災いがあるのだろうか、神事はきちんと済ませたのになどと思った。

 入居前、ハウスメーカーから見学会場にさせて欲しいという相談。我が家も建築中の様子を何軒か見せてもらっており了承した。その後で引き渡しを受けて今日から30年目に入った。三日三月三年という。三日我慢出来れば三カ月は耐えられる。 三カ月耐えられれば三年は頑張れる。 三年頑張れれば一生耐えられる、芸事の修業から生まれたというが、終の棲み処になるかこれからが本番か。

 近所の様子もすっかり変わった。我が家の周りだけでもこの間に10軒あまりの新築があり、初夏になれば隣で新築が始まる。我が家も古家になりつつあるが、このまま風雪に耐え、当初の思い通り終の棲み処となってくれればと、過ぎた今日までを振り返りながら思っている。

 (今日の575) 返済の計算しつつ融資受け
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計画は野球場だった

2024年03月19日 | 回想

 先日、テニスの試合を見るため1年ぶりに総合体育館横にある市のテニスコートへ足を運んだ。このスポーツ公園には何度か来ているが、これまで敷地全体を見て廻ったことはない。快晴で気持ち良い日和、そして体育館の下には、買収された我が家の畑があったこともあり見て廻る気にさせた。

 いくつかの施設や車の心配なしに楽しめる散策蕗、緊急時のヘリポートにもなる広いアーチェリー場など、スポーツを楽しむゆったり感を感じる。黄泉の国からこの敷地を見ている両親に祖父母、戦後の食糧難を助けた我が家の畑の激変をどんな思いで見ているだろか。

 40年以上も前かと思うが、私あてに市から所有する畑の用地買収説明会の案内が突然届いた。何かと思い出席すると、買収は決まったものとして説明は進む。買収価格も決まっていた。地域の世話役や農業委員などの判断で決まっていたことを後から知った。耕作放棄が増えていたことも背景にあったのだろう。 

 計画ではナイター設備の整った「野球場」だった。示された図面で我が家の畑は内野の一部に掛かっていた。買収は終わったが、市長交代などで建設は遅れに遅れ、なぜか野球場でなく体育館などが建設された。こんな昔話しを思いだしながら一周し正門付近に至った。この付近にあった我が家の段々畑を上がったり下ったりしたことを思い出していた。機会があったら続きを書きたい。

 (今日の575) 鍬に釜捨てがたくして眠りおり
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八卦よ~い

2024年03月18日 | 社会 政治
                 (毎日新聞世論調査より)
 「八卦よ~い」、これは相撲取組中の力士がともに技を仕掛けないときに、行司が仕掛ける声。今場所は途中から横綱休場となったが、あの両膝の白いサポターを見ると、横綱の責任感はあるのかもしれないが、素人から見てもその取り組みには相撲らしさが伝わってこない。本当に気の毒だが完治させて横綱相撲を見せて欲しい。

 大相撲ではないが裏金に関する国会の情けない、いいようの無いほどひどくあきれた状態は一体何なのか、議員は私は国民から選ばれたと偉そうにふるまうが、今の議員としての姿は国民を裏切っていることにまだ気づかないというのが不思議だ。あらゆる場で説明をと、あらゆる場で答弁される党首の声が無視されているように思える。

 大相撲の取り組みで勝者に軍配が上がり、向き合って礼をするときの力士の呼吸の荒さを感じる。それは、他のスポーツからすれば土俵上の短い取組であっても、そこには力を出し切って相撲を取ったという姿を如実に物語っている。国会の論戦ではそこが見えてこない。互いに紙を読み合っている、特に答弁ではその傾向が強い。

 確定申告は終わった。春闘の賃上げ、大手では満額回答が多く、要求以上の回答企業もあったという。これで消費税も所得税も伸びることは間違いないだろう。次は中小企業の賃上げを注目することになる。その次は年金の増額を期待したい。国民は国会の与野党に「八卦よ~い」と叫びかけている。

 (今日の575) 委員会技の決まらぬ取組だ
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がむしゃらに勝

2024年03月17日 | 生活・ニュース

 日本のプロ野球は2週間後に開幕する。ここ最近は、アメリカのプロ野球の報道が多く、日本のオープン戦よりかの地のオープン戦情報が多い。かの地での日本選手のすごい活躍がそうさせているのは嬉しく誇らしくは思う。とは言っても日本球団の話しも欲しい。

 もっぱら紙面とTVで観戦するフアンの狭い根性かもしれないと思いながら、今日久しぶりにパットした。それは購読紙の「2024 カープフアンガイド」が朝刊と一緒に届いたこと。毎年楽しみにしている読者サービスで、大きさはポケットに入る1冊。顔写真入り選手名鑑、2軍を含む公式戦日程、過去の戦績など資料としても面白い。

 今日は1日中降ったり止んだりの天気、そんなんこともありガイドを眺める。カープの契約選手は何人いるのか数えてみた。監督・コーチ20人、投手・34人、捕手・7人、内野手・13人、外野手・12人、新入団・12人の総勢98人。内背番号3桁の育成選手10人が含まれる。

 2024年のキャッチフレーズは「しゃ!」、がむしゃら・しゃにむに・よっしゃ。フアンの皆さんには「よっしゃ」と喜んでもらえ、選手は監督を「よっしゃ」と言わせる意味がある。昨年は5年ぶりのAクラス2位、新井監督2年目は「がむしゃら」に戦い、「しゃにむに」勝ち、フアンを喜ばせる。大谷選手に勝るとも劣らないカープ選手各位の活躍に期待する。

 (今日の575) カープ勝載ったその日はツキを呼ぶ
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第30回米廣杯記念大会

2024年03月16日 | 地域

 何度か書いている「米廣杯テニス大会」の第30回大会が今日開催された。冠大会とは大会名の頭に企業名、商標、特定商品名等を入れた大会の実施などと解説がある。スポーツでは五輪メダリスト名の大会がある。田島直人や織田幹雄などが近郊で開催されている。

 米廣さんは知人。日本発祥の競技であるソフトテニス、そのなかでも最も権威ある大会「天皇賜杯・皇后賜杯」の皇后賜杯を選手時代4度征している。この記録は破られていないというからその実力は推してしるべしだろう。米廣大会は岩国と大竹両市の中学生の大会として定着している。今日も大勢の選手と応援団で賑わっていた。

 試合開始前に毎回開かれるのは、米廣さんの後輩にあたるNTT西日本の選手による講習会がある。NTT西日本の軟式テニス部は全国トップクラスのチームで知られている。今回もトップ中のトップの選手が実技を交えて講習、大会参加選手らはしっかり聞いていた。エキビジションもよかった。

 私もそのむかしちょっとだけ軟式を経験した。そのころは「庭球部」と呼んだ。テニスにはいつ変わったのだろう。そういえばサッカーは蹴球、バレーボールは排球と呼んでいた。運動選手の呼称はアスリートになった。日本表記が忘れられ消えていく、応援の声を聞きながらこれを変遷というだろうか、遅れているわが身を案じる。

 (今日の575) ラケットのタッチで交わす次の攻め
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5車線の横断

2024年03月15日 | 地域

 スマホに緊急通報の信号、開くと福島県沖震源で震度5弱の地震発生という知らせ、日付が変わったばかり、飛び起きた人もあったろう。今年になって能登半島、千葉県沖など地震が続いている。自然災害の少ない瀬戸内、快晴の日の出前の東がくれないに染まり始める。今日は気持ちよい一日になると感じる。とても、未明の震度5弱の地震を感じさせるものはない。

 気持ちよい日和の中を車で出かけた。少し交通量が少ないな、そう思いながら馴れた道を走らせていた。前方の横断歩道で信号待ちしている園児の集団が見える。信号の赤で止まる。保育士は4人、園児は年少さんの7、8人、車に乗せられている子、抱っこされている子もいる。歩く子らは右手を上げて渡る。この保育園の散歩風景は車窓からよく見かけるが横断歩道では初めて。

 風はなく、春めいた日差しはあり、車載の温度計は12度、これなら楽しく軽快な散歩だろう、フロント越しに眺める。見ているだけで何か穏やかな気持ちになる。園児らの歩みはゆっくりだが、引率の保母さんに誘われてわたる。渡り終えたところで計ったように信号が変わった。保母さんの歩みは時間に合わせた歩幅だろうか。

 誘導されるとはいいながら右手を上げて渡る子らをみて、こうして安全とか順法というものを身につけていくんだ、そう思いながら見ている。つい裏金国会議員の順法や義務の無さなどに重なり、園児からやり直してこいと言いたい。園児らは渡り終わって保育士と一緒に礼をして歩き始めた。

 (今日の575) 園児らはこうして秩序身につける
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われせんべい

2024年03月14日 | 地域

 詩人「金子みすゞ」は長門市仙崎の出身。その長門市は単位住民あたりの焼き鳥の店数は日本のトップクラスにある。その要因は、西日本有数のブロイラー生産量を誇る町として知られる。ここは蒲鉾の産地で、鶏の餌となる魚のアラが手に入る環境もあって養鶏が盛んになったという話を聞いた。確かに、養鶏専門の大きな組合がある。

 鶏がいれば卵を授かる。この町の代表的な土産品に「鶏卵せんべい」がある。20数年前にはこの地に所用があり、多い時に年に数回は日帰りながら車を走らせていた。その時の土産は決まって「鶏卵せんべい」を買っていた。軽いけど嵩があり見た目がいい、そして負担を感じない値段だった。所用が途切れてから機会が無くなった。

 その鶏卵せんべい、がスーパーに並んでいるのを知った。それには「鶏卵われせんべい」といわくありそうな銘になっている。割れて売り物にならないせんべいと思いながら、久しぶり購入した。姿も味も記憶にあると同じ。錦帯橋畔の店にも類似のせんべいがあり特別に違和感はなかった。

 何回か購入したが、1枚も割れたせんべいには出会えなかった。割れを銘にしたのはほかに狙いがあったのかもしれないなどと思っていた。しかし、直近の袋に1枚だけ「われ」た1枚が入っていた。記念に撮っておいた。このせんべいは素朴で飽きのこない味で、和も洋も感じさせる。パリッと割れる感触は終わりなく食べられそうなのでご注意を。

 (今日の575) 割れていて銘を守ったこの1枚
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すくもの中で越冬

2024年03月13日 | 自然 季節

 先日の農園作業ではジャガイモを植え付け、大根、サニーレタスなどなどの種まきをした。その時に、植えたり播いたりした畝に厚めにすくもを撒く。すくもはもみ殻のことで、こどものころから呼んでいて、今になっても使い慣れた言い方で書いたり話したりしている。

 難しい農作業は苦手だが、すくも撒きならこなせる。そのすくもを米袋から大きなポリ容器に出し、小分けして畝に撒く作業をしていた。何回目かの小分けの時、1匹の虫が出てきた。カメムシだということはすぐに分かった、こんな寒い時期にいるのか、と思いながら、とりあえずスマホで1枚撮る。いることを不思議に思いながらすくもで覆ってやった。

 稚拙なブログだがカメムシについては何度か書いている。異臭を放つこの虫を良しとする人は少ないだろう。カメムシ自体も自らは放出する異臭には弱く、自らを保護する機能を備えているというから、緑鮮やかな姿だけからは想像できない保身術を持っていることを知る。

 実はカメムシは越冬をする、ということを知った。カメムシが多いとその冬は雪も多いと聞いていたが、越冬時期前になるとその場所を探して飛来するので見る機会が増えるという。越冬の真冬以外はいつも見られるそうだ。そうか、すくもの中なら静かで温かくもあり越冬には最適だ。このカメムシ、運悪く農作業に出会ったが、さて、残りのすくも中で春を迎えられるだろうか。

 (今日の575) カメムシの眠りを奪う農作業
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「なぜ」と「考える」の大事さ

2024年03月12日 | エッセイサロン
2024年3月12日 毎日新聞「みんなの広場」掲載

 1日の本欄「不思議なことを考え続ける」という中学生の投稿を読みながら、小学2年の冬を思い出した。かなりの積雪があった朝の教室、担任から「何か質問があるか」と言われ「雪はなぜ白いのですか」、そんな質問をした。先生は黒板に大きな字で「なぜ」の2文字を書き、いろんなことになぜという疑問を持つことが大切だといった話をした。「なぜ」は私の心の中でいつの間にか定着し、いろいろな場面で使った。しかし、使いすぎはいけないことも教えられた。
 就職して教育を受けながら疑問に思うと、なぜ、と質問をしていた。ある時「考えてみろ」と宿題を出された。そのときハッと気づいた。学ぶということは教えを請うだけではない、自ら考えることが加わって身に付くのだと。それからは考えてから行動するよう心掛けてきた。
 投稿者の疑問点に対する視野の広さ、検討の方法など、これからが楽しみだ。

 (今日の575) なぜを何故忘れもせずに覚えてる
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