
大相撲、ニュースで見るくらいで中継を見なくなって久しい。訪問するブログで大フアンの人はひいきの力士情報は勿論、全体の感想や終盤になると優勝力士の予想も載り始める。この人くらい詳しくなると、中継を見ないわけにはいかないだろう。こうした熱心なフアンがあって伝統の取り組みが続くのだろう。
そんな大相撲春場所が、尊富士(たけるふじ)という東前頭17枚目の力士が13勝2敗の初優勝で幕を閉じた。優勝と合わせ殊勲、敢闘、技能のすべての賞も受賞した。現行の優勝制度が確立した1909(明治42)年以降では1914(大正3)年夏場所以来の新入幕優勝という。また、幕尻優勝は4人目という。
TV中継は見ていないが、新聞の星取表は見ていた。「東の幕尻で全勝がいる」と気づいたのは中日近くだった。それからはスポーツニュースを気にしていた。すると全勝が大きな扱いになり、いつの間にか全勝優勝を願っていた。14日目の退場姿に気をもんでいたが、負傷を思わせない千秋楽の取組に感動した。不振の上位力士に刺激を与えたと思う。
地方巡業の大相撲を小学生のとき錦帯橋下の川原で2回見た。栃錦、若乃花、千代の山、鏡里、吉葉山などの横綱の強さが記憶にある。ラジオで聞き覚えの力士名の姿を見たとき、その大きさに驚いたものです。地方従業といっても今の時代、石ころの川原場所はなんて無いでしょう。
(今日の575) 勝敗はあっという間についている