2018年07月14日 中国新聞「広場」掲載
8日の広場欄「無事願い毎朝見送り」は、お父さんを交通事故で亡くされた主婦が、毎朝主人と子どもの見送りをするのは「ただいま」を聞く楽しみのためだとあった。読んで、前に見たある標語を思い出した。
川沿いの道を上流ヘ1時間、ある講座の手伝いで2年間通った。カーブの連続するその国道187号は、数字をもじって「いやな国道」とも呼ばれる。
会場近くになってほっとする辺りに、大きな看板があった。「ただいまが 何よりのお土産」。そんな言葉が大きく記してあった。右力ーブで減速する所なので、はっきり読めた。
「ただいま」のあいさつ、そのひと言がどんな土産にも勝るという標語。それを聞いて「おかえり」と迎える言葉が安全運転に連なる。
私も通るたびに「無事に着いた。よし、帰りも安全運転で帰るぞ」とハンドルを握り直した。この地を車で訪れた人にも、安全運転を促す効果があった。あの看板、まだ立っているだろうか。
8日の広場欄「無事願い毎朝見送り」は、お父さんを交通事故で亡くされた主婦が、毎朝主人と子どもの見送りをするのは「ただいま」を聞く楽しみのためだとあった。読んで、前に見たある標語を思い出した。
川沿いの道を上流ヘ1時間、ある講座の手伝いで2年間通った。カーブの連続するその国道187号は、数字をもじって「いやな国道」とも呼ばれる。
会場近くになってほっとする辺りに、大きな看板があった。「ただいまが 何よりのお土産」。そんな言葉が大きく記してあった。右力ーブで減速する所なので、はっきり読めた。
「ただいま」のあいさつ、そのひと言がどんな土産にも勝るという標語。それを聞いて「おかえり」と迎える言葉が安全運転に連なる。
私も通るたびに「無事に着いた。よし、帰りも安全運転で帰るぞ」とハンドルを握り直した。この地を車で訪れた人にも、安全運転を促す効果があった。あの看板、まだ立っているだろうか。