日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

古い「てる坊」に祈り

2017年07月21日 | エッセイサロン
2017年07月21日 中国新聞「広場」掲載


 孫娘がなぜ晴れを願ったか覚えていないが、園児の頃に作った数個の「てるてる坊主」が、わが家に残っている。
 素材はティッシュペーパー。丸めて頭の芯にし、広げた2枚をかぶせ、首の所を輪ゴムで止めた簡単なものだ。孫にすれば一生懸命だったに違いない。
 私も、遠足や運勲会、祭りの日に晴れてほしい気持ちを込めて、てる坊を作った思い出がある。
 子どもの頃の雨は、しとしとと降る記憶が強く残っている。そんなことで、てる坊登場の場面があったのだろう。
 ところが最近の降りは変わった。降れば土砂降り大洪水、人命までも持ち去る降雨は異常だ。九州北部の豪雨で亡くなられた方のご冥福をお祈りする。
 豪雨は、優しい顔のてるてる坊主の力ではやみそうにない。
 わが家のてる坊は、かれこれ十数歳になる。京都住まいの孫は自転車で大学に通う。今は、安全のお守りとしてもう少し頑張ってもらおう。    
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さぁ、夏休み

2017年07月20日 | 自然 季節

 山口県の梅雨入りは6月6日だった。今日の午前11時20分、待ちに待ったその梅雨明け宣言がでた。明け方、頭上を覆っていた薄い雲は日が高くなるにつれ消え、夏空に変わった。車窓の向こうの山の峰に子供の積乱雲がのぞいているが、少し遠慮そうに見えるのが好印象。

 小学校の1学期の終業式を待っていたかのような梅雨明け、なんともいいタイミングだ。夏本番に備えて行われていた、学校プールから聞こえていた水泳授業の賑やかな声も終わった。水だけでなく交通も含めすべてで安心安全な夏を過ごし、2学期を迎えてほしい。

 私の子どものころもラジオ体操が朝の6時30分からだったが、これはいつからだろう。夏休みになると児童らには早起きしてラジオ体操の会場へ集まる。我が家の地域は小学校の校庭、そのために早起きが日課になる。変わらないのは長い紐のついた出欠表を首から下げるスタイル。歩いても走っても出欠表は左右へ大きく揺れる。

 働き方改革とかで、とにかく休め休め、の時代になりつつあるようで日本の将来を心配している一人だ。いつかAIに使われる人間社会を予測してAI研究をやめた学者もいる。AIは自己学習するだけでなく疲れない、休みすぎた夏休みにならないよう若いお父さん方は気を付けてください。
 

 

  
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残念でした

2017年07月19日 | 生活・ニュース

 個人資産を投資に回し、景気を刺激し生産性を上げ日本経済を立て直す、数年言われ続けられたがその効果は庶民の肌には感じない。投資に回す個人資産など持ち合わせていないが、高齢家族として若干の蓄えは必要と心掛けてはいるが、望みとする蓄えの額には程遠い。そんな中、春ころに定期預金の書き換えがあった。サービスに宝くじ券がついた。当選金は7月に振り込むという説明もいつの間にか失念していた。

 所用でATMを操作後に記帳した。見ると宝くじ当選金300円が振り込まれていた。この金額は、財布代わりの普通預金通帳に定期的に記入される利子よりはるかに多いことに気づく。コツコツと貯めるのではなく宝くじが当たれば億万長者も夢ではないが、その確率は夢のような数字で気長く待つ神経保持者でないと無理なように思える。

 よく「日本はいくら借金しても大丈夫」といった暴論も耳にするがあまりにも能天気だと言わざるを得ない。現在、国民の金融資産は千八百兆円あるといわれる。住宅ローンを除いた正味資産は約千三百兆円。これに対し国と地方の借金を合わせるとほぼイコール。船でたとえるならば、あとコップ一杯に水を注ぐだけで喫水線を越えてブクブクと沈んでいく。そんな危機的状況にあります。これは自民党議員が書いたもの。

 そんなあやふやな政治状況なら、わずかでも手元資金がないと年金収入だけの高齢者はすぐ路頭に迷うことになり、周囲へ迷惑をかけることになり残念でしたでは済まない。昨日予測した梅雨明け、中国地方4県は明けたが山口県は北九州域でお預け、百日紅の花が残念そうに青空を見上げていた。 
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ひと雨来るか

2017年07月18日 | 自然 季節


 突然、薄くなった頭髪を透かして照り付けていた日差しが和らぐ。見上げると頭上に黒い雨雲が迫ってくる。ひと雨来るか、と空に向かってシャッターを押す。それを待っていたのか合図と思ったのか黒い雲から大粒の雨が落ち始める。傘の持ち合わせはなく、道沿いの軒下を渡り歩きながら帰りを急ぐ。

 軒の途切れたところで、さてどうしようかと立ち止まる。ふと、並行する向こう側の通りを見ると雨は降っていない。そこで周囲をよく見ると歩いている通りだけに雨は降っている感じ。黒い雲のそばには明るい空が白い雲を浮かべている。これは小さな小さな線状降水帯に見舞われた、そう思っている間に雨は上がった。

 ここまでは書きかけていた先日の話し。Rさんのブログ、新聞休刊日の今朝の情景が目に見えるような書かてている。その中で「9時前には雨は上がり、気持ち良い空気を吸いに庭に出た」とある。「えっ、9時前には庭で作業をしていたが雨は降っていなかった」と思いながら先日の体験を思い出したしだい。Rさん宅と我が家は直線で2㌔余り、最近の局地的気まま降雨をまたも経験した。

 お昼、にわかに曇り大粒の雨が落ち始める。長時間続くと大変なことになると思いながら戸を閉める。風も出てきた、最近の天候異変による荒れる映像が頭を過る。しかし、それは一瞬のことで、戸を閉め終えた頃に嵐は過ぎた。途端にひときわ蒸し暑さがます。夕方から断続的に強い雨が降る。そろそろ梅雨明けが来て欲しい、勇気ある予報士はいづこに。
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大掃除

2017年07月17日 | 生活・ニュース

 午前中、ある事務所の大掃除に参加した。男女二十名近くの高齢者なれば掃除片付けは全員が手慣れたもの。あれはこう、これはこうという的確な指示であっという間に終わる。市内では昨日、県内今年初の猛暑日を記録しており熱中症対策として休憩と水分補強を強制的に挟む。冷たいお茶はビールよりも喉に心地よい。

 祖父母の指揮で夏の大掃除をしていた思い出がある。家じゅうの畳を持ち出し、2枚を立て掛けあって支えながら天日に干す。床板を掃除し、それもまた天日干しする。床板には、敷くときに間違わないように番号が書いてあり子どもでも簡単に手伝えた。床下には何か密かなものを感じたようにも思う。床板を敷くと白い蚤取粉を撒いてから畳を敷く。これで蚤もダニも出なくなり安心して眠れると教わっていた。熱中症対策は無かったと思うが、夏休み最大の手伝いだった。

 事務所の床を手拭きして掃除終了。参加者全員が円を作りのどを潤す。冷たいお茶、熱いコーヒーなどとそれぞれの好みで飲む。話題は甲子園をかけた高校野球県予選大会の昨日の戦いに。名門岩国高が1回戦敗退に驚く一方、部員12名の高森高が12年ぶりの1回戦突破も話題。

 汗の引いたところで昼食会場へ。私的にはカタカナ書きのメニューは久しぶり、確認しながらオーダー。エアコンの効いた店内で話しながら、味わいながら、オールフリーを飲みながら気ままな時間を過ごす。終わって思えば、量的には少し多めの昼食だったが完食、働いたあとのご褒美としておこう。
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雨の降り方

2017年07月16日 | 地域

 関東地方では節水がはじまり真夏を向かえるにあたり心配が始まっている。農業用水の節水は食料事情に大きな影響が心配される。各地で記録的な豪雨が大きな災害をもたらしているが、必要なダム湖に雨をもたらさない、何か人為的に自然が操られているのではなかろうか。北九州の被害映像を見ながら勘ぐってしまう。

 先日、それほど空は暗くなっていないのに車の屋根が凹むのでは、そんな心配をさせる降雨に出会った。ワイパーは効かないというか、その役目を全く果たさないたので安全のために停車する。ガラケイで県の防災情報の土砂災害ポータルの降雨分布図を見ると丁度、20㍉以上の雨量域に停まっている。雲の通り過ぎるのをしばらく待つ。

 過去の雨量、海外では1分間で38㍉。8分間で126㍉、15分間で198㍉などの記録が残っているそうだ。1分間38㍉、10分も続いた大変なことになるだろう。国内では10分間で50㍉、1日で852㍉、そんな記録があるが、想像できない。

 最近は雨情報に関する新しい言葉をいくつも学ぶ。大雨特別警報、記録的短時間大雨情報、ゲリラ豪雨、線状降水帯などどれもが不気味な怖さを秘めている。1時間20㍉以上の雨になると「土砂降り」で、30㍉を越えると山崩れがけ崩れの危険度が増すという。そしてゲリラ豪雨は川の水位を急上昇させる、夏休みになると川で過ごす人も多くなる。雨情報の把握を怠らず楽しい夏休みをすごして欲しい。
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全国への道を目指して

2017年07月15日 | 生活・ニュース

 児童生徒らの全国大会で話題のトップは全国高校野球選手権で夏の甲子園大会になる。同じ高校生でいえば夏にインターハイがある。こちらは甲子園にくらベれば大記録でも出ない限りマスコミの扱いは小さい。それだけ野球フアンが多いということだろう。県内予選は明日から、炎天下での競技、すでに他県の予選で発生している熱中症、選手に応援団、観客を含め注意が必要だ。

 毎年、この季節になると見慣れた大きな幕が張りだされる。それは近くの小学校の道路と校庭の境界に張られたネットに、全国大会出場を知らせる在校児童や卒業生の名前が応援メッセージとともに風に揺らぐ。修学旅行では行けない遠くの地で戦う児童らには大きな励みになると思う。我らが在学のころには思いもつかない変わりようだ。

 運動音痴の身、中1の時、軟式庭球を1年間続けた以外は授業での運動だけで対外試合の経験は勿論なし。息子が小学校の時に地域の公会堂で剣道をを習った。試合には父兄が用具や児童の運搬をする。試合は冬季、学校の寒々とした床板に座り応援をしたものだ。参加することに意義ありのチームだったが息子は中3まで続け初段になった。これが我が家の体育歴。

 大会出場チームの練習を見る。怒られても褒められても、前者の方が多いがとにかく大きな声を出して応えている。抜けたボールを拾いに走るのは体つきから低学年だろうか、転げても起き上がり声を出している。これが和となって強くなるのだろう。木陰で見守るお母さん方におしゃべりはない。
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暑かろう

2017年07月14日 | 生活・ニュース

 梅雨明けはまだ宣言されないが、この家の緑のカーテンはもうすぐ威力発揮まで育った。ゴーヤとヘチマの2種類を毎年合わせ植えされる。ゴーヤの大きなものははキュウリほどに育っている。先日、散水中の奥さんに育ち具合について声をかけたら「植えっぱなしですけえ」と笑われる。そういえば毎年のこと生りっぱなし、収穫された様子はない事を思い出す。

 先の人、「これらも暑いでしょうのう」と緑のカーテンを思いやる気持ち。たしかに午後の日がもろに当たる場所に植えられている。植えた人の心優しさを感じながら、せっかくなった実を収穫すればカーテンも身軽になり喜ぶだろう。すると多少は暑さに耐えるエネルギーが減るだろうとおせっかい心がのぞくがそれで終わらせる。黙って緑のカーテンはその役目を果たすだろう。

 近所でも、夏近しを報せる窓の外側にすだれを垂らす家が現れ始めた。すだれを使用すると、窓を開け風を通しながら日光を遮ってくれる。それは昔の話し、今はエアコンを使うから窓は開けるな、というお叱りを受ける。文明に逆らう気はないが、蚊取り線香は金鳥の渦巻き、これにこだわる人を知っているがその気持ちは夏によく似合うだろう。

 朝夕、プランターに植えた朝顔に水をやる。朝は、今日は暑くなるからとたっぷりと、曇りだからと控えめに、どんよりして一雨ありそうだからと少しだけ、やり方を勝手に違えている。夕方は暑いのに、暑かったろうと朝顔の気持ちを推し量りながら水やりの日課、水やりはこれからが本番になる。 毎朝、数十個の咲きに感謝している。
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かぼちゃ

2017年07月13日 | 生活・ニュース

 「初収穫です」ともらったのは緑濃いかぼちゃ。スーパーで分け売りは買うが丸々を買うことはない。切り売りより重みも豪華さも感じる。何より贅沢な一品に思える。終戦後の子どものころ、かぼちゃは大切な食料として大事に育てられていた。我が家でも畑の法面に生っているのを、祖母がポンポンと叩いていたのを思い出す。

 不確かだが「南京かぼちゃ」という言い方を記憶している。南京、中国の都市で古来、政治や軍事の要地というくらいは知っている。南京は「かぼちゃの異称」ともある。南京かぼちゃと呼ぶとかぼちゃかぼちゃ、ということになるのか。いい説明がある、南京は「珍奇なものや小さく愛らしいものに冠する語」という。南京かぼちゃは後者の説明にしておこう。

 かぼちゃを漢字で書くと「南瓜」となる。「南瓜野郎」と「南瓜に目鼻」この二つは決して言葉にも口にもしない方がよい。母は夏に収穫したかぼちゃを冬至まで保存、脳卒中にならず風邪をひかないと食卓に乗せた。今も我が家では続いている。黄金色した肉厚の実からだろう金運にも恵まれると聞くが、この年までまだ縁はない。

 南九州は梅雨明け宣言された。順次、西日本にも宣言は北上してくると、さらに暑さはまし居場所を定めるのが大変になる。そんな暑さの異常現象で驚いた北海道での話し。内容は「トタン屋根が熱せられて天井に備え付けてある火災報知器が作動」というもの。尋常ではない今年の暑さの象徴の一つかもしれない。夏野菜をしっかりいただき夏バテを防ごう。
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買い物風景

2017年07月12日 | 社会 政治

 子どもころ人口千人余りの地域に住んでいた。地域の幹線となる幅数㍍くらいの道沿いに軒を連ねて家が建っていた。印刷屋、畳にタバコ屋は複数、酒屋、塩販売、魚屋、米屋、そして食品販売の商店は数軒以上が幹線沿いにあった。今風に言えばそのどれもが個人商店で、どの店の人も顔を知っていた。食品店には子どもの喜ぶ菓子類も並び、それらには小さなおまけの品がついていた。今ならお宝鑑定で値がつくかもしれない。

 幹線道路の一部が拡幅されるとそこはバイバスとなり地域の賑わいを連れ去った。 そのころ雑貨を除けば食材は歩いて買い物ができる、今に比べれば便利であった。時が移りその地域のお店は今では畳屋1軒だけとなった。買い物は遠くへ足を運ぶという不便がやってきた。さらにその地域も郊外の大型店舗に暖簾を譲り、車必需の買い物時代に変わった。

 大型店は車での来場を予定して広い駐車場を備える。入店すれば食品だけでなく幅広い品が揃っており効率的な買い物が可能になった。さらに店舗間の競争に勝つため各種のサービスを競っている。わが家でもチラシを確認した家内が指定する店に車を走らせる。余分な購入を控える忍耐もたまには必要となる。

 園児や幼児も陳列棚の間を巡るとき彼らには楽しい移動車のサービスがある。ハンドルを回す仕草に子どもらしさを感じる。そんな姿を見ながら思う。店員不在のコンビニが出現していることから、そう遠くない時期に小さな子供もAIやIoTに操られれば食材の買い物ができるようになるだろう、いやそうなる。試食売りのおばさんたちの仕事がなくなるのという問題が発生する。さて、どうするか。
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