児童生徒らの全国大会で話題のトップは全国高校野球選手権で夏の甲子園大会になる。同じ高校生でいえば夏にインターハイがある。こちらは甲子園にくらベれば大記録でも出ない限りマスコミの扱いは小さい。それだけ野球フアンが多いということだろう。県内予選は明日から、炎天下での競技、すでに他県の予選で発生している熱中症、選手に応援団、観客を含め注意が必要だ。
毎年、この季節になると見慣れた大きな幕が張りだされる。それは近くの小学校の道路と校庭の境界に張られたネットに、全国大会出場を知らせる在校児童や卒業生の名前が応援メッセージとともに風に揺らぐ。修学旅行では行けない遠くの地で戦う児童らには大きな励みになると思う。我らが在学のころには思いもつかない変わりようだ。
運動音痴の身、中1の時、軟式庭球を1年間続けた以外は授業での運動だけで対外試合の経験は勿論なし。息子が小学校の時に地域の公会堂で剣道をを習った。試合には父兄が用具や児童の運搬をする。試合は冬季、学校の寒々とした床板に座り応援をしたものだ。参加することに意義ありのチームだったが息子は中3まで続け初段になった。これが我が家の体育歴。
大会出場チームの練習を見る。怒られても褒められても、前者の方が多いがとにかく大きな声を出して応えている。抜けたボールを拾いに走るのは体つきから低学年だろうか、転げても起き上がり声を出している。これが和となって強くなるのだろう。木陰で見守るお母さん方におしゃべりはない。