日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

赤と緑の会話

2022年09月26日 | 地域

 国の改革として多くの事業が民営化された。すぐに思い出せるだけでも国鉄、郵便、煙草、塩、電信電話・・・などいくつもある。市場競争でサービス向上という分かりやすい説明も記憶にあるが、すべてがそうなっていないと思う。ひとつの例。郵便は民営化されてもサービスは一切変わらない、と言うのが時の首相の自信に満ちた答弁は今も耳に残っている。

 しかし、住んでいる地域の郵便局は1872(明治4)年に開設され、地域のために愛された。民営化されて何年か過ぎたころ市内にある大きな局に業務が統合された。肝心の郵便についてはポストへ投函郵便物の集めは回数減、窓口業務の一部は集約局の窓口へなどある。

 電報は全て電話での依頼、公衆電話はスマホに押され大巾な減、ドコモ窓口ではカタカナの説明ばかりに変わった。スマホは便利になったが詐欺メールはますます巧妙になり、報道では高齢の被害者を増やしている。その手先に若者を使っていることが多いとか。煙草は吸わないので分からないが、税金の掛けやすさから簡単に値上げされているように感じる。

 「最近は空腹でしようがない」とポストの赤。「利用者がなく暇で暇でしょうがない」と公衆電話の緑。電波障害やソフトの不具合などが起因する通信断絶の状態が続くとしばらく忙しいと赤と緑が頷き合う。町かどに立つ見慣れた赤と緑のシンボルは、これから先の運命を知ってるのだろうか。

 (今日の575) 通信の進歩に頭おいてかれ
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