日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

モリアオガエル

2024年06月10日 | 自然 季節

 暦の上で今日は入梅。今日からひと月前後のじめじめした日々を梅雨という。沖縄から北上する梅雨前線が遅れて南九州と四国までで梅雨入り宣言はとどまっている。本県も平年より1週間過ぎているが予報では来週になりそう。最近の気候から、やがて北海道にも梅雨入り宣言が出るのでは、そんな気がしている。

 この時期に例年出かけるところがある。と言っても散歩がてらの回り道で横山の紅葉谷公園にある六角亭そばの池。六角亭は碧蹄館(へきていかん)の戦の勲章記念だが、これは別の機会にする。この亭を映す池があり、今は紅葉の柔らかい緑色の葉が池を覆っている。その紅葉の枝先に白い和紙のようなシートに包まれた塊が幾つもある。

 その塊はモリアオガエル(森青蛙)が産み付けた卵塊。孵化するまで卵を守る。産み付けてから1週間から10日で、オタマジャクシの形で水面に落ちる、と教えられた。その瞬間を撮るため長時間三脚をセットする人がいる。いくつかの塊は破けており、池では小さなオタマジャクシがうようよしている。

 卵塊を撮る人からいろいろ教わる。蛙になると城山に登って生息している。この登る時に蛇が構えており最も危険という。コケ類などの下で冬眠し、この季節に山を下り繁殖に備えるという。いつだったか、「撮り続けます」と笑顔で宣言した広島から来た少年はどうしているだろう。

 (今日の575) 卵塊は子孫残せる池の上
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