日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

干支作り

2015年11月18日 | 陶芸


 多くのニュースに接して歓喜しあるいは怒り、また悲しんだりした今年も残すとこ40日あまり、書店には新しい手帳や日記帳類が並ぶ。CMでは早くもお節の予約も始まっている。百貨店やスーパーの歳暮用品特設コーナーもニュースで流れる。景気は回復しているといわれるが実感のないまま年末へ向かっている。私的にも恒例になったあることが始まった。

 「世界で一つだけの作品を作ろう」と誘われて仲間入りした陶芸同好会も年が開ければ8年目に入る。年数は過ごしたが腕前の方は粘土をいじる域から脱していない。それでも月2回の教室を楽しんでいる。これまで年の暮れ近くなると干支作りを心がけてきた。今まで丑から始まって未までの7匹を作った。その出来栄えは世界で確かに一つしかないが世に出せない逸品ならぬひと品として残している。

 来年は12支の中の9番目にあたる申。18歳から選挙権が付与される初年度、どんな1年になるのだろうか。そんなことを思いながら申ねらいでパーツを組み合わせていくが、粘土は思うままにさせてくれないが何とか仕上げ、申いや猿と思って見入るが熊にも見えなくはない。色づけは陶芸用絵具を使って描く。熊にはない愛嬌のある顔を描き猿と思いこむ。

 焼き上がれば透明になる釉薬をつけて干支つくりは終了する。白い釉薬に包まれて表情は見えないが、完成するといい猿顔に変わっていると思う。これから作る干支は順番に酉、戌、亥、子の4個となる。生きていれば子年には傘寿になる、こうして並べてみると干支一巡は結構長く、還暦や古希にはそれなりの意味を感じる。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする