日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

閑散と

2015年11月05日 | 地域


 天高くというが、秋空は澄み渡って高く見え心地よいと会話しながら海抜500メートルの位置で見上げたのは昨日の空、今日は朝からどんより、昼過ぎから予報の通り小雨が降り始めた。所用で出かけて渡る木造の橋錦帯橋がしっとりしていつもより落ち着いた雰囲気は渡る人が少ないせいかもしれない。渡橋券売り場の知人が「今日は閑です」とちょっと嬉しそう。

 公園内の無料駐車場利用者も少ない。城山山頂から山麓駅に着いたロープウェー、たまたまかもしれないが乗客も数名とこれまた少ない。秋の観光シーズンとはいえ週の半ば、曇り空も関係あろうが観光客はまばら。堀に飛来してきた鴨たちは餌を投げ入れてくれる人の近くで争奪戦を展開中。その水掻きの下で鯉がそのおこぼれにあずかっている。ここだけは穏やかな公園の一角で賑わっている。

 錦帯橋横山側のたもとにあるソフトクリーム屋、雨足の天気と少ない人通りに呼び込みの声は聞かれずこちらも静か。観光地は観光客が訪れてなんぼの世界だ。公園の草木や花々だけが頼りでなく集客力ある施設、特に文化的施設の拡充を図らない観光地では、1年を通しての観光誘致はやがて行き詰るとおもう。

 紅葉に黄葉、見ごろには中旬からという。そういえば吉香神社前の銀杏の大木ももう一息という感じだ。その神社前の通りにも人影は見えず、通りにある時代劇映画のセットのような茶店前にも人影なし。これほど静寂、しんとしている公園を歩いたのは初めて、この雰囲気もまた格別だ。
 
コメント
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