日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

バラをいかす

2011年05月09日 | 地域


名勝・錦帯橋そばの吉香公園には幾種類もの花壇がある。桜が遠ざかったあとも牡丹やツツジが咲き訪れる人をたのしませる。菖蒲園も手入れされている。そんな一角に「吉香薔薇園」がある。

この薔薇園は「バラは恋人以上」とうバラ大好きな女性がボランティアで年間を通して手入れされている。今年は土をフカフカにすることに苦労したという。そのかいあって、しかっり育った茎、そこに芽吹いた葉の色つやなどから「最近にない素敵なバラが咲きますよ」と彼女は自信を込めていう。

そんな彼女を悩ませるのは、バラを愛おしく見る人、写真を撮る人などが花壇に入り踏み固めること。少しでもそれを避けるため細く割った竹で周りを囲みたい、とバラ友に相談した。相談を受けた人は竹細工の知人へ、その知人は仲間に呼び掛けた。初めの相談から5日目の朝、10数人が集まり半日かかりで完成させた。

16面の花壇は千本ほどの細く割った竹を半円状差しこんだ。竹垣が主のバラをいかしている。作業を終えた仲間の顔、バラ好きな彼女の満足そうな顔にほっとした。「私は薔薇を育ててるんじゃなくて手助けしているだけ。そして私の生きることを手助けしてもらってる」と彼女は書いている。

天気にもよるが、今月の中旬ころからが見ごろになるという。バラ好きボランティアさんの丹精込めた一輪一輪を楽しみに待つ。

(写真:バラをいかす竹垣に喜ぶ一輪)
コメント (8)
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