日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

よみがえれ美竹林

2010年10月14日 | 町かど
           

「名勝錦帯橋近くの錦川沿岸竹林は、かって、京都の嵯峨野・岐阜県の揖斐川とともに、日本三大美竹林として称されていましたが、近年放置され、竹藪化しています」と、美竹林ボランティア錦川の掲示が立ている。

この竹林は毎日のウオーキングのコース沿いにある。古い竹は気ままな方向へ折れ、雑草は伸びるに任せ、蔓は竹も雑草もお構いなしにひと括りにしているなど、まさに荒廃という様相だった。春の竹の子も伸び放題、陽射しが入り込む余地のないほど混んでいた。

ボランティア錦川は「竹林を整備し、美竹林として再生するとともに、竹林内にある古道の再生と竹垣を設置することにより、名勝錦帯橋に見合う景観・歴史資源・市民の癒しの場として広く利用される竹林とする」活動を起こされた。

あの荒れ果てていた竹林は徐々に生き返り、手入れされた地面に陽射しが届いている。竹の葉を通り抜けた月の光が幻想的な模様を描き、笹の葉が風に揺れるとその模様が舞っているようにも見える。ここ数年ですっかり変わった。

丁寧に作られた竹垣の道を歩くと、岩国藩士の一団がやって来そうな雰囲気へタイムスリップしそうになる。茶店でもあるとその雰囲気はをもっとかもし出すかもしれない。この竹林では茶会が催されることがある。1度その味を味わってみたい。

(写真:岩国藩時代へ通じそうな竹垣の道)
コメント (6)
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