日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雲の形

2010年10月18日 | 自然 季節
           

秋の澄んだ空、そこに漂う白い雲の写真、そして秋へのいろいろな想いがブログで紹介されている。みなさんいい秋に出会われている。閉じこもっていては出会えない、と散歩に出た。

手を伸ばして親指を立てる。浮かんでいる雲がその指先からはみ出ていたらひつじ雲、小さかったらいわし雲、そんなにわか仕込みの見分け方を頼りに出かける。白いけれどどちらにも当たらない風呂敷を広げたような雲ばかりが流れている。

雲の形は風まかせ、地上からではどうしようもない。いい形に出会えたら幸いと、悟ったような風をしながらも秋空が気になり何度も見上げる。歩いては見上げるをくりかえす。

何度目か「これはいかがですか」、と石膏で作った人形のような顔が見える。モンスター面の黒い雲はみているが、こんな人面は面白い。あわてて数回シャッターを押すうちに人形は姿を変えた。願いが通じたような変わった雲の形に感謝した。

パソコンへとり込んで見直した。高齢男性の横顔のようでもある。犬が泳いでいるようでもある。ひとの顔がこちらを向いているようでもある。TVマンガに登場する子どもの主人公のようでもある。世の中、自分流に解釈すれば好き勝手が出来る。それを戒めるような白い変形雲だった。

(写真:初めは人面と思った雲の形)
コメント (10)
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