日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

実りの秋だが

2010年10月16日 | 生活・ニュース
           

夏の異常気象でキノコ類の生育がものすごくいいと評判になっている。道の駅など直売所での売り上げも伸びているという。それを追っかけるように毒キノコによる中毒発生が大きく報道されている。素人では見分けがつかないらしい。

「図鑑で勉強しただけでは毒キノコは見分けられません」とキノコ狩り参加者の感想があった。だからお店のものなら安心と秋を味わったら食べてはいけないキノコだった、ではたまらない。

松茸はキノコと違ってまだ豊富に出回っていない。というのは中国やアメリカ産は見かけるが、地物はスパーに並んでいない。雨も降ったので期待できるという人もあるが、庶民の口へはなかなか入らない。木の子ご飯へ松茸の吸い物の素を加えて焚くと、いい香りになります。

柿や栗は渋さを避ければ安心して食べれる。その柿も今年は裏作という。近所でいつも鈴なりの木にわずかしか実が見えない。栗も山中で野生の生き物の餌になっているとか。実りの秋、何が狂っているのだろう。

角を曲がったら栗のイガが見えた。「おっ、落ちている、実があるか」とちょっと小走りに駆け寄った。「残念でした」と栗のイガは口を開けて笑っていた。収穫なし。近くでは銀杏を拾う人も多い。ミカンも店頭に並び始めたが、猛暑と水不足で収穫量が心配されている。今年の味は、まだ仏壇に供わっている。

(写真:来るのが遅いと笑っている栗のイガたち)
コメント (6)
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