日々のことを徒然に

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つわぶきが戻った

2010年10月22日 | 生活・ニュース
           

今年の夏は酷暑や猛暑が繰り返し繰り返し使われた。暑いを超えて熱いとしたためた暑中見舞いもあった。収穫の秋なのに米の品質低下が大きな問題になっている。1等米が激減、収穫の多くが3等米という地域や農家も多いという。また新米が昨年産米より安く米農家の苦悩は大きい。

暑さは米だけでなく野菜も果実も花など、農家の手をわずらわせる作物全てにその品質と収量に痛手をみまわった。自然との共存する農業の難しさを改めて教えられたこの夏だった。

狭い庭につわぶきを植えて何回目かの夏を迎えた。真夏のころから葉色が黒ずみ始め、その葉を支える葉柄も色を失いながら寝そべり、朽ちていった。3ヵ所とも申し合わせたように同じ状態になった。人の世界の熱中症を真似たかと、朝夕の水はたっぷり与えた。

暑さが終わるころ、つわぶき全部が朽ち果てた。その朽ちた葉を除きながらも水は与え続けた。秋らしくなり始めたら新しい葉が姿を表わし、背も伸び始め、つわぶきらしくなってきた。花茎が伸び花を咲かせる準備も始まった。

つわぶきも暑かったのだろうが地面下には次へつなぐ茎を生き残していた。厳しい環境下でも子孫へつなぐDNA、もうすぐ数センくらいの黄色い花に姿を変える。すると少し肌寒さが増してくる。晩秋の近いことを教えてくれる。戻ってくれてほっとしている。

(写真:戻ってきた斑入りのつわぶき)

コメント (2)
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