お茶でいえば初釜にあたる今年初の陶芸教室は、年頭の挨拶に続いて「今日は自由課題、来月の作品展に向けての作品を造ろう」ということで、作品展向けの創作を始めた。
教室へ仲間入りして1年。作品の出来栄えは別にして教室に慣れてきた。しゃべりながら手を動かすこともでき始めた。小道具の使い方もなんとなくでき始めた。だが、イメージした形ちにならないという大きな課題を積み残したまま2年目に入った。
昨年は形を造ったということではなく、そんな形になってしまったというのが正直な感想。今年は小さくても大きくてもこの障害を少しでも越えれる、そんな心意気で望もう、と1キロの粘土をこね始める。
心意気が姿形ちになれば苦労は無いが、今日も思いだけが駆けていった。そんな作品になったが「削って削って形を整える」ことを心掛けた。削るための造り方、自分なり工夫してみた。これは次から活かせる、自分で自分に言い聞かせた。
陶芸を10年続けられているグループの作品が展示さえている。あと9年したら立派な作品、観てもらえる作品になる、そんなことを話しながら帰りのバスに乗る。
(写真:素焼きを待つ今年の初作品の1部)