民数記 15章1−21節
「みことばの光」は「民数記」に戻りました。きょうの箇所は、ささげ物について、神が荒野を旅するイスラエルの人々にお与えになった命令です。「みことばの光」が書くように、動物のささげ物に添えるのは、小麦粉とぶどう酒、それに油です。これらは彼らがまだ手にしていないものであり、約束の地カナンに定住して収穫物を得て初めてささげるものなのです。ですから、ここでの戒めの実行はかなり先になるのです。
ここに見られる細やかな規定を読んで思ったのは、今風にいえば、「生活設計」ということになるのでしょうか。生活をしていくためにはものやお金が必要です。そのために、人は働いて収穫し、報酬を得ます。それは、もう何度も聞かされたことでしょうが、自分の労働の実であるとともに、神の恵みによるものです。
収穫物、家畜を神にささげるというのは、簡単にできることではなかったと思います。しかし、神は彼らに生活設計の基本に神にささげることがあるとおっしゃっているのです。
そんな折り、きのうは二人で献金のことを話しました。収穫の初物は神のものだから、まず神にささげる、というよりもお返しする、という基本について了解し合えるのはありがたいことです。