みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

ますます……

2016年02月02日 | テサロニケ第一

テサロニケ人への手紙第一 4章

 二三輪だったのが、数日のうちに絨毯のように! 風は強いですが暖かな一日でした。

 4章ではこの手紙の終わりにあたり、パウロがテサロニケ教会に与えたいくつかの勧めが書いてあります。「みことばの光」がまとめているように、パウロはここで、自分のからだを聖く保つこと、兄弟愛をますます実践すること、そして眠った人のことで悲しみに沈むことなく再臨を待つようにと勧めています。特に、苦難の中に誕生し、成長したテサロニケの教会は、主イエスが再びおいでになる(再臨)のを熱心に待っていたということでも知られています。

 主がまもなくおいでになるという約束は、どれほどこの教会を慰め力づけたことでしょう。けれども、熱心に主の再臨を待つあまり、中には、キリストがおいでになる前に死んだ人たちはどうなるのだろうかとの疑問を持つ人々もありました。パウロは悲しみに沈む人たちに、主イエスの再臨の際に何が起こるのかを詳しく書いています。

 きょうの「考えよう」は「信仰生活における現状維持の危険性に気づいているだろうか」というものでした。きょうの箇所にも「ますます…」ということばが二度用いられています。「完全になったのでこれでよい」ということはないのです。日々聖書を読み続けるということ自体が、現状維持の危険性から自分を守ることなのだと言えます。そのような意味で教会が成長することを、楽しみにしつつ祈ります。


2011-2024 © Hiroshi Yabuki