霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

育苗機

2007-03-26 19:17:33 | 
水稲の育苗を受託している関係で、お客様が希望する田植えの日に納品できるように準備しなければならない。
それに対応できるように毎年育苗機を使って発芽を促進している。
今月末の種蒔きに備えて、育苗機をチェックしたら肝心のヒーターが働かない。
昨年、修理したばかりだったので少し慌ててしまった。

JAとも相談し再度の修理も考えたが、受託していることを考慮すると危ない橋は渡れないので、思い切って新しいものに更改することにした。
予定外の大きな出費となるが、20年以上も使った代物らしいので既に減価償却済みで十分にその役割を果たしたものといえる。

直ぐにメーカに発注して貰ったが、納品は種を蒔く当日までかかるという。
冷や汗もののギリギリセーフとなった。



昨日あたりから大分春めいた陽気となって来て、庭の紅梅も花を開き始めた。

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何も無い春

2007-03-25 19:55:15 | 野菜
「何も無い春」は襟裳岬の専売特許ではない。
育苗のためにハウスの野菜が片付けられると、暫くの間、出荷用は勿論のこと自家用の青物野菜も無くなる。
意外な気もするが毎年のことで、露地もののホウレンソウが収穫できる4月末までは、白菜や大根等の貯蔵している野菜で凌ぐことになる。
でも、それではあまりにも食卓が寂しくなるので、オバサンはハウスの青物野菜の一部を冷凍保存しておき、小出しに食べる算段をしている。



長いこと葉を落としていた雑木林も、4月末の芽吹きに向かって日毎に色を変えて行く。
明日からは種蒔き等の準備で本格的な繁忙時期を迎えるので、景色の微妙な変化をゆっくりと眺める時間は無くなるかもしれない。
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ボケ老人

2007-03-24 17:29:28 | 生活
たまたま三日連続で呑み会が続くことになった。
サラリーマン時代であれば連日の呑み会は日常茶飯事だったが、農業専従となってからは呑み会そのものが滅多に無い平和な日々が続いていた。

昨日は、退職してから悠々自適の生活をしている市内在住の有志で近況を語り合う「情報交換会」を開催した。
気持ち良く酔っ払った幹事役のオジサンは、終わった後の会計の時に簡単な割り算を誤るチョンボを犯し会費を多く集めてしまった。

それに気付いたのは今朝になってから。
早速メールや電話でお詫びをし、別途「もち米+旬の生シイタケ」の現物を配達することで了解をお願いした。
転んでもタダで起きず、チョンボを「売上げ増」に転化する図々しさは立派というしかない。
昨年の呑み会で採りたてのシイタケを焼いてご馳走した時に、喜んでくれたメンバーなのでこの宅配は歓迎してくれるものと思っている。

それで一安心と思ったら次のチョンボが待っていた。
今日は朝からバックホーの「安全講習会」に参加することになっていたが、アルコール漬けとなった記憶装置からは、その信号が出て来なかった。
いつもの通り仕事をしていたら、11時近くになってバアチャンが気付いてくれ、大慌てで出かけた。
大幅遅刻となったものの、何とか無事に終えることができホッとした。
一万円という高額な受講料を前納していたので、無駄にする訳には行かない。

殊勲のバアチャンには「食べたい」と言っていたタイ焼きをお土産に買って帰り、感謝の意を表した。



種籾を水に漬けて芽出しの準備。
この方法も改善課題の一つとなっている。
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潅水工事

2007-03-23 13:33:34 | 
昨年秋に新設したビニールハウスに潅水設備を取り付ける工事を行った。
時代遅れのやり方かもしれないと疑問に思いつつも、既存のハウスと同様のやり方で水道管を延長し、ハウス内のゴムホースに接続するまでを行った。
初めてなので見よう見まねの失敗の連続となったが、何とか午前中に終えることができホッとした。



今の潅水方法がベストでないと知りつつも、まずは既存の方法をマスターしたうえで、機会を捉えて改善して行こうと思っている。
一度に改善しようとすると稼働とコストのダブルパンチで身が持たない。

五棟となったハウスの潅水用の水は、近くにある堤から高低差を利用して100m程の距離をパイプでハウスの側まで誘導している。
そこから各ハウスへは電気ポンプを利用する。
来月の中旬からは各ハウスに敷き詰められた稲の苗に毎日潅水する仕事が待っている。


[各ハウスに残っている野菜は今月中にすべて片付けられる]

数日前、仕事の合間を縫ってバッケ採りに出かけた時、今年始めてウグイスの鳴き声を聞いた。
寒いながらも春が着実に近づいていることを実感できて嬉しかった。
「余計な心配はするな。寒ければ寒いなりに生きていけばよいのだ。」とウグイスに激励されたような気がした。

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ジャガイモ植え

2007-03-22 18:14:33 | 野菜
牧草地となっていた場所を畑にすることで昨年の秋から準備を始め、苦土石灰、堆肥、EMボカシ、クンタン等を撒く度に繰り返しトクラターで耕していた。
畑の一部には、既にラッキョウと玉ネギが植え付けてある。
昨日は、その畑のメインとなるジャガイモを植えた。
最近、雪混じりの寒い日が続いたため昨年よりも数日遅い植え付けとなった。

今までは種芋の切った面を土に伏せていたが、南房総で有機農業に取り組んでいる「鳥飼うなうさん」のブログで、上向きに置いた方が良いことを知ったので、早速その方法を採用してみた。

30cm間隔に置いた種芋にクンタンを一握り被せてから鍬を使って土を被せ、一畝毎にそれを繰り返した。。
「うなう」さんは管理機を使って畝立てしているようなので、来年からは畝幅をもっと広く取り管理機を活用できるようにしたいと考えている。
今までは畑が少なかったので畝幅をあまり取らなかったが、休耕田や新たな転作田も畑にすることにしたので、余裕を持った作付けが可能となった。



昨年は原野化していた休耕田を耕し予想もせぬ美味しい里芋を収穫できたので、今年も「柳の下のドジョウ」を狙うつもりでいる。

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