霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

真湯温泉

2008-01-31 20:20:22 | 家族
六日おきに「休日」となる息子の労働力を頼りに、「オートサイド」を使って土オロシを行った。
息子の仕事は「日勤」「夜勤」「夜勤」「夜勤」という変則勤務。
「夜勤」は18時から翌朝の8時30分(内二時間の仮眠時間あり)までの勤務で、それが三日も続くというのは多分労基法の定めをかなり逸脱しているはず。

健康を害する可能性が高いので「休日」とはいえあまり無理はさせられない。
午後の三時間に限定して切り上げ、本人の希望で栗駒山中腹にあるいつもの「真湯温泉」に出かけた。
手前にも何ヶ所か温泉があるが、森林組合で運営している真湯温泉は午後五時過ぎると僅か200円で入浴できるのが魅力。

行く途中の車の中で、「温泉入浴中のネクタイ美でも写してブログに公開するか」などと軽口を叩いていが、着いた時の寒さと雪の多さに驚いてカメラを車中に置き忘れてしまった。

年寄りみたいに長風呂の息子に合わせるため、ストレッチをしたりして右膝のケアをしながらゆっくりと温泉気分を味わった。



先日、写真を紹介できなかった「オートサイド」(自動砕土機)。



側を取り除いた写真。
右から入れた土の塊が、回転する円筒形の中で砕かれ穴から落ちて来る。
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デンボク

2008-01-30 18:38:40 | 野菜
昨夜の「中山間」の役員会に引き続き、今日の午前は営農相談会、そして午後は「放牧サミット」と会議や説明会が続いた。
営農相談会はいつもオバサンが参加していたが、右膝が曲がらず足を引きずっている「オジンサが参加すべし」とのオバサンの英断があった。
結果的に汗をかかない一日を過ごしてしまったが、膝の回復には大いに貢献したようだ。

最後の「放牧サミット」は、休耕田や耕作放棄地にデンボクを利用して放牧を促進すための説明会だった。
輸入飼料の高騰や休耕田の増加という社会環境の変化に対応でき反当り収入が米の四倍になるということで、県の普及センターでも重点取り組み分野として力を注いでおり、実績も右肩上がりとなっている。

しかし、この説明会に参加したのは放牧のためではなく、デンボクについての最新情報を得たいがためだった。
新しい借地を畑にして大豆やトウモロコシを栽培する予定なので、その際の獣害対策として大規模にデンボクを活用する予定にしていた。
説明会で期待どおりの情報が入手でき、満足できる半日となった。

酪農農家と現場で一緒に取り組んで来た普及センター職員の「役人らしからぬ」情熱溢れた説得力ある説明にも感心させられた。
今まで農業を知らない役人が日本の「ノー政」をつかさどって来たが、彼らのような現場に精通した役人がどんどん育って欲しいものと願っている。



家の前の畑でも以前からデンボクを利用しているが、先日のオートサイドと同様にどのような字を書くのかずっと疑問に思っていた。
それが「電気牧柵」の略であることを知ったのはつい最近のことである。
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誕生祝い

2008-01-29 20:59:22 | 家族
一人暮らしをしている実家の母が84歳の誕生日を迎えた。
お祝いに「三たて」の蕎麦をご馳走することにした。
折角作るので市内に住んでいる叔母達にも「冥土の土産に美味しい挽きたての蕎麦をご馳走するよ」との殺し文句で来て貰った。
勿論バースディケーキも用意したのだが、「蕎麦だけのお祝い会では寂し過ぎる」とオバサンがお煮漬けやお吸い物等もさりげなく用意してくれた。
  
自信有り気に誘っておきながら出来上がりに一抹の不安もあったが、昨日に引き続き美味しい蕎麦となり、皆が喜んでくれたのでチョッピリ自信が持てた。



蕎麦を挽いてから茹で上がるまでに二時間ぐらいかかる。
先日悪化させた右膝を庇いながらの連日の立ち仕事は結構な負担となった。
でも、こんな道楽ができるのも冬場なればこそ。
農繁期に入ると時間が取れなくなるので、今年の新蕎麦収穫前に在庫を消化できるかどうか怪しくなって来た。
予約注文形式で「挽き立ての蕎麦粉」を産直に出荷することも検討したいと思っている。 
コメント (5)
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電動石臼機

2008-01-28 21:14:23 | 趣味
蕎麦打ちの教科書等は沢山あるが、蕎麦の挽き方について説明しているものは少ない。
挽き立ての蕎麦を楽しむために昨年の秋に電動石臼機を15万円余りかけて購入したが、取り扱い説明書にも詳しいことが書いていなかったため上手く使いこなせずいた。

何度目の挑戦かは忘れたが、今日はすんなりと挽くことができた。
長いこと「手打ち蕎麦」の前段階で苦労して来たが、コツも覚えたので泥沼からようやく脱出できそうだ。



挽き方が上手く行ったためか、今日の蕎麦は殊のほか美味で家族の評判も上々だった。
あとはオジサンの「蕎麦打ち」の腕前が上がれば、来客者にも自信を持って勧められるかもしれない。



「三たての蕎麦」が美味しいという話しは何度も耳にしていた。
しかし、その違いがどの程度のものかは未確認だった。
たまたま挽き立てではない蕎麦を食べる機会もあり、その違いに驚いた。
挽き立ての蕎麦には、食べた時に「美味い」と叫びたくなるような旨味があるようだ。

食べ較べてみると「三たての蕎麦」が珍重される理由が十分に理解できる。
コメント (6)
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365歳バレーボール大会

2008-01-27 19:00:31 | 趣味
今年で30回目を迎える厳美地区体協のバレーボール大会が開催された。
常時女性が三人以上入りかつ選手9人の合計年令が365歳以上であることが要件のユニークな大会。
ネットの高さも2.4mと一般の九人制よりも高く設定してある。

我々夫婦は転勤で遠くで暮す時もあったが、一番楽しみな大会として10回目ぐらいから毎回参加している。
最初の頃は未だ若かったので、オバサンがセッターでオジサンがアタッカーというゴールデンコンビ(?)で何度か優勝もしていた。

「あれから二十年…」
今年、オバサンは「引退宣言」をしているし、オジサンは二週間前から膝痛で練習もできない状態だったので、持ち前の「燃える闘魂」も消え失せ応援に回るつもりでいた。
ところが試合開始時間になってもメンバーが揃わず、二人とも出場する破目になってしまった。

それでも組合せに恵まれたこともあり最初の二試合をフルセットの末の逆転勝利をおさめ、決勝まで進出できたのは幸運だった。
結果的に準優勝と望外の好成績となったが、個人的には不満の残る試合内容となった。
アタックを打ってもミスが多くクリーンヒットもせず、レシーブに回っても膝がブレーキをかけ片肺飛行みたいな緩慢な動きとなりモドカシサばかりが残った。

昨年は、全盛期を彷彿とさせるような会心のアタックが何本かあり大満足だったのに、今年は「見る影も無い」といった状況。
いつもの年ならこの「悔しさ」を来年に向けた「闘志」に転化させるところだが、歳や体調のことを考えるとオバサンのように「引退宣言」をすることも視野に入れなければならないと思った。
いずれにせよ、結果はどうであれ十分な練習を積んだ上で試合に臨むのがオジサンのボリシイ。
そのポリシイに反することだけは避けたいものと思っている。



振り返って見ると、大学でバレーボール部に所属していた長女が卒業した後の数年が霜後地区は一番強かったように思える。
当時は、娘がレシーブの要になりオジサンのパワフルなアタックも健在で、バアチャン達も応援に駆けつけ金切り声を挙げて大声援を送ってくれていた。

そういえば、今年は他の地区も若手の参加が少なかったし、応援部隊も少なかった。
1月上旬に開催していたこの大会が下旬に移行したことが影響しているのかもしれないが、ここにも世の「栄枯盛衰」の一端を見る思いがした。
コメント (9)
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