霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

カメムシ対策

2009-07-31 21:28:49 | 
順調に行けば八月に入ると稲の穂が出始める。
その時期に畦道等の草刈りをすると雑草に棲んでいるカメムシを稲の穂に追いやることになるので、草刈りは七月末(今日)までに済ませることにしている。

とはいうものの短期間で全部の草刈りを済ませることは不可能なので、比較的雑草の少ない所は九月まで刈り取りを我慢するしかない。



カメムシの食害がある米は斑点ができ、その斑点米の数が米の等級判定に直接影響を及ぼす。
(斑点米が約千粒中に一粒以下が一等米で、三粒までが二等米とのこと)
そのため収穫一ヶ月前にカメムシ防除の農薬を撒布する農家が多い。
JAでは「地域全体で撒布すると効果が大きい」と集団撒布を積極的に推進している。

我が家では以前からカメムシ防除の農薬散布をしていない。
それでも自家用米は勿論のこと販売分でも「見た目」を意識したとしても特に支障のあるレベルではない。

消費者も実態を知った場合は、収穫一ヶ月前に農薬をかけた米は選ばないのではないかという気がする。

その意味では斑点米を問題視するのは「消費者ニーズではなく販売者ニーズ」の色合いが濃いように思えるし、もっと穿った見方をすれば「農薬メーカーとJAの陰謀ではないか」という気さえして来る。
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ニンジン

2009-07-30 21:03:14 | 野菜
ニンジンは年間を通して需要のある野菜。
産直でも供給過多となるのはホンの一時期だけで、あとは供給が追いつかない状況が常態化している。

そんな需給状況に着眼した訳でもないがオバサンは昨年からニンジンに力を入れ始めた。
「ニンジンのような色付き野菜は食卓を華やかにするだけでなく元気をくれる」というのがオバサンの持論。



今年は最初に蒔いた種は雨不足の影響で芽を出さなかったが、その後に何段階かに分けて蒔いた分は順調に生育している。
先日、初収穫したニンジンをキュウリと一緒に千切りにして和風サラダで食べたが、「甘味があって美味しい」と家族の評判も上々だった。



今朝から「新鮮館おおまち」に出荷を始めたが、店頭に並べる準備をしていた時に「つー助さん」から「非常にいい色の立派なニンジンだ」とお褒めの言葉を頂戴した。
野菜作りの指南役である「つー助さん」の言葉に意を強くしたオバサンは明日の出荷に向けていそいそと準備を始めた。
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ペタット

2009-07-29 19:06:14 | 野菜
野菜に付くコナジラミ、アブラムシ等の害虫をハエトリリボンのような機能で防除する「ペタット」なるものを今年から利用している。

虫が好む黄色と青の二種類あるが最初は黄色のみを吊るしていたが、害虫の被害に遭っているトマトを診た「つー助さん」のアドバイスにより青色のペタットも追加で吊るし始めた。

「こんなに虫が居たのか」と驚くぐらいの沢山の虫が張り付いている。
もっと早くから使用していれば被害を少なく出来たに違いない。



「農薬を使わずに育てています」が問題となった厳美の「道の駅」のPOP騒動は、結局、理事会の議題として審議されることは無かったらしい。

結果的に単なる「空騒ぎ」で終ったことになるが、何とも人騒がせな「空騒ぎ」であった。
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支柱

2009-07-28 22:10:02 | 野菜
野菜の支柱はこれまでは竹やハウス資材の利活用で凌いでいた。
しかし、コストはかからないものの設置に時間がかかり過ぎることから専用の支柱を利用することに改めた。

流石に「そのための資材」だけあって簡単に設置できて非常に便利だった。
今回はインゲンだがこれからはスナックエンドウやキュウリにも活用したいと思っている。



予報は朝から一日中雨で降水確率は80%ということだったが、見事に外れて時々日の差す良い天気となった。
こんな「ハズレ」は大歓迎で、そのお陰で今日は仕事が捗った。



ようやく衆議院が解散された。
さほど難しい読みとも思えない漢字さえ読めなかった麻生総理だったが、「漢字の読みの理解不足」は氷山の一角で、国の機構の基本にかかわる部分についての理解不足も目立つ大変な人だった。
そんな人間に「国の行く末を決める的確な判断」など望むべくもないと思っていた。

それと同時に、人材が豊富と思われる第一党のトップに「何故こんな人間が選ばれたのか」という疑問も生じて来る。
本来は途中で篩い落とされるべき人間がトップまで上り詰められたということは、当選回数を金科玉条の如く尊重して来たことの弊害と自民党の体質が既に健全な組織の体を成していないことの証明のような気がしてならない。
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雨続き

2009-07-27 17:51:46 | 天気
毎日毎日雨続きで本当に気が滅入ってしまう。
雨が上がって「少し畑が乾くかも…」と期待しても、その数時間後にまた降り出してガッカリさせられることの繰り返しとなっている。

北国の人間は積雪の中でじっと春を待つしかないので「忍耐強くなる」と言われているが、年に二回も長期間の「忍耐」を強いられるのは想定外だつた。

今日も四時半過ぎから雷の伴った強い雨となり、畑仕事をしていたオバサンも畦道の草刈りをしていたオジサンも途中で避難せざるを得なかった。

中途半端な時間帯だったが雨が止む気配も無かったので、今日の仕事は早々に「打ち止め」を宣言した。



(鶏舎の建物を利用した棚でもカボチャを作っている。雑草の心配も無く育ちも良好で既に食卓にも並んでいる。)

朝の産直の帰り道で予期せぬ方から「ドブロク」を頂戴した。
「その道の名人」が作った一品だという。

今日の仕事が早目に終わったのは文字通り「天の助け」。
まずはビールで喉の渇きを癒してから「萩荘産の銘酒」をジックリと味わい、久し振りに「天国」に行こうかと思っている。
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