霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

鬼の目に涙

2014-09-30 21:04:38 | 
「新鮮館おおまち」で枝豆ファンのお客様から「来週開催される同級会に枝豆を持って
行って皆にご馳走したいので試食したい」とのリクエストがあったのは先週のこと。
先週の「秘伝」は未だ収穫適期に達していなかったが、特別扱いで進んでいる枝を選ん
で収穫し翌日店に届けていた。

その同級会が昨日開催され、お客様が持参した「秘伝」を食べたクラスメイト達から
「こんな美味しい枝豆を食べたのは初めて」と絶賛され、お客様も大満足だったという。

今朝の「新鮮館おおまち」で店員のH女史からそんな嬉しい報告を受けた。
「偏屈者で一匹狼のクレーマー」を自認する身ながらこの種の話しには滅法弱い。
思わず目をウルウルさせながら「涙がこぼれそうな話しですね~」と言葉を返したが、
その顔を見たH女史は「ヤダー、泣かないでョー」。



生産部長は、夫が稲刈りをする雄姿を撮ることも無く近くの畑で大きなサツマイモを
掘り起し歓声を挙げていた。
自家消費オンリーには勿体ないような大物が顔を出していた。

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稲刈り

2014-09-29 20:27:27 | 
これほど倒伏が多い田んぼの稲刈りは初めてのこと。
それでも田んぼが乾いていれば大丈夫だったが、倒伏と湿地が重なる場所では
コンバインが何度かエンストするような大きな負荷がかかって難儀した。



幸い天気は明日以降も好天が続くようなので「次の雨が降る前に終わらせたい。」
と思ってはいる。
スケジュール的には既に無理な状況になってはいるが・・・。
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モチ米

2014-09-28 21:54:15 | 
モチ米は早く「田植え」をして遅く「稲刈り」をするのが一般的。
昨日、「道の駅」でお客様から「餅米は無いの?」と声を掛けられた。
「未だ稲刈りも終わっていないので来月上旬になります」と答えたら、「ここはモチ米が
安いからわざわざ買いに来たのに・・・」と残念がられた。
 
餅米400円/kg は確かに安く、他の産直等では500~550円が一般的のようだ。
敢えて値下げの先鞭を切ったのは「いずれ価格が安くなる前にお客様を囲い込む」狙いが
あった。
その思惑通りに口コミのPR効果が徐々に浸透し、早々の「完売」に繋がったと思われる。



今まで一度も店の在庫を切らしたことが無かったので「供給責任」を問われそうだ。
ウルチ米の「米作り」を後回しにして餅米の稲刈りを急いだのはそんな事情があった。
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トラブル続き

2014-09-27 21:25:51 | 
産直への餅米供給が一月以上も停止したのは初めてこと。
今年は前年を上回る備蓄を抱えたのだったが予想を上回る売れ行きとなり先月末で
完売となってしまった。
そんなことからウルチ米の稲刈りを早く済ませ餅米に移りたかったため「雨の翌日
の稲刈り」には多少の無理は付き物と割り切ったつもりだった。

しかし、その割り切りが功を奏さない田んぼが終盤で待っていた。
ぬかるみに嵌りコンバインが動けなくなり、しかもその脱出に時間がかかり予定が
完全に狂ってしまった。

その翌日の今日は籾摺り調製機がスタート時点からトラブリ午前中は仕事にならず
予定は更に遅れ贈れとなった。



ウルチ米から餅米に移るにはコンバインと乾燥機を掃除して米が混入を防がなけれ
ばならない。
機械と油に関しては息子に頼って任せている。
タイミング良く「休み」だったので早速取り掛かって貰った。
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「秘伝」

2014-09-26 19:50:34 | 
「庄内三号」「庄内五号」「庄内七号」と続いた茶豆の収穫は昨日で終わった。
七号はまだ若干畑に残っているが枝豆としての収穫適期を過ぎてしまったので残りは大豆として
活用することにしている。

「美味しい枝豆シリーズ」の真打ちとして登場するのは今年も「秘伝」。
「枝豆の王様」とか「まぼろしの枝豆」と呼ばれる「秘伝」は佐藤政行種苗が開発した岩手生ま
れの全国ブランド品種。


 
大豆としても最高級だが作るのが難しく、我が家でも一部の畑で何回か収穫がゼロの苦杯を
喫している。
その失敗から得たノウハウを生かし今年は二カ所の畑のどちらも順調な生育となっていて、
いよいよ本格的な収穫が始まる。



「秘伝」は種代が高いこともあって販売価格はこれまでの枝豆よりも少し高めの設定となる。
「枝豆を食べたいけど年金生活なので出費は極力抑えたい」というお客様のためには、昔から
作り続けていてファンも多い「かおり豆」を併せて店頭に並べるつもりでいる。




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