霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

土オロシ

2013-02-28 22:05:02 | 
二月は寒さと雪と介護で明け暮れたような月だった。
このまま三月を迎えるのは少し気が引けるので、申し訳程度に農作業を二時間程行った。

通称「土オロシ」は冬場の大きな仕事の一つだったが、今年から受託育苗事業から撤退
したので自家用分だけ準備すればいいことになった。
それでもそろそろ始めないと間に合わなくなる。

久し振りの肉体労働に少し戸惑ったが、春に向けて徐々に身体を馴らしていかなければ
ならない。



土オロシで利用している器械にはオートサイドと名前が貼り付けられている。
右から入った土の塊が砕かれて脇から排出され、砕けなかった塊は左側に排出される。
自動的にサイドから出てくるからオートサイドかと思っていたが、それは大きな誤解で、
実は「自動砕土器」の意味と気付くまで数年を要した。

こんな誤解は別に農業に限らない。
誤解したまま何かの機会に大恥をかくことを何度も経験している。
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災害対策

2013-02-27 19:15:18 | 自然
いつも共感できるコラムを書く毎日新聞の山田孝男専門編集委員が25日の朝刊「風知草」で
防災学者の片田敏孝・群馬大教授のコメントを紹介していた。

大自然の脅威は常に想定を裏切るものだ。大津波は防潮堤をやすやす越える。いくらカサ上げ
しても越える。海底からの高さ70メートル、総工費1200億円超でギネスブックに載った岩手県
釜石市の湾口防波堤も、一昨年の大津波で決裂した。
ハザードマップ(浸水想定区域図)の過信が良くない。マップは過去の被災の目安に過ぎない。
区域外だからと逃げずに落命したケースが多い。
まず、人は災害時にどれほど無力かを知ることだ。その時どう行動すべきか、深く学べ。役所に
指図されなければ動かぬ行政依存、過保護を断て。自分の命は自ら守るものだ。
災害を乗り越えた先人は自立していた。津波てんでんこ(肉親にも構わず、てんでんバラバラに
逃げよ)の実践は、家族相互の深い信頼と、幼子に至るまで、生き延びようとする自覚がなけれ
ば成り立たぬ。この教訓は津波に限らず、すべての大災害に当てはまる・・・。


(久し振りに寒さが緩んだ。午後になると日当たりのいい道路は雪が解けて路面が顔を出した。)

「想定外の自然災害は必ず起きる」のは自明の理。
だとすれば想定外の災害が起きても「絶対事故を起こしてはならない原発」を推進することなど
到底できないはず。
そんなイロハが分っていながら原発を推進しようとする政党を支持する訳には行かない。
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退院

2013-02-26 22:01:43 | 家族
バアチャンが退院した。
ケアマネさんから車椅子のまま乗車できる「福祉タクシー」を手配して貰い、午後の二時前に
自宅に戻った。
スロープを降りながら懐かしい我が家が見えた瞬間、バアチャンの顔が一瞬輝いたように見
えた。

12月15日に緊急入院してから二カ月余りは暖房完備の入院生活が続いていた。
自宅に戻っても寒くないように床暖房と電気ストーブで部屋を温めて迎え入れたつもりだったが、
バアチャンの身体には「冷房完備」でしかなかった。
「寒い、寒い」を連発したので湯たんぽや電気毛布も追加することになった。



夜は久し振りに大好きなNHKの歌謡ショウを観てご満悦で、ベットに横たわっていても入院中に
は見ることが出来なかったキリリとしたいい顔になっていた。

「ハアチャン、家に戻って来て良かったか?」と聞くまでもない愚問を発したら「ハイ」と素直な答え
が返って来た。
病に伏しても決して偉ぶることのない謙虚な姿勢を維持するバアチャンに改めて頭が下がる思
いがした。
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生前贈与

2013-02-25 19:38:24 | 経営
いわゆる「生前贈与」でジイチャン名義の田畑や山林の登記名義を変更することにした。

農家の土地の名義変更は簡単ではない。
小さいながらも筆数が多いし、市役所が発行する資産証明書に掲載されていない土地があったりする
ので、まずは「現状把握」からスタートしなければならなかった。
(お蔭で今まで把握できていなかった二筆の山林の発見につながったりもしたが・・・)

現状把握が済むと必要書類を整えて登記申請となるが、登記申請は家屋調査士の資格を有しその種の
仕事のアルパイト経験もある生産部長の得意分野。
しかし、今は明日退院して来るバアチャンの受入準備で手一杯なので営業部長の担当となった。

単純な「所有権の移転」だけではなく「共有の単独化」や「共有持分のみの移転」それに「住所変更の登記」
もからんでいたので事前に法務局の相談コーナーで二度ほど指導を受けた。
それを踏まえ、手のかかる手書きを止めPCで登記申請書、登記原因証書、委任状を作成し、それに印鑑
証明書、資産証明書等を添付して提出したところ今日無事に受理された。


(最後に干したヘソ大根も「取り入れ」が近づいた)

登記には登録免許税がかかる。
「贈与」だと課税標準額の千分の20となるが、「相続」だと千分の4で済む。
しかし、相続の場合は「放棄」等の問題で、兄弟の友好関係にヒビが入るケースをよく耳にする。
たとえ五倍の免許税がかかったとしてもトラブルを未然に防止できるのであれば「それに越したことは無い」
と考えた。
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2013-02-24 20:59:18 | 天気
2月も下旬に入ったというのに寒さは一向に弛む気配がない。
今朝も一時太陽が顔を出したものの、その後は雪が降り出し一日中降り続く
寒い一日となった。
除雪車が久し振りに出動し夕方暗くなるまで行き来していた。

雪の降る日に外出する人も少なく、折角の日曜日にもかかわらず「道の駅」の
駐車場はガラガラだった。
こんな日は「売れ行き」など気にせず黙って炬燵に潜り込んでいるのが賢明な
のかもしれない。


(朝の光を受けた家の前の風景。この後、天気は一変した)

この寒さは26日まで続き、その後は少し温かくなるらしい。
また、長期予報では三月上旬は「例年よりも温かい」とのことなので、予報通り
の天気となることを願っている。

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