霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

三回目

2008-08-31 20:13:49 | 環境
午後に雨があがり蒸し暑くなった。
こんな陽気の時は蛇が活躍するので「要注意」。
そう思いながら家の近くにある田んぼの畦道を歩き出した途端に大きな蝮が待ち構えているのを発見した。
大声でオバサンを呼び長い棒を持って来てもらい退治した。

その蝮をジイチャンが得意の解体ショウを行った。
皮を剥ぎ内臓を取り除き、心臓は精力剤代わりになるというこで直ぐに飲み込んだ。
我々は少し離れた場所で何か気持の悪いものでも見るかのように眺めていた。
なんと妊娠中の蝮でお腹の中に七匹の子蛇が入っていた。

夕食時に焼いた蝮が出たが、食べたのはジイチャンだけだった。

蝮を退治したのは今月だけで既に三回目。
初回は以前紹介した水口で、二回目はトウモロコシ畑の片付けをした時に気付かずにトラクターで粉砕した。

これだけ頻繁に遭遇するとなると被害に遭う可能性も決して低い確率ではない。
厳美にある唯一の病院には血清が置いてあるらしいので、携帯に電話番号を登録し有事の際に直ぐ連絡できるようにしなければならないと思った。



一昨日、今年の初物となるサトイモをバアチャンが収穫して来た。
一株でこれだけの芋が収穫できたと嬉しそうだった。
「若」夫婦が作っているのは主に販売用で、「老」夫婦が作っているサトイモは自家消費用。
今年は自家消費用の収穫が早かった。
その日の夕食が美味しい「芋の子汁」となったことは言うまでも無い。
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お粗末な営業マン

2008-08-30 21:28:42 | その他
農業機械や資材を購入する際にJAを始めとする各社の営業マンと接する機会があるが、総じて言えるのは「鍛えられていない」ということ。
JAの営業マンは三つ依頼すると二つは確実に忘れてしまう。
だからといってメモする習慣も無い。
「次回に見積書を持って来ます」と約束しながら、なかなか持って来ないので催促すると契約もしない内に製品を持参したりして平気な顔をしている。
JAがダメならと他のデイーラーに発注して納品して貰ったのが足踏み脱穀機。
しかし、こちらも取扱い説明書に反する説明をしてトラブルに繋がった。
また、農業資材を取り扱っているK商事の営業マンは、自分が気の進まない仕事だと「この製品はホーマックでも扱っていますからそちらから買われてはどうですか」などと客の意向を無視する共に会社の利益にも反する行為をしている。

ことほど左様に呆れる営業マンが多いのだが、そもそも営業マンは社内教育よりも「お客様に鍛えられる」筋合いのもの。
お粗末な営業マンが多いのは穏やかな人柄の人が多い農家があまり厳しいことを言わないで来たためではないかと思われる。
約束も守れない営業マンに対して少し厳しい物言いをすると逆にこちらが「異端視」されるような面がある。



「取扱説明書」に書いてある通りに説明すればトラブルに遭うこともなかった足踏脱穀機。
ようやく足踏板からの力がスムーズにドラムに伝わるようになって今日から再スタートとなった。
しかし、それでなくとも暑いのに作業はハウスの中。
一時間もしないうちにギブアップし、残りは明日以降に延期となった。
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議論

2008-08-29 21:41:04 | 産直
会社時代は会議等で議論する機会が多かったが、今はそのような場は全く無くなった。
そんな中で「道の駅」の新しい販売チャネル開設の検討の場に参加する機会を得た。

主催者側には受け入れられなかったものの久し振りに自分の意見を率直に述べることができて凄く気持ちが良かった。
議論をすると人それぞれの考え方や人となりを知ることができる。
普段は顔ぐらいしか知らない生産者仲間が「こんな確りした考え方をしている」と感心させられたりもした。



稲刈りに向けて今日からに本格的に「落水」を開始した。
例年だともう少し早い時期に行っていたが、今年は涼し過ぎる日が続いたので温かい水で稲を保護していた。
「落水」の開始で排水対策用のパイプの出番がようやく回って来た。
排水パイプが上手く機能すれば湿田での稲刈の苦しみから解放される。
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夕顔

2008-08-28 19:51:32 | 野菜
一番図体のデカイ野菜である夕顔を毎日のように出荷しているが、地這いなので葉の陰に隠れて見つけられずに大きくしてしまう場合も結構ある。

生協やスーパーなどで販売している価格を見ると数倍の価格となっているので、「新鮮館おおまち」では新鮮な夕顔を低価格で購入できるメリットがあるが、顧客の大部分が年金生活者のため車での来店者は少ない。
そのため小さめの夕顔は直ぐ売れるが大きい夕顔はなかなか売れない面がある。
それでも売れない場合は、店の方で「切り売り」してくれるので助かっている。

夕顔はメインとして扱える代物ではないが、手が殆んどかからないので「ながら販売」には極めて都合が良い野菜のようだ。


(後山の畑から見た夕方の栗駒山)

ここでトップシークレット扱いの企業秘密を明かせば、夕顔は380円で購入した種を蒔いただけのもの。
農業には珍しい投資効率が極めて大きい野菜となっている。
こんなに毎日収穫があるのは初めての経験。
後山の畑の環境が夕顔に最適だったのかもしれない。
ただ、図体はデカイけど「売上額がデカクなることは決して無い」のが惜しまれる。

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ジャガイモ

2008-08-27 20:33:21 | 野菜
雨にたたられてジャガイモ掘りが未だ半分残っていた。
今日も天気が良かったので午後の三時過ぎから二時間ほどかけて前半分を終わらせた。
腐れたり緑色に変色しているものが多いのではと心配していたが、厚い雑草に覆われたのが幸いし全く問題は無かった。

ジャガイモは毎年「男爵」と「きたあかり」の二種類を栽培しているが、消費者には「きたあかり」の方が人気があるようだ。
しかし、味にそれほど差がなく「男爵」の方が収穫量が多いので今年は「男爵」を大目に栽培したのだったが、畑の違いか気候の違いかで今年は「きたあかり」の方が収穫量が多かった。



今、我が家の食卓で一番のご馳走はジャガイモとインゲンの入った味噌汁。
野菜から滲み出た旨味が味噌汁の美味しさをグンと引き立てている。
元々味噌汁好きのオジサンはついついお代わりをしてしまう。
オバサンは「ジャガイモを食べた後に何とも言えない満足感がある」という。
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