霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

味噌造り

2012-01-31 19:46:17 | 生活
毎年この時期に「生活研究グループ」の仲間と共同作業で味噌を仕込む。

味噌造りは麹を作ることから始める。
蒸かしたウルチ米に麹菌をまぶして保温機に寝かせると二日で麹が完成する。
その麹に塩を加え、茹でた大豆とブレンドしてから器械ですり潰す。

車で五分の所にある「農村女性の家」には必要な器具が揃っているので大助かり。
市内に何ヵ所かあるこの種の施設は12月から3月まで「味噌造りの予約で一杯になる」とのこと。

今日は三軒での共同作業となったが、家庭によって作る量が異なる。
多く作る場合は、その分人手も出さねばならないので我が家では朝からフルに二人参加した。

「茹でる~ブレンドする~すり潰す」と同じ工程を10回程繰り返し三時過ぎまでかかって無事に
三軒分の味噌が完成した。


(昼前後から降り出した雪で帰りは雪道となった。)

自前の米、自前の大豆を使って作る味噌は格別な味がするもの。
今日仕込んだ味噌は「七月の土用の日」を過ぎてから食べ始めるのが通例となっている。
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雪上車

2012-01-30 20:42:01 | 家畜
時刻は午後五時。
それでも農作業に支障が無い明るさが残っていた。
雪と寒さだけを考えると気持ちも辛くなるが、少しずつ日が長くなって来ていることで
「春が近い」ことが実感でき元気づけられる気がした。


(鶏舎の堆肥の搬出はビニール製の肥料袋を使っている。
 スコップで袋に入れる時はやや手がかかるものの後工程はグンと楽になる。)

堆肥の搬出には軽トラと運搬車を使い分けている。
家の周辺の場合は畑の中まで自由に入れる運搬車を使う方が便利だし、後山の畑の
ように少し離れている場合は、運搬車では移動時間がかかり過ぎるので軽トラを使う。

今日は家の近くのトウモロコシ作付予定地なので運搬車の出番。
雪に覆われた畑の中をまるで雪上車のようにスイスイと進んだ。

午後の二往復で鶏舎一部屋分の搬出が終わった。
堆肥取り出し後の鶏舎には新しい籾殻を敷いてやったが、鶏達は既に止まり木に
移動していた。
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米寿

2012-01-29 20:46:57 | 家族
実家で一人暮らしをしている母が88回目の誕生日を迎えた。
市内に住んでいる二人の叔母にもお祝いに駆けつけて貰ってささやかな昼食会を開いた。
食事の最中に川口在住の末っ子の叔母からも電話でお祝いのメッセージが届いた。
「親思い」が欠如している子供達よりも、妹達の方が「姉思い」のようだった。

80歳のお祝いの時は孫子や叔父叔母が勢揃いし鳴子温泉で開催したのと較べると、大分
見劣りする形となったが、「先に立って事を進める子供」が居ないので仕方の無いこと。



母は年齢の割には相変わらず元気だが、老衰は着実に進んでいて一人暮らしも限界に
近づきつつあるように感じられる。

「有事の際」にどうするかを「子供達の間で協議すべき」と思って動いたこともあったが、
結果的に「小さな親切、大きなお世話」にしかならなかったので今は「静観」を決め込ん
でいる。

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ホダ木

2012-01-28 20:32:02 | 山菜
一関は福島原発から約170km離れた所に位置しているものの、放射能に汚染された地域の
例外とはなっていない。
全般的に被害の程度は軽いものの、田んぼに放置した稲わらや肉牛の一部に許容範囲を
超える数値が発生している。

原木栽培のキノコも一部で問題になっているが、キノコが生のままの場合は許容範囲内だが
乾燥すると濃縮されて基準を超える例が出ているとのこと。



昨日から並べ始めた我が家のホダ木は、昨年の3.11の時点では「植菌前の積み重ねている
状態」となっていた。
一昨年のように早く植菌を済ませブルーシートで覆っていれば「被害に遭わずに済んだのに」と
惜しまれてならない。

素人考えで、積み重ねた上の部分が汚染され下に位置しているものは「セーフではないか」など
と希望的観測を抱いたりしているが、春になって一番最初に収獲したものを市役所に持参し、計測し
て貰おうと思っている。
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雪の厳美渓

2012-01-27 21:55:39 | 景色
寒波と雪が一緒に到来し名勝厳美渓もすっかり雪化粧。
エメラルドグリーンの水の色だけが際立っていた。



朝イチに一巡りした三ケ所の産直は、寒さと雪で何処も来店者の少ない寂しい
開店時間を迎えていた。
こんな時は販売のことは脇に置いて「仕事」を前に進めるのが得策。

春の植菌後に積み重ねたままとなっていたシイタケのホダ木をエグネの林に並べたり、
脱穀漏れの大豆の莢を叩いたりした。
大豆は何種類かあったが、貴重品の黒豆は唐箕にかけたら予想以上に残っていて、
予期せぬ「お宝」を見つけた思いだった。

秋の繁忙期には一時は「捨ててしまおう」と思っていた脱穀漏れの莢をモッタイナイと
思って保管していたのが今になって生きる形となった。
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