霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ドラマは無いが…

2008-12-31 16:51:16 | 生活
いつもラブラブの二人だが、過去には苦しい時もあった。

  「♪そうよ 愛は 男と女が 傷つけあう ふれあいなの~」
 (ハイ・ファイ・セットの「フィーリング」の一節より)

愛の本質を言い当てたこの歌詞通りに辛く苦しい時代を経て今の二人がある。

今の平凡な暮らしの中にドラマは生まれ無いが、一緒に居るだけで十分に満足できる幸せがそこにはある。
そんな幸せがあれば年中無休の忙しい日々など「何でもない」ように思える。



今日で今年も終わる。
大地震が起きたり100年に一度の大不況が襲来したりしたが、二人にとっては着実に前進できた一年となった。
来年は今年以上に大変な年になりそうだが、吹雪に負けず凛として立つ木々のように信念を持って邁進する決意でいる。

(年末のご挨拶)
いつもつたないブログをご愛読頂きましてありがとうございます。
「毎日発信」というこだわりを持って来年以降も続けたいと思っておりますので引き続き宜しくお願い致します。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
コメント (2)
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最後の出荷

2008-12-30 18:06:37 | 産直
今年最後の出荷を目一杯した。
あとは売れるのを待つばかり。
特に「しめ縄」の売れ行きが気になった。
最終日の明日はあまり期待できないので今日で「完売」となるのが理想形。
勿論、理想通りに運ぶ筈もないので午後に三箇所の産直を巡ってみた。
それぞれの客層の違いからピーク日も異なり、既に完売になっている店もあればかなり残している店もあった。
それらを遣り繰りして「再配分」したが、読み筋通りに完売となってくれるかどうかは分からない。
それでもやるべき事はやり尽くしたので十分に満足している。



それぞれのピーク特性を把握して置くことは販売だけでなく仕事を効率的に進めるためにも必要なこと。
写真はいつも荷物の発送等で頻繁にお世話になっている厳美郵便局の窓口。
この窓口の年末のピークは昨日の午前中だった。
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年中暇無し

2008-12-29 20:09:36 | 野菜
昨日までの荒天が嘘のような快晴で気温も上がり来客増が期待できる天気となった。



ところが悪天候が続いたためか「新鮮館おおまち」では書き入れ時にもかかわらず葉物野菜が殆んど出荷されていなかった。
朝イチに出荷した我が家のホウレソウとチヂミナは早々に完売となり、慌てて明朝分を前倒しで収穫し午後に再出荷する形となった。
そんな臨時の仕事が入ったり「しめ縄」の補充製作があったりで今日もてんてこ舞いの一日だった。

年末繁忙も実質的には明日が最後なので、それに備えて今夜も「夜なべ仕事」が続く。
これでは「年賀状の作成」も今年のものになるかどうか怪しい雰囲気になって来た。


(収穫したハウスの中でそのまま出荷準備)

お盆や正月のように世の中が買物をする季節になると販売業は忙しい。
我が家のように生産だけでなく販売の真似事も兼ねていると結果的に「年中暇無し」状態となり、年越し用の買出しに行く時間も確保できない。

些少の農業収入でも使わなければ残る。
「チリも積もれば山となる」という言葉があるが、決して山にはならないチリの量なので「大金持ち」にはなれないが「小金持ち」ぐらいにはなれるかも知れない。

産直へ往復する軽トラを運転しながらそんな馬鹿げたことを思って苦笑いをした。
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遠野蕪

2008-12-28 20:30:10 | 野菜
遠野蕪は大根に似た長い蕪で辛味が強いのでおろしてそば等の麺類の薬味や漬物として利用される。
皮をむかずにすりおろしてそばにのせれば、その辛さがそばの香りと甘さによくマッチする。マグロなどの刺身の旨味を引き立て、「究極の薬味」ともされる。
岩手県遠野市暮坪(くれつぼ)集落特産で、地元では暮坪蕪と呼び太さ5cm 長さ20cmくらいの大根に似た長い蕪。


(以上、文と写真はネットから引用)

遠野蕪はチャレンジ精神旺盛なオバサンが今年初挑戦した辛味蕪。
今月下旬から産直に出荷を始めた。
見慣れない野菜は売れないことが多いのでPOPを作って販売促進を図ったら意外と売れて「年末の年越し蕎麦用として使いたい」と予約されるお客様も出てきた。

年末商戦も残すところあと僅か。
オバサンは遠野蕪のほかにホウレンソウ、赤カブ、日野菜、チヂミナの出荷準備をしている。
GWやお盆と較べればささやかな出荷量だが、最後まで手を抜かずに全力を尽くすその姿勢には頭が下がる。
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消費者心理

2008-12-27 21:06:00 | 産直
「しめ縄」の売れ行きが昨年のような動きが無く「今年はもう駄目」と半ば諦めかけていた。
これも「急激な景気の低迷」によるものと勝手に思い込み、苦労して作った「しめ縄」も半分以上は廃棄処分するしかないと覚悟を決めていた。

ところが本格的な雪が降った昨日から急に動きが出て来た。
売れ行きが芳しくなかったので紙垂(しで)と呼ばれる折った紙や松の葉を付ける作業は保留していたので、直ぐに出荷できる手持ちの在庫はゼロだった。
まさに「しめ縄」ならぬ「ドロ縄」で大慌てで完成させ、出来た分から順次補充する騒ぎとなってしまった。

今になって、「新鮮館おおまち」の千葉社長の「正月用品は20日過ぎにならないと売れない」とか、つー助さんの「雪が降らないのでお客様は未だ正月気分になれないのではないか」との発言が思い起こされた。

「しめ縄」初挑戦となった昨年は、12月中旬から売れ始めたのでその傾向が毎年続くものと勝手に思い込んだのがそもそもの間違いの始まりだった。
天気が消費者心理に大きく影響するとは聞いていたが、これほど左右するとは正直思ってはいなかった。
駆け出しの百姓は「もっと謙虚な姿勢で諸先輩の話しに耳を傾けなければならない」と反省する次第。
そんな反省をしながら今夜は嬉しい(?)「夜なべ仕事」に精を出すことになった。



外は地吹雪で「冬の嵐」状態。
山道はそちこちに吹き溜まりが出来て産直との往復には難儀させられた。
コメント (4)
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