霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

猫のタコ

2024-06-11 15:21:23 | 家畜
 二年前、ビニールハウスで塩ビパイプの中に逃げ込んだネズミを捕まえ
ようとして外に逃げられた際、たまたま近くいたタコがいとも簡単に抑え
込んだことがあった。
 逃げ足の速いネズミを一発で仕留めたタコの俊敏さに感心させられたが、
それが我々が見たタコの「最後の雄姿」だった。



 猫の平均寿命は15歳とのことだがタコは既に20歳を超えている。
 高齢のため目も耳も衰え「ネズミを捕る」という唯一の使命は既に果せ
なくなっている。



 昨春、後継者として気仙沼の貞秀さんから若い猫を頂戴したが、タコは
「縄張り意識」だけは健在で、馴染まない内に追い払ってしまった。
 にもかかわらず、日に何度も与えている餌は、頻繁に訪れる野良猫や
カラスに横取りされている。


(椅子の上のビールケースの中で昼寝)

 日増しに衰えて行くタコに自分達の姿が投影されているよう見える。
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久し振りの雄鶏

2024-05-28 19:38:00 | 家畜
 待望の雨が降る中、雌鶏120羽と雄鶏1羽を隣県宮城の築館まで受け
取りに行った。
 雛が入って来た籠を返却する必要があったため約30kmの距離を二往復し
たら、寝不足の関係も有って目がショボショボとなってしまった。

 鶏の雛の仕入れ先は当初は一関のJAだったが「利用者が少ない」との理由で
断られ、その後、小岩井農場に移ったが数年後に「小口取引はやめた」となり、
昨年から隣町の新みやぎJAから取り寄せている。

 (待望の「恵みの雨」で潤いを得た田畑)

 今回は久し振りに雄鶏を注文したのは有精卵目的ではない。
 前回同様で、早朝の「コケコッコーの雄たけび」が明るい農村の象徴と
信じて疑わないからであった。
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新しい雛を調達

2024-01-20 21:09:19 | 家畜
 イタチの被害により卵の供給不足が続くことから、定期購入の春雛とは別枠で
60羽を国見町(福島)の育雛場に注文したのは昨年の秋のことだった。
 首を長くして待っていたところ、今朝になって「用意出来た」との連絡が入り、
早速受取りに向かった。
 ナビも無くETCも使えない軽トラだったので方向音痴の本領を発揮し、先導
に付いて何度か枝道を曲がって到達した育雛場からの帰路を間違え、山道に迷
い込むトラブルに見舞われたものの、往復6時間の行程を経て無事新しい雛を迎
入れることが出来た。

  
 雛を軽トラに積み込む際に、最新の育雛事情等について色々と貴重な話しを
聞くことが出来たのは幸いだった。
 また、春雛は50日雛だが今日の雛は150日雛なので2~3週間程度で卵を
産み始めるとのこと。
 多少単価は高くなったが採卵時期が早い方が我が家にとっては有難い。

 写真は、帰路の白石ICから見た雪の蔵王。
 往復の高速代は1万円を覚悟していたが、その半額で済んだ。
 軽車両と休日割引きの恩恵に浴することが出来たようだ。
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堆肥搬出と散布

2024-01-19 21:55:40 | 家畜
 午後の半日は鶏舎からの堆肥搬出に充てている。
 鶏舎内には重機が入れないので人力でマニュアスプレッダーに積み込むが、
ローラーを活用してはいるものの体力的に負担の大きい力仕事で、息を切ら
ながらの作業となっている。
 急いでいる訳でも無いのに「息が切れる」のは堆肥の入った重い箱を持ち
上げローラーに載せる作業の繰り返しで、照ノ富士を破る金星を挙げ若元春
がインタビューで息を弾ませていたのにやや似ている。
 筋力、視力、脚力それに動きの衰えも加わり体力は年々低下の一途辿るが、
「筋力低下を防ぐ一助に」との思いで取り組んでいる。



 
 一旦雪で覆われた畑に一昨日から堆肥を撒いているが、カラスの大群が
連日押し寄せて来ていた。
 カメラを構えたら200羽近くのカラス達は一斉に飛び立ってしまった。
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イタチ対策

2023-12-06 20:48:16 | 家畜
   イタチに三度も襲われ若鶏100余羽が命を落とした。
   三度とも腰板をよじ登って金網を破り侵入したものだった。
   二度目の被害の後、鶏舎を電気柵で囲ったがイタチには通用しなかった。



(東側)


(南側)
(西側)
 棟梁さんのアイデアで腰板をトタンにして高くすると共に金網を太い丈夫
ものに張り替えた。
 鶏舎全体の日当たりと風通しが悪くなることから、西側のサッシ窓も金網で
覆い、冬場以外は窓を開けることが出来るようにした。 
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