霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

車の運転を辞めますか、人生辞めますか。

2022-05-30 21:07:42 | 果物
 生産者仲間で10歳ほど先輩のEさんが、産直の駐車場で「運転免許を返納
すべしと言われているが、車の運転を辞めるということは人生を辞めることに
等しい」と嘆いていた。
 奥様を助手席に乗せて産直巡りをしているので運転できなくなったら死活問
題となる。
 アドバイスを求められ返答に窮し、「間も無く90歳を迎える近所の人は
超低速で軽トラを運転している」と紹介するに留めた。

 明日は我が身、決して他人事ではないと思って受け止めた。



 好天続きの水不足から解消されたと思ったら、今度は傘マークの日が続く
予報となった。
 トウモロコシや枝豆の種蒔きを順次進めようと思っていたが、雨で畑に入れ
ない日が続くと適期播種が難しくなる。

 明日の午後も雨の予報となったので、当初の予定を変更して乾きの良い畑を
優先的活用し、午前はトウモロコシの最終を、午後は庄内五号と秘伝の第一弾
を蒔き終え、少し気が楽になった。
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「嫉妬は正義の仮面をかぶってやってくる」

2022-05-29 20:55:55 | 産直
 10年前、厳美の「道の駅」で現理事長が餅米生産者を集めて、「生産者
の餅米を使うことは出来ない」と宣言したのは、JAの理事を兼務する理事長
の露骨な利益相反行(民法108条)であり、しかも、農事組合法人の設立目的
(農協法72条の4、「美の郷」定款第1条)に反する違法行為であることは、こ
れまでも何度も述べて来た。

 驚くべきは、その説明会の場で理事長の事実無根の不当な説明に賛同する組
合員がいたことである。
 「組合員の餅米には異物が混入する等の品質上の問題があり責任が持てない
から、これまで通りJAの餅米を使うべき」と理事長が泣いて喜ぶような意見を
長々と主張したのであった。
 極めて自己顕示欲の強い本組合員は、餅に加工すると誰が生産した餅米か
不明になるのが不満でレストランには供給したくない。しかし、一方で他の
生産者の餅米が使われることは「絶対に阻止したい」という嫉妬からの発言
であることは明らかだった。  
 しかし、一見正論らしく聞こえる本邪論を、理事長は「裁判官の判断を誤ら
せる有効な武器」としてフルに活用したのであった。

 本組合員は、切り餅は勿論のこと各種加工品も大量に販売していることから
「異物混入の恐れがある組合員」とは自分以外を指していたのである。
 そして、理事と組合員との間にどのような権利義務関係が存在するかも理解
ないまま、発言を制限された私が抗議の途中退場をした総会で「(理事長の
判を繰り返す)組合は除名すべし」と主張し、その主張を受け入れた理事長
は昨年の書面総会で「除名のための特別決議要件」を総組合員の2/3から、出席
組合員の2/3にハードルを下げたのであった。
 ロシアでは戦争反対を唱えただけで逮捕される恐怖政治が行われているが、
いずれ「美の郷」でも理事長を批判しただけで除名される事態を迎えるのか
もしれない。

 今回の総会でも理事長の意をくんだ議長が登壇し、私の発言を制限するため
「本総会は質疑応答の場であって議論する場ではない。答弁に対する再質問は
許さない」としたり顔で胸を張っていた。
 総会が国会、地方議会と同様に「組織の最高議決機関である」ことを理解せ
ず、また、議長職が公正中立な立場であることを忘れた暴論であることは言う
までも無い。

 (自家消費用のキュウリの棚作り)
コメント (2)
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肩掛け式草刈機

2022-05-28 21:07:57 | 草刈り
   高くて長い土手の草刈りは法面草刈機を使うのが通例だが、今年は適期草刈
りを怠ったために肩掛け式の草刈機で対応せざるを得ない所が多い。
 後山や市野々の畑については圃場整備で土手を撤去したので草刈り面積は
大幅に縮減されたが、田圃が多い高森は従前通りの草刈りとなった。


 法面の草刈りは肩掛け式の方が効率的だが、足腰への負担が大きいので
連続作業は30分程度が限界で、他の作業や休憩を挿みながらの作業とな
った。

 結局、電気柵設置と併せ二人で一日掛かりとなり若干刈り残しもあった
が、それでも田畑へのイノシシの侵入を防止できるようになった。
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呆れ果てる理事長の決意表明

2022-05-27 21:15:49 | 産直
  厳美の「道の駅」(農事組合法人「美の郷」)の総会があった。

    現理事長は以前JAの理事を兼務していたことから、レストランで提供する
餅の原料となる餅米(年間8t)は組合員からではなくJAから購入し続けていた。
   これは明らかな利益相反行為であり、しかも農事組合法人の設立目的に反
する背信行為でもあることから、私は10年以上も前から責任を追及し続け
て来ている。 

   理事長は違法行為を正当化するために「JAの餅米はすべて一等米である。
組合員の餅米は品質が悪いから使うことが出来ない。もし一等米なら使うこと
が可能」と餅米を生産している組合員を集めて説明していた。

   しかし、この発言はコガネモチという品種が一等米の評価を得るのが容易で
ないことを熟知しての発言であり、JAの餅米がすべて一等米というのも事実無
根であることは言うまでもない。

 しかも、そう言いながら我が家の餅米が一等米評価を得た年には「品質は関
係ない」と平然と前言を翻していた。
 その不当性を総会で追及したら「あなたの餅米は、とてもお客様に出せる品
質ではない」と厚顔無恥な驚愕答弁をしたのであった。
 そして、市や県に対しては「厳しい品質基準を定め、それをクリアした餅米
のみを使用し、不足分をJAから仕入れている」と虚言を弄して違法仕入を正当
化し、盛岡地検に対しては「黄色に変色している切り餅の写真」を捏造して起
訴を免れている。
 更に、裁判所に対しては「品質基準など無い。サンプリングで目視で判断し
ている」と極めて恣意的な品質判断であることを駅長が証言しながらも、「熊
谷さんの餅米を食べた組合員から美味しくない、まずいと評判がたった」等事
実無根の総会議事録を証拠として提出し、裁判官の判断を誤らせたのであっ
た。
   なお、サンプリング調査云々の主張は存在もしない「厳しい審査基準」で
裁判所に通用しないと考え、訴訟が始まってから新たに創り出した虚偽主張
あるが、何故か数年前の総会で答弁したことになっていた。 

   一方で、レストランで使う餅米は何処から仕入れようと「理事長の裁量の範
囲内である」とも主張していたが、これも農協法は「他組織からの仕入が許さ
れるのは全体の五分の一までで、それ以上はどんな理由もあっても許されな
い」としている。(法制定主幹である農水省経営局協同組織課も同見解)

 にも関わらず、本日の総会で役員改選に名を連ねていたので、「心を入れ替
えて組合員のための業務運営を行う決意があるや否や」を問い質したところ
「引き続きJAからの仕入れを続ける」と断言したのには呆れ果てるしかなかっ
た。

 このように「違法行為の確信犯」であるにも関わらず理事長発言に誰一人と
して異議を述べる組合員が居ないのはいつものことで、組合員は理事長や駅長
のプロパガンダに完全に騙され続けているのである。
 そんな組合員がプーチンに騙され続けているロシア国民と重なって見えるの
は私だけのようだ。
 

 同席している理事諸氏に「理事長の違法行為を他人事のように見ているよう
だが、法律を確認して理事長の暴走を止めないと連帯責任を負うことになる」
と警告を発したが、独裁者にブレーキを掛けられる役員は皆無のようだ。

(参考 農協法)
第三章 農事組合法人
第一節 通則
第七十二条の四 農事組合法人は、その組合員の農業生産についての協業を図
ることによりその共同の利益を増進することを目的とする。
第七十二条の十 農事組合法人は、次の事業の全部又は一部を行うことができ
る。
一 農業に係る共同利用施設の設置(当該施設を利用して行う組合員の生産す
る物資の運搬、加工又は貯蔵の事業を含む。)又は農作業の共同化に関する事
二 農業の経営(その行う農業に関連する事業であつて農畜産物を原料又は材
料として使用する
③ 第一項第一号の事業を行う農事組合法人は、定款の定めるところにより、
組合員以外の者にその施設を利用させることができる。ただし、一事業年度に
おける組合員以外の者の事業の利用分量の総額は、当該事業年度における組合
員の事業の利用分量の総額の五分の一を超えてはならない。
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エゴマ

2022-05-26 17:14:13 | 野菜
 我が家の産直販売の基本スタンスは「売れるものを作る」だが、稼働に限り
が有りしかも耕作不適作物があったりして選択肢が多い訳ではない。
 その数少ない選択肢から今エゴマに注目している。 
   大豆同様に選別に手が掛かる難点はあるが、一年を通じてニーズがあるので
作業を平準化できるメリットがある。

 また、播種や収穫にも手が掛かるが、ロスを覚悟すれば機械化も可能なので
「失敗も有り得る」前提でチャレンジしたいと思っている。


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