霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

歴史的快挙

2008-09-30 21:01:54 | 
初日に引き続き今日の稲刈りも昨年まで湿田だったところ。
しかし、悪戦苦闘した昨年までが嘘みたいにスイスイと刈りを終えることができた。
余勢を駆って、午後は昨年コンバインが入れず手刈りした田んぼにも挑戦した。
昨年は二人で半日かけた場所だったが、ここも一時間程で刈り終えることができた。
これで我が家のワースト3の湿田をすべて退治したことになった。



湿田の稲刈りの大変さは筆舌に尽くし難い。
この半世紀もの間、人も機械も苦しませてきた湿田を解消できたということは歴史的快挙。
従来の明渠や暗渠では解消できなかったことを独自に考案した方法で達成したのだからなお素晴らしい。

「熊谷家はいい婿をもらった。」
と誰も言わない時は自分で言おうかと思っている。
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バッテング

2008-09-29 21:46:34 | 
昨日から始まったのは稲刈りだけではない。
基幹産業になりつつある枝豆販売のトリを飾る「かほり豆」の収穫も始まった。
稲刈りは収穫後に乾燥機に入れれば済むがが、枝豆は収穫~脱莢~選別~洗浄~水切り~計量~パッキングという行程を経て翌朝に産直の店頭に並べなければならない。
必然的は「夜が遅く朝は早い」という毎日が続く最悪のパターンに嵌まってしまう。

稲刈りが遅れたことにより今年は完全に重なってしまった。
収穫期を前後にズラス訳にも行かないので、これは「天が与えた試練」と受け止めて乗り切るしかない。

実は今週末に山形時代のバドミントンチームの合宿が庄内で開催される。
この種のイベントは「仕事に優先させる」主義のオジサンなのだが、この二重苦の状態をオバサン一人に背負わせる訳には行かないので断腸の思いで参加を諦めた。
「山形の皆さん、ゴメンナサイ」



もう一つの基幹産業である「シソ」のシーズンが終わったことから、ジイチャン、バアチャンには田んぼの藁立てをして貰った。
藁は牛の飼育用だけでく畑でも利用頻度が多いので今年は全部の田んぼから藁を回収しようかと思っている。
手はかかるもののそれだけの価値は十分にあるようだ。
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稲刈り

2008-09-28 22:38:46 | 
いよいよ稲刈りが始まった。
夏の長雨の関係で例年より遅めの開始となったのは仕方の無いこと。

それでも排水用のパイプを施した成果が現れ、ぬかることが殆んどなく順調に作業を進めることができた。
この田んぼは水はけが悪く、毎年コンバインが荒波の中を漂う小船のように傾いたり前が持ち上がったりして難儀したことを思うと雲泥の差だ。
環境が改善されたこにより刈り漏らしや機械トラブルも無くなり、何よりも単時間で済ませられるようになったが大きい。



気になる収量の方は、隅を手刈りしたオバサンが持ち上げた稲の重さで「今年はやや悪い」と判定したが、二枚の田んぼまでの籾を乾燥機に入れたらメモリは「平年並み」となっていた。



稲刈り後の田んぼは落穂等鶏の餌が沢山落ちている。
代表選手の五羽を鶏舎から連れ出し田んぼに放したが、いつの間にか二羽になっていた。
鶏舎の中ではくず米や籾を好んで食べる鶏も外に出るともっと魅力的な餌があるようだ。
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かほり豆

2008-09-27 21:24:18 | 野菜
秋になってから後山の畑には毎日通っている。
家から2kmほどあるその畑に行くには最後に林道のような農道を数百メートル走らなければならない。

畑で行き止まりとなる道なので他の人は通らないため道の中心部や両側の草や雑木が伸び放題となり、軽トラで通ると腹や側面が擦られる状態になっていた。
本来はもっと早い時期に刈り払うベキだったが、先延ばししたため一番忙しい時期に刈り払う破目になってしまった。
着手してしまえば二人で一時間程度で済む仕事量だったのでもっと早めに済ませておくべきだったと改めて反省させられた。



需要が多いため本来は大豆として収穫する予定だった黒豆等の一部も枝豆用に出荷して来たが今日がその最終日となった。
「枝豆用でない豆」という引け目が若干あってか、店頭での売り込みにもいまいち力が入らない面があった。
明日からは枝豆用に作付けしている「かほり豆」の収穫が始まる。
まだ試食をしていないが「美味しい枝豆を食べたい」というお客様の要望に十分に応えられるものと熱い期待を寄せている。
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厳美渓

2008-09-26 21:12:37 | 景色
昨夜から雨が降り続き、朝になっても小雨模様の天気となっていた。
産直に行き来する際に、いつも橋の上から厳美渓を流れる水の色をチェックしているが、数日前から地震前のような青い清流にようやく戻った。
地震直後は大雨でもないのに濁った茶色の水が流れ続け興ざめの景色となっていたが、三ヶ月かかってようやく回復できた。

「道の駅」のバックヤードでは、いつも弁当や漬け物を出荷しているMさんが「土日祝は以前のような売上げが確保できるようになった。」と嬉しそうに話していた。
野菜関係はまだまだ元に戻っていないようだが、客足も徐々に回復して来ていることだけは間違いないようだ。



主に「新鮮館おおまち」へ出荷していた枝豆を先週から「道の駅」にも出すようにしているが、どちらもコンスタントな売り行きとなっている。
気軽に出荷できる産直が近場に二つもあるという「地の利」に感謝しなければならない。
コメント (2)
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