畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

いつの間にか秋

2024-09-21 04:23:29 | 自然

 栗ばかりでなくて、こちらの木、クルミの木からの落果も早かった。 
あまりにも早くて、葉が毛虫にやられたか、病気になったかと思うほどでした。

 クルミの実は硬くて、軽トラで引くとプッツーンと音がする。
場合によっては潰れて、実が出ている。それは目ざとい小鳥たちの餌になる。

 道路の舗装の上に落ちるから探す必要もない。
少し前までは、競って拾う人もいたけれども、一昨年あたりから見かけない。

 木の実が落ちろ頃になると、残暑は厳しくてもつい冬に思いをはせる。
雪国の人々にとって降雪時期は、大きな関心事。今年の初雪は早いのか、そして雪は多いのかと。

 秋雨前線のために、時雨模様が続いています。
一雨来る毎に、涼しさは増しています。雪降りまでに畑仕事の忙しい日々が続きます。
           (終わり)
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いつの間にか秋に

2024-09-20 05:08:01 | 自然
 9月に入っても暑い日が続き、夏が終わらないかと思うほどの日々。
でも、そんな暑さの中でも秋は確実に近づいていました。栗の実が落ち始めたのです。

 広域農道の脇に、道路を覆わんばかりに枝を広げる大きな栗の木。
誰が植えたものでも無く、自生した栗の木が大きく育ったのです。

 先日の敬老の日です。サツマイモ掘りに来た孫と帰りに栗を拾う。
初めての経験だったかな。手で実を取り出そうとするから靴で踏む方法を教える。


 こんな小さな実の山栗ですが、実は味は濃くて美味しい。
ジビエ料理を得意とする、フレンチレストランのシェフはこれでスープを作るという。

 イガを踏んで取り出した栗を眺める孫です。
長岡の町暮らしになった孫です。こんな自然を教えてあげたいという思いでした。
            (続く)
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孫のサツマイモ掘り

2024-09-19 04:28:17 | 
 敬老の日のお手伝いでも無かったのでしょうが孫が来宅。
自分たちで食べる分は、自分たちで掘ってくれと言う、スベルベの言葉に従ったのかな。

 前日、少しの雨はあったけれども、土は全く濡れていない。
サクサクとした土は、簡単に掘り崩される。堆肥原料のもみ殻も見えますね。

 子供用の小さな軍手も常備してあり、役立ってくれます。
何株か掘り起こしたけれども、飽きてしまったよう。スベルベの子供時代を見るよう。

 そして、親もジーさんも黙っていたのに、さっさと自主的に休憩。
リュックから敷物を出して広げ、次は嬉しそうにおやつの袋を引き出す。

 さて、もう少し掘ったら帰りましょうか。スベルベママのカレーライスが待っています。
先週は別の孫二人がサツマイモ掘りに来たし、ジーさんの趣味である畑は孫の良い遊び場です。
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連載325「アリギリス」(その3終わり)

2024-09-18 04:45:43 | 
 大根を蒔いた後に散水。

 今は、大根も手間を省くために平畝に2列蒔きです。

        アリギリス(その3終わり)

 忙しいの「忙」の字は、「りっしんべん」に亡くすと書くとも言われ、忙しいと心さえ失うものだとも例えられる。

 実際、多忙な夫婦は恥ずかしい衝突、犬も食わないと言われる夫婦げんかに明け暮れる始末。子供たちには叱られてばかりいた。

 そして、内玄関に住まいしていた犬のマックスまで、いつの間にか表の犬小屋に居住し始め、「マックスも喧嘩ばかり聞いているのは嫌だって」なんて、娘たちにまで言われてしまった。

 でも、年老いてアリもどうやらキリギリス気味。ほどほどに働き、ほどほどに旅をしたりの遊びにも手も染めて、無事にアリギリスになって来たようです。

            (終わり)
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連載325「アリギリス」(その2)

2024-09-17 04:03:18 | 
 何もかも、作る作物の数が多すぎましたね。

 畑仕事の単調さ、無聊を慰めてくれたのはマックスでした。

         アリギリス(その2)

 多忙な春の野菜植え付け時期など拘束13時間、実働12時間などとうそぶき、文字通り夜明けから、日没まで畑で働き、そんなことも面白くて辛いと思う事は少なかった。

 しかし、疲労は蓄積するばかり。家内と相談して、ベッド式のマッサージ器まで奮発して購入した。でも、せっかくのマッサージ器もダイヤルを強にして、振動を強くしても眠気に負けて、そのうえで寝入ってしまう事さえ珍しくなかった。

 先年亡くなった叔母には「畑は覚えるほど面白くなるが、のめり込み過ぎて身体を壊すな」なんて忠告を受ける始末。周りの皆さんに心配させてしまうような仕事をしていたのでした。
              (続く)
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