霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ドクダミ

2006-06-30 21:47:39 | 山菜
家の直ぐ裏の林に、ドクダミの群生が花を咲かせている。ドクダミはいろいろな薬効があり、毒や痛みを取るので「毒痛み」と名がついたという。
花の咲いている今の時期に採って乾燥させると産直で通年販売できる格好の「里山ビジネス」のターゲットだ。
しかし、田んぼの除草に稼働がかかりなかなか手が回らないでいた。

毎日取り組んでいるにも係わらず、除草は遅々として進まない。既に最初に除草した田んぼはまた新しい草が大きくなっている。このままでは、秋まで田んぼの除草ばかりとなりそうな雰囲気だ。
ここは方針を変えて短期決戦を諦め、雑草が種を落とす前までに一通りの除草が終えられるように変更するしかない。



そんなことで、午後は田んぼから離れ、久しぶりに固い地面の上でドクダミ採りに勤しんだ。
一度に全部採れる量でもないので、乾燥する場所も考慮し何回かに分けて刈り取ることとなるが、ドクダミ独特の香りを嗅いでいると、体の毒が抜けていくようないい気分がした。

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この道ン十年

2006-06-29 18:27:57 | 家族
農家の長男に生まれ農業一筋の一生を送って来たジィチャンは、農業のことなら何でも知っているという自負があり、また、喜寿を過ぎたとは思えない若さを誇っている。
農業の経験が浅いオジサンとオバサンはアドバイスを受けることがある。ところがアドバイス通りやって失敗することが時々ある。
その時のジィチャンの弁がふるっている。「Aのやり方をしたから失敗したんだ。Bのやり方でやるべきだったんだ」と最初にAと言ったことなどケロッと忘れ、評論家みたいに立派な解説をする。

言う方はいいが、汗水たらしてやった結果が無駄だと知った方は、疲れがドッと出てくる。
いつも温厚なジィチャンと違い、「時々温厚なこともある」と評されているオジサンは、半分切れかかり「最初から言えよ、このクソジジイ!」と心の中で叫ぶ。

まだ元気だとはいえ間もなく80歳。好むと好まざるに係わらず、モウロクして来ていることは間違いない。そこを念頭においてアドバイスを聞かねばならない。



京カノコ。オバサンはこの花が好きだ。もう盛りを過ぎ産直には出せなくなったが、あまりポピュラーでないことが幸いし、他の生産者と競合することなく出荷分は完売できた。株分けして場所を増やし、来年はもっと数多く出荷できるようにしたい。
少量多品種生産は「すきま産業」が狙い目だ。
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巣立ち間近

2006-06-28 20:00:29 | 生活
子ツバメが順調に成長している。三羽かと思っていたらもう一羽が隠れていて昨年と同じ四羽だった。
餌を待って体半分を巣から出している姿が、分類学上は縁もゆかりも無いと思うが、ペンギンに良く似ていた。成長するに連れて白と黒だけではなく赤も出てきて、ペンギンからツバメに変わった。

昨日の夕方、そろそろ巣立ちなら明日当たり最後の写真を撮ろうと考えていたら、今朝は夜明けとともに何処かに飛びっていて、巣はもぬけの殻だった。

何でも物知りのジィチャンによると「巣立ったらもう戻らない。何処か外敵の居ない所で飛行訓練をしいるはず」との解説だったが、夕方になったら親共々戻って来た。

昨年はジィチャンの解説どおりだったように記憶しているが、今年は少し体が小さい一羽が居たので、仕切り直しとなったのかも知れない。



いずれ、巣立ちは秒読み段階であることは間違いない。
この写真が最後となるが、四羽揃い踏みの写真とはならなかった

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無農薬は美味しい

2006-06-27 18:40:04 | 野菜
「道の駅」で我が家の野菜を出荷しているカゴに「農薬を使わずに育てました」と表示してある。
無農薬栽培は、単に健康のために安心・安全なだけでなく、やわらかく甘味のある美味しい野菜ができるのがセールスポイントだ。
ほぼ恒常的に出荷しているホウレンソウやアスパラガスが、コンスタントに売れているのは、実際の味の違いでお客様に支持されているような気がしている。
「無農薬栽培」=「美味しい」がお客様の口コミで広がってくれると有難い。



キャベツを無農薬で育てる際に天敵となるのが青虫。畑にネットを張ったりして侵入を防止したつもりでも、いつの間にか入り込んで葉を食われてしまう。
その対策として、ストチュウを作り葉面散布したところ、うまく行ったのが今年のキャベツだ。
とても無農薬とは思えない出来映えだ。写真の右下にはカタツムリが張り付いている。
(注)ストチュウ  ~ EM、糖蜜、水、醸造酢、焼酎を混ぜて発酵させたもの。葉面散布すると、酢による酢防除効果や焼酎による殺菌・消毒効果に加え、糖分により葉の光沢が増すなど、病気に対する抵抗力が高まる。材料はいずれも人が飲めるもので、安全そのもの。使用する農家のなかには、毎日おちょこ一杯程度を健康飲料として飲んでいる人もいる。(一部インターネットより抜粋)

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体力強化

2006-06-26 20:11:21 | 
オバサンは、昨日からニンニクと玉ねぎを収穫し、息子の応援を貰って倉庫の軒下に干している。
オジサンは、相変わらず朝から夕方まで田んぼの草取り。もう専売特許で、執念に近くなっている。
良くこれだけ続けて腰が痛くならないかと疑問を持たれる向きもあるかと思うが、少し工夫を凝らしている。
一度に五列の畝を除草して行くが、立っている右側は左手で取り、左側は右手で取るようにしている。こうするとその都度ストレッチの腰をヒネル運動と同じ原理が働き腰が疲れない。(邪道と言われる片手取りではあるが)
また、取った草を届く場合は畦道まで投げるが、これがゴルフのアプローチと一緒で距離感が重要。短くては田んぼに落ちるし、長すぎると隣の田んぼに入ってしまう。アンダースローだったりハンマー投げのように体全体のヒネリを使ったり、草の量によって変化をつけている。最近弱り気味の肩の強化に役立っている。
勿論、泥田を歩くだけでも、足腰の強化になっている事は言うまでもない。

毎日アホみたいに田んぼに這いつくばっているけど、チャント工夫を凝らしながら体力強化に繋げているのであります。



オバサンの展開する「里山ビジネス」は、今は花が中心。
京カノコ、ムラサキツユクサも出しているが、メインはアヤメ。
花開く前のツボミの状態で出しているが、売れ行きは好調のようだ。


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