霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

クレーム

2016-09-30 21:49:29 | 産直
産直運営側から「販売した米や野菜に関しお客様からクレームが入った」と一斉メールを頂戴すること間々ある。
しかし、今朝は違った。
店頭で枝豆を並べていたらひと昔以上先輩にあたるお客様から声を掛けられた。

お客様 : この枝豆は味噌豆ではないのか?
私   : いいえ違います。これは「かおり豆」という青豆です。
お客様 : いや、この莢の大きさは味噌豆に違いない。
私   : 味噌豆は甘みが無いので枝豆には適しません。貼ってあるシールやPOPにも書いてある通りこれは
      「かおり豆」という美味しい枝豆です。
お客様 : そんな書き物なんてどうにでも書けるのだから信用できない。この豆は全部味噌豆だ。

 と捨てゼリフを吐いて去って行った。


(先日に続き朝焼け。珍しい雲の立体感が良かったがカメラでは上手く捉えられなかった)

傍若無人なお客様にやり込められた気弱な生産者は、そのウサをY店長にぶつけた。

いつもクレールを言われる側だが、今回は「生産者からお客様に抗議したい」と申し入れた。
しかし、店長は大笑いするだけでコメントは無かった。


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籾殻の山

2016-09-29 21:21:39 | 
昨日、今日と雨混じりの天気が続いた。
当然稲刈りは出来ないので「籾摺り日和」となり好都合となった。



底をついていたのは飯米だけではなかった。
鶏用の飼料用米も飼育数を大幅に増やした関係で8月前に不足状態となっていた。

その間、止むを得ず購入飼料を中心に凌いでいたが、これからはクズ米、米糠も増え、。
秋野菜も加わるので餌代の節減が図れそうだ。
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籾摺機復活

2016-09-28 21:30:03 | 機械
故障した籾摺機は擦り減ったベルトを全部取り換え各部に蓄積したゴミを取り除いて復活した。
早朝から修理対応してくれたクボタのO営業マンに感謝、感謝。

お陰で稲刈りに支障を来たすことがなくなり、また既に底をついていた飯米も待望の新米で補充する
ことが出来た。



販売のチャンスを逸し、やや気落ち気味のOさんには「目先の販売よりも長い目で農家を育てて」と
お願いして慰めた。

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籾摺機トラブル

2016-09-27 21:32:41 | 機械
米作りは、稲刈り、乾燥、籾摺りの順に仕事をこなす。
稲刈りだけが順調でも乾燥機や籾摺機にトラブルが発生すると稲刈り自体もストップしてしまう。

これまで稲刈りに支障を来たすような籾摺機のトラブルが無かったので安心していたのだったが、
今日から始めた籾摺りで大きなトラブルが発生し参ってしまった。


(飼料用米の粗植を証する証拠写真)

例によってクボタの営業マンは新機種への更改を奨めて来たが、そんなに頻繁に機械ばかり買って
いたのでは文字通り機械化貧乏で経営そのものが立ち行かなくなってしまう。

信頼出来る筋の情報によると籾摺機の耐用年数は「30kg×1万袋相当をこなした年数に匹敵する」
とのこと。
とすれば未だ半分の年数にも達していないことになる。

修理に多少の費用と日数を要したとしても「買わないで済む道」を選ぶことにした。
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野菊

2016-09-26 20:39:05 | 
稲刈り三日目。
今日でウルチを終えるつもりでいたが、朝の8時過ぎから雨が降り出した。
しかし、その雨は一時間ほどで上がり天気は徐々に回復に向い太陽も顔を出し始めた。

「多少雨の雫が残っていたとして午後は決行すべし」という生産部長の決断で予定通り
稲刈りを行い、トラブルに見舞われることもなく無事に終えることが出来た。



田んぼからの帰り道の途中、転作田の土手に野菊が咲いていた。

「野菊の墓」が私の人生を変えたことは既に何度か紹介しているので省略するが、花を
見るたび薄幸のヒロインを思い出す。
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