安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
天気続き、暑さ続きでハウスの水稲苗の管理が大変なことから「田植えを急ぎたい」と生産部長から
リクエストがあった。
愛妻からの注文とあれば「最優先で」となるのだが、残念ながら今年は「代かき」に時間がかかり今日
予定していた「田植え」は一枚だけとなり、本格的には明日以降となった。
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「田植え」と同時に除草剤等の農薬散布も出来る機械を田植機に設置したので、作業能率はグンと向上した。
この種の機械は価格も安いので「もっと早く活用すべきだった」のかもしれない。
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(カメラからだと植えた苗の緑は捉えられなかった)
今年の苗は若干「根張り」が良くないが、この好天下なので早々に活着することが期待できそうだ。
一度晴れたら晴天続きとなり「日照り」の心配が頭をよぎる。
幸い20日に降ったまとまった雨を田んぼに備蓄できたため田植えまでは水の不安は無いが、その後が気に掛かる。
週間天気予報では5月5日にようやく傘マークが付いたものの、昨年は傘マークが悉く外れた苦い経験をしている。
このブログで何度もグチをこぼしているが、ここ数年「一方に偏る天気」は完全に常態化してしまったようだ。
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今日はあろうことか「真夏日」との予報が出た。
天気が良すぎるとビニールハウスの水稲苗が「焼ける」心配をしなければならない。
育苗の失敗の大半はそれが原因となっている。
生産部長は暑いハウスの中で何度も「水かけ」を繰り返していた。
以前、代かきは「粗代」と仕上げの「本代」の二回に分けて行っていたが、最近は二回に分けて入る手間を
省略するため一気に「本代」まで済ませていた。
とろこが、何故か今年はかき混ぜた泥が固くトラクターの足跡が残る「代かき」となり「これでは田植えに
も支障を来す」状態となってしまった。
止むを得ず基本に戻り「粗代」と「本代」の二回に分けて行うことにした。
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実際にやってみると「二回に分けるのは非効率」と思えた「代かき」が、実は「二回に分けた方が効率的」
であることが判明した。
畦塗り同様に「昔ながらの農法を蔑ろにしてはならない」と改めて認識させられた。
代かきはあまり得意な仕事ではない。
手抜きは勿論出来ないが目一杯手をかけても仕上がりはあまり変わりないような「腕」
でしかない。
極端な凹凸さえ無ければ田植え等に特段支障がある訳でもないので百点満点は望まず
得意の「割り切り」で40点でも可としている。
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その代かきを今日ようやく二枚済ますことが出来た。
泥が落ち着くのを二日待って29日から田植えがスタートする。
今年から「直接仕入れ」となった鶏の雛を受け取りに早朝から福島の国見まで出かけた。
土曜日に設定したのは高速道の土日割引を利用するのが狙いだったが、割引対象は「ETC車だけ」と
聞いてガッカリした。
軽トラで高速を利用する機会など無いのでETCは乗用車にしか設置していなかった。
それでも「軽自動車料金」適用だったので、高速料金やガソリン代を考慮に入れても「仕入れ単価」は
JA経由の仕入れとほぼ同額で済んだのは幸いだった。
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雛の入れる籠として野菜コンテナを二つ組み合わせて利用したが、ダンボールを利用して運搬した
場合は「暑さで全部死滅」という例もあると聞かされたので、復路はノンストップで戻った。
そして無事に80羽の雛を鶏舎に解き放すことが出来て「ホッ」と胸を撫で下ろした。
残念ながら福島、宮城の高速道周辺の美しい新緑を愛でる余裕は無かった。