霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

年の瀬

2010-12-31 17:02:25 | 産直
「年末商戦」でバタバタする年の瀬はいつものこと。
そのせわしさに拍車をかけるのが「しめ縄」販売。
ジイチャン、バアチャンが手をかけて作った「しめ縄」は売れ残れば廃棄するしかない。
売れ残りを無くすためには少な目に作ればいいが、少な過ぎると折角のビジネスチャンスを逸することになってしまう。

しめ縄は三ヶ所で販売しているがそれぞれ客層が違うので売れる「特異日」も微妙に異なる。
過去の店舗別日別データを見ながら出荷量を配分しているが、今年は特異日がずれた店舗があったりして混乱したが何とか二店舗は完売となった。

最後の一店舗は今日の最終日が特異日。
昨年並みの数が捌ければ「完売」と見込んでいる。


(名勝「厳美渓」も雪の大晦日を迎えた)

一年間ご愛読ありがとうございます。
どうぞ良い年をお迎え下さい。
来年も「老いて益々盛ん」を目指して頑張ります。
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鶏舎

2010-12-30 19:34:03 | 家畜
寒さを緩和するために鶏舎の金網面をビニールで覆うのは今年に限ったことではない。
ところが改築した鶏舎では異変が起きてしまった。

古い鶏舎はビニールで覆っても他の場所が隙間だらけで風が通っていたが、「鼠や雀が入らない鶏舎に」とリクエストして造った鶏舎はビニールで覆った途端に空気が流通しない密室状態になってしまった。
澱んだ空気が臭いだけでなく逃げ場を失った湿気が床に敷いてある籾殻をベタベタ状態に変えてしまっていた。

これでは鶏も大変だし建物だって直ぐに傷んでしまうので、少々寒くても日中はビニールを開けてやらねばならないようだ。
早速ハウスで使っている「クルクル」を付けてビニールを巻き上げた。



横棒に使う細い鉄パイプが雪の下に埋もれて使えないため均一に巻き上がらない暫定版となったが、湿気対策としては十分に機能している。

新年を迎える前にベタベタ籾殻を取り出し新しい籾殻を敷いてやるつもりで準備はしているが、年末繁忙のさなかにその時間を確保できるかどうかはやや怪しい。
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スローラーニング その二

2010-12-29 20:50:38 | 趣味
生きている内に「せめて英語ぐらは話せるようになりたい」という気持ちが最近次第に強くなっていた。
誰かのように名画「カサブランカ」を何度も見て習得することも考えたが、そんな時間はとても確保出来そうにないので諦めた。

「スピードラーニング」の魅力は「聞き流し」でいいこと。
軽トラを運転しながらなら毎日一時間以上は聞くことができる。
「習うより慣れよ」が上達の早道になるはずだ。

できればトラクターの運転中も聞ければ最高なのだが、CDデッキは付いていないので状来通り古いテープで我慢するしかない。
でもこの際だからトラクターに中古のCDデッキでも設置しようかと思っている。



先日の大雪で「干し場」として活用していた小さなハウスの屋根が押し潰されてしまっていた。
このハウスは骨組みもビニールも再利用品なので損害はそれほど大きいものではないが、この秋に作ったばかりの「干し場」が使えなくなってしまった。
それでも新年早々に開始する「ヘソ大根干し」には何とか使えそうなので「不幸中の幸い」だった。


(稲の育苗仲間でもある隣りの集落のTさん宅では二棟の内の一つが完全に潰されていた)

今回のドカ雪はそちこちのハウスに大きな被害を及ぼしており、市内では五棟のハウスが全滅した農家もあったという。
春の農作業までに再建できるといいのだが…。
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スローラーニング

2010-12-28 22:34:29 | 趣味
産直への往復時は、軽トラを運転しながら英語のCDを聞くことが多い。
プロゴルフの石川遼が利用している「スピードラーニング」ではなく、子供達の使い古しのCDを意味も分からないまま繰り返し聞き続けているだけなので「スローラーニング」そのもの。

最初はどんな発音をしているのかもチンプンカンプンだったが慣れるに従って判別できるようになり、更に進むと内容もおぼろげながら理解できるようになって来るから不思議だ。
「読書百遍意おのずから通ず」に近い現象かと思っている。

耳が英語に慣れて来たためか洋画を見ていても短いセリフなら理解できる場面が増えて来たようだ。


(昨日は雪の下から赤蕪と一緒にミズナも収穫した。僅か数株で20パック分にもなった。)

世界の標準語となっている英語には以前から関心を持っていたので、社内の会議は「英語で」という会社が増えて来たというニュースを羨ましい気持ちで聞いている。
興味はありつつも自分が話せる訳ではなく「話せるのは標準語と東北弁の二ヶ国語だけ」などと冗談を言うレベルでしかない。

それでも軽トラを運転中に「聞き流すだけ」でこんなに効果があるのなら「スピードラーニング」にも挑戦してみようと思い立ち先日申し込んだ。
届いたCDは「最低でも五回は繰り返えすように」とのことだが、頭が固くなった老人は五十回以上も繰り返すつもりで新たな挑戦を始めた。
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ワインレッドの心

2010-12-27 18:16:01 | 野菜
先日に引き続き雪の中での赤蕪収穫。
雪で農道が通れない場合に備えスコップを用意したが、軽トラは腹をこすりながらも何とか突破してくれた。



雪の上に掘り出された赤蕪のワインレッド色が鮮やかで美しかったが、その上にも容赦なく雪が降り注いだ。



家に戻ってから水をかけると簡単に土は落ちた。
明日の産直では、雪の下で甘味を増した色鮮やかな赤蕪が「買うつもりが無いお客様もついつい手を伸ばす」ことを期待して待っている。



年末を迎え店頭の餅、もち米、しめ縄それに葉物野菜も本格的に動き出し始めた。
貧乏百姓はこの年末商戦を無事に乗り切らないと年を越せないことになっている。
残すはあと四日。
気合いを入れて頑張ろう!
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