霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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続湿田対策 

2007-03-07 19:14:24 | 
湿田と乾いた田んぼでは、米作りの大変さはまさに「雲泥の差」。
「八十八たびの手がかかる」と言われている米作りで、一たびごとに泥との闘いとなり、人間にも機械にも大きな負担となっている。

そんな余分な仕事で苦労したくないと考え、バックホーを活用した排水対策を講じて来た。
ほぼ、思惑通りの効果が現れつつあるが、一部に未だ不十分な田んぼが数箇所残っていた。
掘った側溝に水が溜まっているのに、用水路との連絡が上手く行かず、水の逃げ場が無い状態になっていた。
その対策として先日に続き、田んぼを横断して排水パイブを埋める工事を実施した。

パイプを埋めるための溝が貫通した段階で、溜まっていた大量の水が流れ出た。
側溝の水位が30cm以上も下がり、気持ちまでスッキリした。
「これで環境がガラリと変わったら嬉しいね」とのオバサンの言葉が期待の大きさを現わしている。



排水対策として用水路の泥上げも行っているが、泥と一緒にドジョウや貝が上って来る。
子供の頃と同じ自然が残っていることが嬉しい。
こんな当たり前のことが今は貴重な時代となっている。

コメント (4)
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