霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

転院 その二

2013-01-31 22:45:24 | 家族
本音を言うとバアチャンが胃瘻の手術は受けるのはあまり賛成ではなかった。
単なる「延命措置でしかない」のならバアチャンも望まないと思われた。

転院先でCTスキャンをしたところバアチャンの胃は他の臓器の下に隠れているため簡便な内視鏡
手術ではなく「開腹手術が必要」であることが判明した。

「色々な考えがあると思うが開腹手術をしてまで胃瘻を施すよりも他の方法を検討されてはどうか」
と主治医から打診があった。
もとより望むところだったので、最終的に「カテーテルを使って栄養補給をしながら嚥下のリハビリを
する」ことに決まり、その治療法だと「長期入院も可能」ということを聞き「まずは一安心」ということに
なった。


(2月に入ると「へそ大根」の生産に不向きな天気になってくる。「へそ大根」用にキープしていた大根
が未だかなり残っているので産直に出荷することにした。)

「一難去ってまた一難」で、今度は先日89歳の誕生日を迎えたばかり実家の母が家の中で滑って
尻餅をつき背骨を潰してしまい「入院した」との連絡が入った。
「独居老人」の生活の知恵か、入院に必要な荷物は常にひとまとめに準備していたのでそれを運ぶ
だけで済んだが、急だったのでいつも世話になっているヘルパーさんへの連絡等々で大忙しだった。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転院

2013-01-30 21:01:27 | 家族
昨日の夕方病院から電話が入り、今日のアサイチで一関中央クリニックに転院することが
告げられた。
食事を上手く摂れないため「胃瘻の手術が必要」と以前に説明を受けていて、そのための
転院だった。

もっと早い時期に転院するものと思っていたが、インフルエンザにかかったりしたためか
或いは受入側の都合かで先延ばしになっていた。

その間、食べるようになれば胃瘻の手術が不要となるのでバアチャンの奮起に期待がか
かったが
無理をすると身体が拒絶反応を起こすようだった。



手術が何時行われるか等々については転院先の先生から明日説明がある。
手術日が決まればその後のスケジュールもおおよそ予測できるらしい。

既に要介護五級の認定を受けているので退院後の自宅療養の準備等をアドバイスして
貰うためケアプランナーとの打ち合わせも明日予定にしている。

パアチャンは「早く家に戻りたい」意向だが、今は寒さの厳しい季節なので家族としては
「しばらくは病院で治療に専念する」ことを選びたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

測量

2013-01-29 23:21:34 | 
稲作農家では毎年「○○年度(産)水田農業実施計画書(農業者戸別所得補償制度の交付金に係る
営農計画書)兼水稲共済細目書異動申告票」なる長いタイトルの多目的な書類を作成し役所に提出
している。
それによって作付する作物が確定し、補助金の受取額や共済金の拠出額が確定する大切な書類と
なっている。

書類には地番毎に台帳面積と水田面積が予め印刷されていて、農家は水稲作付面積と併せて転作
作物とその面積を記入して提出する。
ところが本来「正しいはず」の台帳面積と水田面積が、昨年から借りた土地や新たに購入した土地に
ついては、地番や面積が実態とかなり違っていて驚いた。

極端な場合は「実面積の半分以下」というような地番もあったりしたので慌てて市役所に相談したら、
2月の上旬に申告書を提出する際に「実地番、実面積に訂正するように」との指導を受けた。
そんな訳で「雪解けの春を待っての測量」では間に合わず、雪の中で悪戦苦闘する「測量」をすること
になった。

「俄か測量士」は夫婦と雖も呼吸が合わない。
声が届くか届かないかぐらいの離れた距離で「罵りあい」という「あいの交換」をしながら雪まみれの
測量となった。



測量を終え、雪まみれになったメジャーは薪ストーブの部屋で湿気を拭取って乾かした。
日を改めて「もう一ケ所」やらねばならない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多田自然農場

2013-01-28 21:16:07 | 経営
毎年、今の季節に開催されている認定農業者の会の「現地研修会」は遠野の
「多田自然農場」が舞台となった。

 ・農薬を使わず「土づくり」に重点を置き、安全で美味しい農産物を作る。
 ・単品ではなく出来るだけ多種類の農産物を育てる。
 ・置かれている自然環境を活かす。
 など農業に取り組む姿勢に共通項が多かったのが嬉しかった。

ただ、経営者、農業者としての実力や経営規模、品質レベルは比較にならない
開きがあった。
そして、30人もの社員を抱えながら「手のかかる農業」にこだわり、品質と価格
に絶対の自信を持っていた。
無農薬栽培を大規模に行うのは「経営的にペイしない」とばかり思い込んでい
たがそれは大きな誤解だったようだ。

また、発酵飼料により臭いのしない牛舎や稲の「不耕起栽培」の取り組みの話
しも興味深かったし、今はお客様に提案する「レシピの勉強に余念がない」とい
うチャレンジ精神の旺盛さにも感心させられた。


(30人ほどの見学者に熱弁をふるう多田克彦氏)

頂戴した名刺の肩書きも面白かった。

 日本一の牛乳をしぼる
 日本一のホーレンソウをつくる 
(有)多田自然農場代表取乱役舎長  多田克彦

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「気分はいつも直滑降」

2013-01-27 21:06:02 | 経営
自民党の山本一太参議院議員のブログ「気分はいつも直滑降」をこの二年ぐらい
毎日チェックしている。
魑魅魍魎が棲むと言われる政界で「真面目な政治家」がどんなことを考えどんな
行動をしているのかを知るうえで大変興味深い「発信」となっている。

安倍政権誕生に伴い初入閣を果たしたので「大臣の仕事振り」を知るチャンスも
訪れたので期待して見ようと思っている。
しかし、入閣が決まる前や決まった直後のブログにはやや「固さ」が感じられ心配
したが、徐々に彼本来の内容に戻りつつあるようだ。


(明日の出荷に備え収穫して来たツボミナ)

サラリーマン時代は短い期間だったが自民党員となり党費を納めたこともあったし、
今は自民党の政治家のブログを毎日読んでいることから「熱心な自民党支持者」と
思われるかもしれないが決してそうではない。
選挙権を得て以降、選挙で自民党に投票したことはただの一度も無い。

今回のアベノミックスも大いに疑問で、とても賛同できない。
永遠に続くはずのない「経済成長」を求め大きな借金を増やすよりも「低成長時代」
に備える方策を考えるべき時と個人的には思っているが、それは世間では通用し
ない考えのようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする