霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

シーダー

2014-10-31 20:05:52 | 穀物
昨日堆肥チラシをした市野々の畑で今日は種蒔き。

これまでは畝間を90cmとって「二条蒔き」をしていたが、小麦の場合はそれほど
広い間隔は不要なことから今年から「四条蒔き」に挑戦することにした。



家を出る際に「午前中に終えるかもネ」などと生産部長にプレッシャーをかけら
れたが、とんでもない「高望み」だったことが直ぐ判明した。

条を追加する分のシーダーを二つ新しくしたが、その設置に手間取ったり種を
入れる容器のシャッターが動かないトラブルに見舞われたりした。
更には新旧のシーダーの車輪の高さ違いによる「蒔き漏らし」が発生し、その調整
にも時間がかかり結局午前中に本格スタートはできなかった。


(使い古している左の二つの車輪は擦り減り、回転もスムーズではなかった)

それでも「明日は雨」の予報なので今日中に終わらせたい。
午後からノンストップで拍車をかけ最後はライトを点灯して何とか終えることが
出来た。
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耕畜連携

2014-10-30 22:36:20 | 穀物
朝イチに一関ミートさんの豚舎責任者である佐藤さんに電話を入れ、午前11時から
堆肥運搬をしたい旨をお願いした。
人手不足で忙しい中にもかかわらず快諾を頂いた。


(ローダで二杯分で軽トラは満杯となる)

佐藤さんの配慮で殆どロスタイム無く積み込みができ、約5kmほど離れた市野々の畑と
豚舎を夕方五時までに8往復した。
畑での堆肥チラシの時間も含めると約40分間隔で往復する形となり、簡単な昼食は
摂ったものの一服の時間も無いハードなスケジュールとなったが予定通り終えられた
のは幸いだった。

疲れはしたものの雲一つない快晴の下での作業は順調で快適だった。


(田んぼと異なり畑は軽トラがそのまま入れるので助かる)

国は耕畜連携の取り組みとして「飼料用米のわら利用」等を支援している(10a当たり13000円)。
しかし、巷間噂されるところによるとペーパーのやり取りだけで実体が伴っていない事例が
多いらしい。
ミートさんと我が家のような「耕畜連携」には何の補助も無いのが惜しまれる。
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小麦

2014-10-29 20:21:30 | 穀物
小麦の作付面積を大幅に増やすことにした一番大きな理由は「省力化」だった。

耕作面積が就農当初の倍以上に増えたため手が回らなくなったことから、播種も
収穫も機械化され比較的手のかからない作物を増やし実質的に「規模縮小」と
同じ効果を狙ったもの。

これまでは小麦粉にして自家消費に充てると共に産直で販売していたが、製粉料
の負担が大きくペイしない作物の一つとなっていた。
かと言って米に準ずる「主食」をエゴマのように「撤退」させる訳には行かない。

それに小麦は主力商品の枝豆や大豆の連作回避作物としても活用しなければなら
ない事情もある。
更には販売先の主体を「JA出荷」に改めると補助金が大幅アップすることも見直し
の大きな後押しとなった。



二年続けて黒豆だった市野々の畑は来年は全部小麦を作付けすることにした。
今月末が小麦の播種適期。
週末は雨の予報なので、その前に耕耘、堆肥チラシから播種まで一気に済ませ
たいと思っている。

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栗駒山初冠雪

2014-10-28 22:08:05 | 天気
11月を目前に控え冬の到来を告げるかのように冷たい風が吹き寒い一日となった。
天気がいいのに一日中姿を見せなかった栗駒山は初冠雪らしく、真湯温泉から上は
通行止になったという。

寒くなっても畑仕事は残っている。
当面の最優先課題は「小麦を蒔く」ことだが、順番としては未だ畑に残っている
二毛作の大豆を収穫しなければならない。
畑を耕し堆肥を撒いて種蒔きを終えるまでに未だ数日かかる見込み。


(後山の小屋前の畑)

例年雪が降ってからの収穫となっている赤蕪は今年も順調に育っているが、畝間の
中耕除草をしていないので雑草が目立つ。
赤蕪収穫がスタートするのは12月に入ってからになると思われる。
コメント (2)
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エゴマ

2014-10-27 19:27:24 | 野菜
雑草の勢いが強く何を作付けしても育たない畑があった。
その畑を利用して雑草に強いエゴマを栽培したところ狙い通りソコソコに育ち収穫を終えた。
収穫は草刈機で雑草と一緒に刈り倒してから拾い集め、ハウスで乾燥させた後に棒等で叩く
という原始的な方法を採用している。

手が掛かる割には産直に出品してもあまり旨味のある商売にはならない。
それに加え食べ方はほぼゴマと重なるのでゴマが収穫できるようになってからは自家消費用
としても必需品ではなくなった。


(ハウスに搬入したエゴマ。右奥の黒いのは他の畑で収穫し脱穀済のエゴマ)

零細農家の経営は労務費ゼロカウントで辛うじて成り立っている面がある。
手が足りないからと言って外注などしたら、たちまち「赤字転落」となることは必至。
自給自足にこだわりつつ「限りある自前の稼働」を有効に使って経営を成り立たせるためには
強化する作物もあれば捨てる作物も当然出て来る。

そんな背景もあって先日紹介したようにゴマや菜種は「隔年栽培」とし、エゴマについては
今年限りで「完全撤退」を決めた。

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