霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

標準語

2008-03-31 20:17:46 | 生活
先日、JA主催の会合で同席した参加者の一人から「アンダはキレイな標準語で話すようだげど、どご出身なのしゃ?」と訊かれた。
サラリーマン時代は歯切れの良い標準語で話し「出身は東京です」などと冗談を言ったこともあったが、同僚からは「気取ってみても顔を見ればどう見たって東北人」と言われていた。
だから標準語を話すといっても、随所に訛りが顔を出すお粗末なレベルのもの。

集落での「営農相談会」等で市役所やJAの職員から説明を受けることがよくある。
その際に質問したり意見を述べたりするオバサンやオジサンの話し口調を聞いて彼らには「田舎には珍しく標準語を話す人間が居る」という印象を与えていたようだ。
別に標準語を意識している訳ではないが、公式の場での発言なので丁寧に話そうとすると標準語に近い言い回しになっていたのかもしれない。

しかし、標準語が印象に残ったまでは良いのだが、オヒレハヒレが付いて妙な噂まで広がっているのを耳にして驚いた。
「アンナ地元の連中とはもう付き合いたくない、と言って集落活動から身を引いた」とか「集落内をすべて特別栽培米に変えJAへの出荷を無くそうとしている」等々。

火の無い所に煙は立たないというが「身に覚えの無い妻殺しの罪を着せられたリチャード・キンブル」のような心境でいる。
それでも、集落内も含め噂話しには反論しようも無いので放って置くに限る。
誤解であればいつか解けるだろうし正解ならばそれなりのこと。
この種の類いは「いずれ時間の経過と共に落ち着く所に落ち着く」というのがオジサンの持論。



「♪椿咲く~ 春なのに~」
先日に引き続き今朝も雪が降り、寒い中での種蒔きとなった。


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U字溝

2008-03-30 20:31:05 | 生活
早朝から集落の共同作業である「堰の泥上げ」があった。
毎年、水田作業が始まる今の時期に水系別に分かれて実施している。
中山間直接支払制度の交付金を利用して堰のU字溝化を進めているが、それが完了すればこの作業は不要となる。

集落内の堰は傾斜地を流れているため台風等で大雨が降るとたちまち激しい急流となり土手の浸食や土砂崩れ等を起こし易い。
その防止策として数年前からU字溝の敷設が進められているが、限られた予算の範囲内で公平性や優先順位を考慮しながら進められているので、完了までにはまだまだ時間がかかりそうだ。

U字溝化されるとドジョウや鮒が生息出来なくなるマイナス面もあるが、集落内には沢山の堤があるだけでなく、最後までU字溝化されない堰も多いので彼らの生きる場所まだまだ沢山残されている。



日中は四人がかりでの第二弾の「土入れ」作業を行った。
その後、予定を早めて「種蒔き」も一部実施した。
いずれも人数が多いほど仕事が効率化できるので、オバサンは家族の予定を頭に入れながら作業日程を組んでいる。
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シソの種蒔き

2008-03-29 19:04:44 | 野菜
バァチャンのドル箱であるシソ作りがスタートした。
シソの売上げそままバァチャンのヘソクリになるので気合いが入るのも当然のこと。

作付け面積は毎年同じにしているつもりだが、いつの間にか少しずつ領土を拡張し、オバサンが他の野菜を予定している畑を侵食して来ている。
それでもジィチャンとオジサンによる「舅と婿の醜い主導権争い」みたいなことにはならない。
以前は家の前にある畑がメインだったが今は他にも畑が増えたので、オバサンも余裕で太っ腹なところを見せられるようになった。
これは休耕田を畑として復活させたり借入地を畑にしたりしたオジサンの「内助の功」(?)の賜物といえる。

それが無ければ今頃は血を分けた母娘の「骨肉の争い」を観戦できたかと思うと残念な気がしないでもない。



この道の大ベテランのバァチャンは畑に直播きするだけでなくハウスでも沢山のシソの苗を育てている。
霜の被害等で失敗しても直ぐに挽回できるよう保険をかけているようだ。
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なごり雪

2008-03-28 20:47:07 | 景色
今朝も早朝から竹藪の刈り払いに出かけた。
霜柱が立つ寒さだったが早朝からうぐいす等の野鳥の声が賑やかで、静かな森の中で刈払機のエンジン音を立てるのは無粋に思えたが、環境整備は野鳥達にとっても歓迎すべきことなので暫し我慢してもらうことにした。

刈り払いが進むに連れて、竹藪で遮られていた景色が開け大きな堤の水面が見えて来た。
ここ霜後集落最大の堤で、下流に位置する水田の大切な水の供給源となっている。
竹藪を整理した後に残った木々も枝打ちをしたりしてスッキリさせれば景観にマッチした立派な木立になるに違いない。



刈り払っている時は夢中で気付かなかったが、いつの間にか小雨模様になっていた。
その雨が家に戻って朝食をとっている間に雪に変わった。
典型的な「なごり雪」で本格的に降り出したと思ったら、一時間ほどで雨に戻り僅かばかり積もった雪も直ぐに雨で消されてしまった。



♪ なごり雪も降る時を知り
    ふざけ過ぎた季節のあとで
    今 春が来て君はきれいになった
    去年よりずっときれいになった

朝食後、去年と変わらずにきれいな(???)オバサンと育苗用の「土合わせ」や「種籾の芽出し」の準備に取り掛かった。

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土入れ

2008-03-27 21:42:40 | 
育苗箱への「土入れ」が始まった。
ジィチャン、バァチャンにも手伝ってもらい四人がかりでこなした。
土入れはこれから何回に分けて実施するが、今日土入れしたものは4月1日に種蒔きをする。
育苗は受託している分もあるので、これから配達が終わる五月中旬までは緊張感のある毎日が続くことになる。



「もうそんな事をしている時ではない」とオバサンに非難されながら朝仕事に借り入れ地周辺の竹薮伐採に出かけた。
本来冬場にすべきだったが一部は手が回らなかった。



密生している竹藪の刈払いは草刈りのようにスンナリとは行かない。
刈り倒した分を片付けないと次に進むことが出来ないので時間がかかる。
(写真の右側は刈り取って積み重ねたもの)
それでも、放置すると風通しが悪いだけでなく景観を阻害するのが我慢できない。
全部終えるにはあと数回通わなければならないが何とか時間を捻出するつもりでいる。
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