霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

新米

2006-09-30 21:59:39 | 
新米が出来たのでお得意様や親戚等に連絡しまくっている。
心待ちにしていた方もおり早速昨日「ゆうパック」で送付し、市内の方には直接持参した。
また、いつも親交のある仙台の皆さんには、たまたま所要があったので、味自慢の枝豆と里芋、それに卵も加えてお持ちし、セットでお買い上げ頂いた。
久し振りでお目にかかる方もおり本来はゆっくりとお茶を飲みながら懇親を深めたいところであったが、夕方仙台駅前で昔の仲間との約束の時間があったので、ドタバタの配達となり失礼をしてしまった。

「ゆうパック」は30kgの米袋に送付書を付けるだけで送れるので凄く便利だ。送料も持ち込みの場合は、関東まで送って1200円とお手頃価格となっており、更に同一宛先の場合は二度目から50円引いてくれるのも嬉しい。



産直に米を出荷するには品質検査を経ることが約束事になっている。昨日、オバサンは軽トラックに新米を積んで朝一番でJAの厳美支店で検査を受け、一等米のお墨付きを頂戴して来た。
食味値はナント84と一昨年と同様の高い数値を示していた。
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全治5週間でした

2006-09-29 11:41:55 | 趣味
オジサンが蛇に驚いて足を滑らし、右肩を怪我してから5週間が経過した。未だ若干違和感があるものの、ようやく痛みも少なくなり昨夜はバドミントンでハイクリアも打てるようになった。
一時はどうなることかと心配したが、自然治癒力頼みでじっと耐えた甲斐があったというもの。
この間、相手には失礼だったがバドミントンを左腕で、バレーボールはアンダーパスとアタックは左打ちで遊ばせてもらった。

三週間目ぐらいまでは痛くて右腕を肩より上に上げられなかったが、農作業には殆んど支障が無かった。「スポーツが身体に良いのは心臓より上に腕を上げる機会が多いから」と何かで読んだことがあったが、日常生活ではあまり腕を上げる機会が少ないものだと改めて気かついた。
唯一不便だったのは、上の下着を脱ぐ時だった。特に汗ダクの下着はへばりついてなかなか脱げずに難儀した。

先日の運動会では、年齢別徒競争でトップとなったが、二位とは僅差だった。以前はかなり差をつけていたので、体力が衰えて来ていることを感じた。
農業は肉体労働が多いので体力トレーニングにもなっていると思っていたが、それは間違いだった。
サラリーマンを辞めてから、それまで30数年間続けていた朝のトレーニングを止めた。農業は早朝から忙しいのでそんな時間は確保できなかった。
しかし、それが急激な体力の低下を招いたようだ。
バドミントンは練習しても上達せず、逆に下手になっている。。
今回の怪我も「体力の衰えが招いた事故」に違いない。
そもそも、転んで怪我するなどというのは老人の専売特許のはずだ。

体力強化策を早急に検討する必要がある。



美味しいと好評を頂いた里芋も残すところあと僅かとなった。
産直への出荷は既にストップし、あとは直接販売で追加注文を頂いているお客様分を残すのみとなった。
遊んでいる土地はまだまだあるので来年はもっと作付け面積を増やすつもりでいる。

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「米作り」

2006-09-28 19:24:17 | 
コンバインで収穫した籾を乾燥機にかけ水分を15.5%まで落とした後に控えているのが「米作り」だ。
籾摺機で玄米にし、30kg単位に袋詰めする作業をそう称している。
玄米までしてしまえば、いつでも農協に出荷することができるし、直接販売も可能となる。
早速一部を精米し、明日から厳美の「道の駅」と「新鮮館おおまち」で新米を販売する予定だ。

昨日一日中雨が降り、田んぼには水が浮いている。余程の好天と風でも吹かない限り今日明日の稲刈りは難しい。
「米作り」には絶好の機会なので、これまで乾燥させた分を玄米にし、籾収納庫を空けておくと、今後の作業がし易くなる。

オジサンはこれまで「米作り」を手伝ったことはあるが、籾摺機を操作するのは始めての経験。意外とこれが難しい。玄米に籾が混じる割合とか、摺り過ぎ等の品質も時々チェックしながら進めなければならない。
朝から夕方まで「米作り」に勤しみ、30kgの米俵を100個ほど積み上げる肉体労働も伴ったので、久し振りに腕がだるく重たい感じになっている。



籾摺機から吐き出されたモミガラが山となった。この山はこれからドンドン大きくなって行く。
このモミガラを使って、農村の秋の風物詩「クンタン焼き」が間もなく始まる。

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完投を目指して

2006-09-27 18:28:25 | 
稲刈りも昨日で四日目を終えた。
不馴れのため毎日のようにトラブルが発生し、思うように進んでいない。
折角好天が続いていたのに勿体無い話しだ。
こんな事ではいけないので、一昨日は泥だらけになったコンバインを水で洗い、ギッシリと詰まった泥や藁を全部取り去った。
また、取扱説明書も最初から読み直してトラブル回避のポイントを再チェックした。

その甲斐あって昨日は順調に進み、初めて最後までトラブル無しに終える事ができそうだった。ところが、最後の田んぼに入った途端にトラブルに見舞われた。新しいコンバインは小型でパワーも小さいため、一日中稼働しチェーンや歯車に泥や藁切れが詰まってくると、刈り取り部や後部のカッターでトラブルが発生し、アラームが出て止まってしまうようだ。
30分程で復旧し、その後追い込んだものの暗くなってしまい、あと少しの稲を残して中断せざるを得なかった。

四日目にしても未だ予定どおり終えたことは一度も無い。野球で言えばオジサンは完投経験の無いビッチャーのようなもの。
でも、新しいコンバインはパワーこそ無いが、斜めに刈り進んでも刈り漏らし無く綺麗に刈り取ってくれるし、湿田でも深みに嵌まる前に乗り越えてくれるので大助かりとなっている。
コンバインが女房役のキャッチャーだとすれば、お互いに気心を理解しつつあるので、完投勝利は目前に迫っていると言って良い。



コンバインが入る前の事前準備で田んぼの四隅を手刈りしているオバサンが、土手でカワラナデシコを見つけたので、早速撮影した。
しかし、綺麗なピンク色だったのに後で見たら白い花に変わってしまっていた。露出の補正が必要だったみたいだ。
敗者復活戦で、今日の雨の中を再度撮影に出かけたが、雨に濡れた可愛そうな姿となっていた。
でも、こんな姿の写真はなかなかお目にかかれないので、逆に貴重かも知れない。


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稲刈り後の風景

2006-09-26 21:28:19 | 
稲刈りはまだ始まったはがりで、刈り取りの終わった田んぼがチラホラ見受けられる程度。
稲刈り後の田んぼの風景は、ここの集落では三つに分かれる。

一つはコンバインで切り刻まれた藁切れが残っているだけのシンプルなもの。これが一番多い。多分全国共通だと思われるので紹介するまでもない。

二つ目は、先日も紹介したように牛の飼育に使うために藁を立てて乾燥させているもの。我が家も含めて三軒がこの方法を採っている。
牛一頭につき50a相当の藁を必要とするという。我が家は親牛と子牛それぞれ2頭ずつなので、200a相当の藁立てをしなければならない。
この稼働も決して馬鹿にならない。ここの田んぼの藁立ては、ジイチャンとバアチャンがやってくれた。



最後は、昔ながらの風景であるホンニョウを立てて稲を乾燥させているところが一軒となっている。
自家用飯米を天日乾しで美味しく食べたいという拘りのある家で、昔からの伝統をそのまま引き継いでいる。
この方法を採用するには、コンバインではなく手刈り又はバインダーが必要となる。この風景が好きなので、一部の田んぼで実施することも検討したが、稼働的に今の方法でもアップアップ状態なので、無理だと諦めている。


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