霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ピンチはチャンス

2019-10-31 17:51:24 | 

色彩選別機を購入したのは2013年なので既に6年が経過している。

赤色の蛍光管を使って玄米を、青色で白米の選別を行うが、これまでは玄米のみで
白米を選別機にかけたことは無かった。

たまたま赤の蛍光管が劣化で不安定になったことから、新しい蛍光管が届くまでの
「数日間の凌ぎ策」として、青の蛍光管を使って白米を色彩選別機に掛けてみた。

その結果、赤よりも「仕上がり」が良かったのでビックリしてしまった。
人間の目と同様で、選別機も玄米よりも白米の方が「斑点米」(カメムシの食害のある
米)を見つけ易いらしく、ロスも少なくて済むようだ。



今日もメインは小麦の播種。
しかし、乾きの悪い耕地のため播種機にトラブルが頻発して時間がかかり「東の山」を
終えるのがやっとだった。
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小麦の播種

2019-10-30 18:26:25 | 穀物

例年以上に「雨の多い秋」となっている。
乾くのを待っていたのでは冬を迎えてしまいそうなので、湿気の多い畑では
「余分な稼働を要する」のを覚悟の上で「小麦の播種」を始めた。


(播種機をトラクターに付ける際、目皿や歯車の取り換え、それに注油等で
二時間近くを要した。)

東にあるオムスビ山のような畑を去年は東西に畝を作ったが、今年は南北に変えた。
期待通りに耕地をより有効活用できて、見た目も「立派な畑」になって来た。



畑で小麦を作るのは手段であって、主目的は「二毛作の大豆」の作付。
豆類は連作が不向きなので連作回避作物として小麦を絡ませている。

山から変じた約80aの畑でトラクターを運転しながら「いずれ立派な大豆畑に
してみせる」という闘志が湧いてきた。

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フラットな耕地を目指して

2019-10-29 20:07:38 | 経営

田んぼの凹凸は田植え直後に水を張った時にワルサをする。
極論すると、凹の苗は水面下となり凸の苗は水が無い状態となる。

一方、畑の凹部分には水が集まり作物の生育を妨げる。
このように耕地はフラットが望ましいことから、バックホーを使って凹凸の解消を
図っている。



写真の小さい畑は、中央部分が低く水が溜まることが多かったので周辺の土を大胆に
掘り取って中央に集めた。

畑の場合は、田んぼと異なり多少の傾斜があっても苦にならないので、大胆な
「土寄せ」を行った。
それでもトラクターで何度か往復すればフラットに近づいて来るに違いない。


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オムレツを作るためには卵を割らなければならない

2019-10-28 19:03:47 | 趣味

スピードラーニングを聞き始めたのは石川遼がマスターズに参戦した頃だったので随分昔のこと。
軽トラとトラクターで毎日執拗に聞き続け、ようやく48巻中の40巻まで辿り着いた。
その40巻目のタイトルが「オムレツを作るために(パート1)」となっているが、料理をテーマに
した内容ではない。

「オムレツを作るためには卵を割らなければならない」というバーナードショーの言葉が引用され
ていて、その意図するところは「何か新しいものを作る場合、時によっては何かをブチ壊さなければ
ならない」とのこと。
ネットで調べたらフランスのことわざにも同趣旨のものがあるらしいが、初めて聞く含蓄のある言葉に
新鮮な驚きがあった。



48巻には、同棲相手のアメリカ人男性と、それを親に隠し続けていた日本人女性とその母親が登場
するが、それぞれの会話が十分に吟味されていて大変興味深く面白かった。

パート1は事実を知って激怒した母親が「もう、死んでしまいたい」と泣き叫ぶところで終わっていたが、
英会話ソッチノケで早くパート3まで聞いてみたい心境になっている。

 
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産直の手数料 その三

2019-10-27 20:37:50 | 産直

二日前の「その一」にsegareさんからコメントが入っていた。

2019-10-26 17:17:35

「関西です。枝豆を少し出荷してます。手数料は30%です
このくらいが普通です。こちらは15%にはびっくりです」

(segareさんのコメントに対して)

手数料30%に当方も「びっくり」です。

手数料の相場が倍も違う理由を考えてみるに、一番大きい要因は「市場規模の違い」かと
思われます。
市場規模が大きいと「高くても売れる」ので、生産者は高額な手数料を上乗せしても
「売り捌くことが可能」かと思われます。



以前、六本木ヒルズビルに近い広場で開催されている「日曜産直」を見学したことがありますが、
当地で200~250円で販売している干し大根(ヘソ大根)よりもお粗末な品質の品が500~700円で
販売されているのに驚かされました。

また、産直とは価格体系が異なるかもしれませんが、札幌のデパートで大豆の「秘伝」が当地の
倍の価格で販売されていました。
このように、都市部と田舎では同じ日本でも「貨幣価値が異なる」のが実態のようです。

当地でも、漬物や加工品に25%の手数料を課す産直が有りますが、手が余分にかかっているにも
関わらず1/4も取られ、150円の手取りでは「バカバカしくてやってられない」となります。

手数料のみの単純比較では田舎の方が有利に見えますが、市場規模の大きい都市部周辺の方が、
「生産者の実質収入は多い」と思われます。

田舎の産直は単価が安く「年寄りの小遣い稼ぎ」の域から脱出出来ていません。

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