霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ホダ木の搬入

2010-02-28 19:55:02 | 山菜
いつもなら年末に搬入しているホダ木が雪の下になって山で越年してしまった。
伐採林が山の北斜面に位置しているため雪融けが遅く今日まで運び出せずにいた。
モタモタしていると春の農作業とバッテングするのでヤキモキしていたが、一昨日の雨でようやく雪が融けたので勇んだ出かけた。

しかし、「晴」との予報に反し仕事を始めた途端に雪が舞い始め、斜面での作業は難儀を極めた。
今年のホダ木は「山から離れ難い」という気持ちが強いのかもしれない。



それでも午後には天気も回復し雪も消えたので何とか明るい内に全ての搬入を終えることができ「ホッ」としたが、久し振りに肉体労働となったオバサンは途中からアゴが上がり気味となり、かなり疲れたようだった。



少量多品種栽培はビジネスベースで考えると分割損となりペイしない場合が多い。
その中でも最も収支率の悪いと思われるものの一つがこのキノコ栽培。

ホダ木伐採から始まり植菌してホダ場に並べるまで何度も手がかかり老体には負担が大きい。
それでも自家生産の採り立てのキノコが食べれる魅力は捨て難いと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝賀会

2010-02-27 21:49:18 | 趣味
昨年実施された第39回一関市民体育大会の総合優勝祝賀会が厳美渓のリバーサイドホテル渓泉閣で開催された。
13競技中ソフトボール、ペタンク女子、バレーボール男女で厳美地区が優勝しており、今年もダントツの総合優勝となった。

もう「毎年恒例の…」と言ってもいいぐらいの祝賀会で感激もやや薄れ気味となったものの、旧一関市内15地区のトップに連続して輝いたのだから凄いこと。

オジサンは朝から後山でホダ木伐採をしてかいた汗を渓泉閣の温泉で流してから参加したので、ビールの呑むペースも早く口の方も滑らかで「舌好調」となった。



祝賀会に先立ち、市内の大会で金賞を受賞したという厳美小学校ブラスバンド部の子供達が生演奏で祝ってくれた。
バレー仲間の娘さんが県の中学選抜のメンバーとして活躍していると聞いたが、音楽の分野でも頑張っている人達が居ることを知り同じ地区民として心強く思われた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラー診断

2010-02-26 21:16:08 | 生活
会社時代の職場は皆一様に「背広にネクタイ姿」だったが、それでも服装のセンスのいい同僚と無頓着な同僚との差は歴然としていた。
オジサンは勿論後者の代表格で服装に関しては「汚れや乱れが無ければヨシ」とするタイプだった。

そんなオジサンが突然「色気を出して」変身することになった。
無論、今になって「女性にモテたい」と一念発起した訳ではない。
ショボクレジジイがショボクレタ服装をしていたのでは「周囲に不快感を与えるのでは」と思い始めたのが事の発端だった。

かと言って自分で服装をコーディネートするセンスは無いので、娘達が贔屓にしていて家族ぐるみで親交のある「クロワッサン」という女性衣料専門店にお願いすることになった。



コーディネートする第一歩として、似合う色を判定する「カラー診断」が必要とのことで今日の受診となった。
女性専科の店に男が入るのは気が引けて緊張感もあったが、「似合う色」として診断された色が「好みの色」とほぼ一致したのは興味深かった。

診断結果を踏まえた仕入れまでお願いしたので、店にとっては「とんだ迷惑な特注」となったが、これがお店の「男性市場に参入するキッカケになれば」などと独善的な解釈をしている。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

産直は安全?

2010-02-25 21:10:57 | 産直
「産直の野菜は新鮮で安全」という評価が一部にあるようだが、「新鮮」には異論が無いものの「安全」には疑問符が付くと思っている。
何人かの野菜作りの専門家が「産直の野菜は危険」という評価を下していたし、「その危険性」を熟知しているある消費者は「産直では買物をしない」と言明している。

産直の生産者は市場やJA等に出荷しない小規模農家が多く、専門性にやや欠けるため「農薬使用に対する意識も低い」というのがその理由のようだ。
実際に日ごろ接している生産者仲間の会話を聞いていても時々「ゾッ」することがあるので、その批判や不安は多分核心を突いているものと思われる。

先日、宮城県の先進的な某産直を見学したオバサンは、栽培履歴に除草剤使用と表示しながら「農薬を使わずに育てました」とのコメントしてあるのを見て驚いてしまった。
「除草剤は農薬ではない」と誤解している生産者が多いのは一関だけではなかったようだ。

そんな怪しい生産者から消費者の安全を守るための制度として、エコファーマーや有機JASの認証制度があるが、昨年見学に行った某JAのやり手の理事は「あんなものは作文だけなので何のチェック機能も無い」とアッサリ切り捨てていた。
もしそれが事実だとすれば、「安全」と「認証取得の有無」は何の関連性も無く、単なるパーフォーマンスということになりそうだ。

(五号ハウスのツボミナ。ここ数日の陽気で大分大きくなって来た。)

オバサンは就農した八年前から農薬を使わない野菜作りに拘って来た。
それはお客様に「美味しく安心、安全な野菜」を提供するためであることは勿論だが、農薬使用による危険に最もさらされるのは消費者ではなく「生産者自身」であることを十分に認識しているためでもある。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理屈の無い世界

2010-02-24 20:06:46 | 生活
『戦後世代は権利や自由を過度に強調した教育を受け、戦前の日本人の美徳であった「忠孝の精神」に欠ける面がある』と稲盛和夫さんが著書で述べているのを読んだときに、自分自身を省みて「全くその通り」と妙に納得した思い出がある。

オジサンの場合は誤った(?)戦後教育にプラスして更に「日本国憲法」を勉強して感銘を受けたのがそれに拍車をかけたのかも知れないとも思っている。
それでも「権利には義務や責任が伴う」し「自由だって他人の自由と衝突する場合は制約されることがある」ぐらいのことはわきまえているつもりだが、今はそんな理屈が通用しない世界で寂しく暮らしている。



昨日今日と素晴らしい快晴で気温も上昇し、栗駒山も二日続けて山頂まで姿を現わした。
体が完全に冬仕様となっているためか実際の気温以上に温かく感じられ、軽トラの暖房もOFFで運転するぐらいの陽気となった。
こんな日は外で仕事をするのが「一番の楽しみ」となる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする