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霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

原野を畑へ

2025-03-22 19:22:06 | 穀物
 長いこと不在地主の所有となっていた原野を譲り受け、畑に変えるべく早朝
から一部に自生していた潅木の伐採作業に着手した。
 午後まで掛けて掘り起した石や木の根、それに伐採木を隅に寄せてから
バックホーで粗堀りした。
 そのまま4月末まで放置してからトラクターで耕起するつもりでいる。


 
 獣害の心配が無く、肥料をあまり必要としない小豆を蒔く予定だが、面積の
半分は肥料気の全く無い土だったので耕起する前に堆肥や炭カルを施したいと
思っている。
 耕作初年度は多くを期待することは出来ないかもしれないが、年を追うごとに
改善していくはず。
 このような「産みの苦しみ」を味わうのは耕作放棄地の復活等で何度も経験済
で、嫌いではない。 
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豆引き

2024-11-11 17:53:00 | 穀物
 大豆の収穫に向け午前1時間と午後2時間を「豆引き」に充てている。
   本来であればコンバインで一気に刈取りと脱穀をすべきものだが、諸般の
事情により一本一本引き抜いてまとめ、後からコンバインで脱穀するという
変則農法となってしまった。  多大な労力と時間を要するので「原始農法は
今年限り」としたいが、「百姓の来年」が得意な俄か百姓が目論見通り進め
られるかどうかは怪しい。


 栗駒山の初冠雪は消えたが日増しに寒くなっており、朝は霜が降りるよう
になった。
 薪ストーブも24時間フル稼働となり運搬車2台分の薪を軒下に運んだ。
 以前は軒下全部に薪を並べていたが棟梁さんから建物を傷める原因になる
と指摘され、今は必要量の1~2週間分を薪小屋から運ぶようにしている。
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小麦から撤退

2024-10-24 21:03:42 | 穀物
    小麦は手が掛からない作物だが、穂が出る時季に赤カビ病防除が義務付け
られ、また、乾燥調製料としてJAの支払う代金が売上金額を上回る場合もある。
   一方で、小麦粉として産直で販売しても「売れない&利益が出ない」という
状態になっている。
  更に、 昨年、赤カビ病に汚染された小麦が出回って大騒ぎとなったことから、
精粉所では「盛岡の検査機関で検査を経ない小麦は精粉出来ない」となり、
自分で作った小麦で「手打ちうどん作る」愉しみも無くなった。
 そんな諸情勢を鑑み、将来的にどうなるかは別にして、当面、小麦作りから
撤退することに決めた。
 既に播種用の種を「30kg×5袋」購入していたが、鶏の餌として活用する
ことにした。


   たまたま例年よりも早く蒔いた大根が順調に生育し、毎日産直に出荷し
即日完売が続いている。
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小麦の精粉

2024-08-28 22:06:30 | 穀物
 自分が作った米や野菜を食するのが百姓の歓びのひとつ。
 自家生産の小麦でスイトンや手打ちうどんを作るのも同様だが、その愉しみ
が奪われる事態が生じた。
 昨年、県内で生産した小麦の一部が赤カビ病に汚染され、小麦粉として市場
に流通してから回収する大騒ぎがあった。
 以前から、小麦生産者には「赤カビ病を予防するための防除」が義務付けら
れているが、それでも防ぐことが出来なかったようだ。
 再演防止のためJA岩手では盛岡の検査機関の検査を経ない小麦は「流通
させない」措置を講じたため、自家生産の小麦を直接業者に精粉依頼すること
も出来なくなった。
 生産者もスーパー等から小麦粉を購入しなければならないことから、我が家
が保有する「きな粉用精粉機」が小麦にも適用できるどうかの検討を始めた。


 (稲刈りを目前に控えた田圃。台風襲来で倒れないことを祈るばかり)
 
 昨年秋に播種した小麦は全く発芽しなかったことから、今年の小麦の収穫は
無く、仲間から分けて貰った小麦の精粉依頼に行って初めて「その驚くべき事態」
知った。
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理想的な雑草対策 再び小豆畑

2024-08-19 20:30:59 | 穀物
 稲刈りに備え田圃を乾かすため周囲の雑草を肩掛式草刈機で刈り取る
作業を続けている。
 そのついでに「中耕除草&土寄せ」が功を奏した小豆畑の周囲の雑草も
刈り取った。
 小豆が大きく葉を広げて畝間や株間に雑草は全く無かった。
 


 一方、その隣に位置する大豆畑は発芽率が悪かったため空きスペースに
雑草が繁茂している。
 これでも三度の中耕除草後に肩掛式草刈機で刈り取った三週間後の姿で
ある。
 今刈り取っても雑草が直ぐに復活するだけなので雑草の勢いが弱くなる
秋まで待つことにしている。 

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