霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

時給

2006-11-30 19:04:05 | 生活
サラリーマン時代の習い性で、オジサンは直ぐに時給換算する癖がある。
「我が家の農業は、時給換算すると100円ぐらいにしかならない」を、口癖にしている。
他産業に従事している人に、農業が収入的に恵まれていない実情を一言で理解してもらうには、最適の表現。
実際は、もう少し上の金額となるかも知れないが、いずれ五十歩百歩で、一番安いパート労働者の時給より安いことは間違いない。

周辺の農家の実情を耳にする範囲内では、我が家が特別お粗末な経営をしている訳でもないようだ。

農業と縁が無かった時代は、「日本の農家は経営努力が足りない」などとしたり顔で喋っていたが、実際に従事してみると「経営努力にも限界がある」と思うようになって来た。

農業で成功を収めるている人も居るので、下手に弱音を吐くと反論されそうだが、少なくとも今の農業は「お金にあまり縁がない商売である」とは言えそうだ。

先日、野菜作りで大きな収入を得ていると評判のM子さんに「道の駅」で声をかけられた。
M子さん「熊谷さんは農業に従事して一年になるけど、面白くて仕方がないでしょう」
オジサン「ウ~ン、面白いけど、時給換算すると100円ぐらいにしかならないのが癪の種ですね。」
M子さん「イヤー、それは違う。農業に時給などという観念を持って臨んでは駄目なのです。」
オジサン「………………」
 


初冬の木洩れ日を浴びているシイタケ。
秋は春の数分の一しか採れないが、ナメコ同様、息長く出ている。
今年の気候が影響しているのかもしれない。
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ホウレンソウ

2006-11-29 18:29:41 | 野菜
毎年、今の時期は産直へホウレンソウを出荷していた。
しかし、今年はそれが出来ず、オバサンはやや落ち込んでいる。
新設した分も含めて二つのハウスを使ってホウレンソウを栽培しているが、双方とも生育状況がよろしくない。

ホウレンソウを蒔く前はどちらもシソを栽培していたので、それが何らかの悪影響を及ぼしているのではいなかと推測していたが、この道のプロである「つー助さん」に新鮮館で会った時に確認したところ、どうもそうではないようだ。
もっと詳しい状況を説明し、アドバイスを頂くこととした。

[種を蒔いて一カ月になる新しいハウスのホウレンソウ]


夕方、軽トラで堆肥作りに使う落ち葉拾いに出かけようしたら、丁度白鳥達がネグラに戻って来たところだった。
帰宅時間としてはいつもより早く、未だ少し明るいので写真撮影を試みた。
しかし、後で見たら見事にピントが外れていて、全部没となった。

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籾殻撒き

2006-11-28 18:05:31 | 
昨日、今日と雨の一日となった。
雨の日は仕事が限定されるので、気持ちが乗らないところがある。
それでも午後は、小雨だったことからJAのライスセンターから籾殻をもらって来て、田んぼに撒いた。
藁を回収している田んぼには、それを補う十分な堆肥を供給しなければならないが、補完する意味で籾殻も撒いている。
軽トラック二台で二往復したが、それでもまだ足りないので、日を改めてあと何往復かrする予定だ。

雪の降る前に畑と同様に、堆肥、EM米糠ボカシも撒いて、トラクターで耕して置くと春の作業がグンと楽になる。

ライスセンターで籾殻を袋詰めする時には、天井から籾殻と一緒に物凄い粉塵も落ちてくる。
一瞬息が詰まる時が何度かあった。
次回は防塵マスクが必要だ。



先日の素晴らしい夕焼けのあった日の朝に撮った写真。
日の出直前の寒い朝に、ジェット機が夜間飛行ならぬ早朝飛行をしていた。
肉眼で見るとUFOのように見えた。
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果樹園の撤去

2006-11-27 17:49:23 | 野菜
数日前の話しとなるが、ジイチャンが趣味で梨を育てていたミニ果樹園を、畑化の一環として撤去した。
期待したような実がつかなかったこともあるが、果樹には農薬を使うので、例のポジティブリストがらみで、周辺の田畑に農薬が飛散してはまずいことになる。
今が止め時と判断した。



チェーンソウで梨の木を切り倒し、枝を縦横に支えていた鉄バイプと防鳥ネットを取り除いて、木の根はバックホーで掘り起こした。
それらを終えるのに二人で2時間程度と予想以上に早く終えることができ、順調な進み具合にルンルン気分だった。
特に、木の根の撤去は人手なら数日かかるはずなので、バックホーがその威力を存分に示してくれた。

その後、一昨日紹介したように、籾殻、堆肥、EM米糠ボカシを撒いてからトラクターで耕し、新しい畑が出来上がった。



ここには息長く販売できるジャガイモを植える予定。
南北に細長い畑だが、ジャガイモは「東西に畝を作るべし」と本に書いてあったので、それを実践してみるつもりでいる。


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道路改良工事完工祝賀会

2006-11-26 20:14:45 | 生活
午後から「市道霜後2号線改良工事完工祝賀会」が市内の「古戦場」で開催された。
一関市長や市議会議長を始めとする20名の来賓を招待し、小さな集落としてはやや背伸びした祝賀会だった。
副区長の役割ということで司会進行役を任され、脱サラ以来初めて背広とネクタイを身に付けた。
ワイシャツのボタンとネクタイで二重に締め付けられた首の違和感が、酔いが回るまで気になった。

サラリーマン時代、キーマンの集まるこのような会は絶好の営業活動の場となったので、ノンビリ座って呑む余裕は無かったが、「もうその必要は無いのだ」と自分に言い聞かせながら呑んでいた。



先代区長としての尽力が評価されたのか、ジイチャンも顧問として招待され、最後の締めを任された。
いつものような長話しとなることを心配したが、意外とアッサリと「一本」で締めてくれた。
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