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霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

機械化

2010-11-30 22:20:19 | 
集落内でも堆肥をトラクターで撒く機械を備えている家があるが、我が家では運搬車を使って手撒きで済ませている。
EM米糠ボカシを撒くのも同様に手撒きとなっていて、「秋掘り」の最後となったこの田んぼに撒くだけでもオバサン一人で30分を超える時間を要した。

それでも機械化しないのは年に一回だけの仕事に大きな投資をしても回収できないと思っているため。



鶏舎等の改築、代かきハロー、ダンプ付き軽トラ、田植機の更改、それにプラソイラー、管理機、運搬車、エアコンプレッサー、クン炭機の新規調達と今年は投資が多い年となった。
これ以上更に投資したらそれこそ「機械化貧乏」で借金取りに追いまくられることになりそうだ。
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新たな養鶏

2010-11-29 21:07:25 | 家畜
鶏には自家生産の穀物クズや野菜それにオカラも食べさせているが、それでも購入飼料の費用は卵の売上げの約半分を占めている。
今年から補助金が出ることもあって「飼料用米」を作り購入飼料を半減させるつもりで取り組んでいる。

今は試行的に籾のまま与えているが、慣れないためか食い付きの良くない鶏も居るようだ。
それでも与え方を工夫すればいずれ馴染んで来るものと見込んでいる。


(庭のナンテン)

できれば飼料用米の作付面積を一気に増やし「購入飼料を全廃したい」と思っている。
それが実現できたら大幅なコストダウンになるだけでなく、より安全な鶏卵生産が可能となってくる。

補助金が出ている内にそんな「新たな飼育を確立したい」と目論んでいる。

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2010-11-28 18:09:41 | 家畜
鶏を飼っていると冬を迎える前に二つの仕事が待っている。
一つは鶏舎の冬囲い、そしてもう一つは卵を産まなくなった二年目の鶏の「処分」。

冬囲いは外側に面している部分をビニールで覆ってやるだけのこと。
鶏舎を改築した際にビニールハウス方式で簡単に上げ下げ出来るようにしていたので、それを利用して覆ってやった。

鶏舎が網で外側に面しているのは東と南側だけなので冬場に風が入ることは殆んど無いが、外の冷気をビニールでシャットアウトしてやると室温も大分違ってくるようだ。



気が重いのは「処分」の方。
数が少なかった頃はオジサンが手をかけていたが、数が多くなるに連れて手が回らなくなったので今は簡単に済ませるようにしている。
お陰で新鮮な鶏肉にありつけなくなってしまったが、それよりもの「心の苦しみ」から解放されたメリットの方がずっと大きいと思っている。
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異色な「産直」

2010-11-27 19:59:19 | 産直
昨日見学した盛岡の「小さな野菜畑」は異色な「産直」だった。
通常の産直商品と併せて県内は勿論全国各地から仕入れた物も販売し品揃えが豊富だった。
それに北国の産直では致命傷となり勝ちな「冬場の売上げ確保」にも工夫を凝らしていた。

売り場面積はそれほど広くないもののPOPが個性的で面白かったし、商品のネーミングもユニークだった。
例えば、岩泉産の炭は「祝炭(いわいずみ)」と言ったセンスで名前だけでも買いたくなるようなネーミングとなっていた。


(夕陽を浴びた柳には既に冬芽(とうが)が膨らんでいた)

以下印象に残った経営者の方のコメントは以下のとおり。

・ 消費者ニーズに合わせたら自分の首を絞める。自分の味覚、自分の好きな物を作って出荷する。
・農業改良普及センターに勧められた作物は供給過多となり値が下がるのは必然。
・ オリジナル商品にこだわる。少ないロットの場合はオリジナリティが特に大切。
・ 勝たないまでも負けない商売。
・ 農業を地域の人に伝えるのが直売所の仕事。
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嵐の前の… 

2010-11-26 08:11:22 | 天気
今日は認定農業者の研修会で盛岡へ。
オバサンは二日続きの研修。
オジサンは花巻の新鉛温泉で山形時代の仲間の集まりがあるため、午前中だけ同行。 
他の直売所を見ることは我が身を振り返るチャンスにもつながる。

田んぼの「秋掘り」は新しい運搬車の活躍もあり残り三割を切ったが、田んぼの乾きが不十分でいつもよりも時間がかかっている。
以前にも紹介したが今年は風が極端に少ないので、それが田んぼの乾きにも影響を与えている。
近所では「秋掘り」を途中で止めたぐらいだ。


(出かける前の朝仕事で一枚を終わらせることができた)

風の無い静けさは「嵐の前の静けさ」ならぬ「異常気象前の静けさ」ではないか。
いや既に異常気象状態に入っているのかもしれない。
コメント (2)
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