霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

田植え

2008-04-30 21:20:23 | 
当分の間好天が続くということなので、当初の予定を少し早め今日から田植えを開始した。
気温も高く風も無い絶好のコンディションのスタートとなった。

二年連続機械トラブルでオバサンに植え直しで苦労させてしまった反省を踏まえ、今年はJA農機センターのAさんにも立ち会って貰い、不具合の無いことをチェックし万全を期した。

気になったのはこの一週間で二度も霜の降る寒い朝あったこと。
田んぼでは薄氷が張ったところもあったので、心配してバアチャンに確認したところ「霜の被害はハウスの方が心配。田んぼに植えてさえしまえば大丈夫」とのこと。
大ベテランから自信に溢れたお墨付きを貰い安心してスタートを切れた。

「山菜採り」という浮気もせず田植えに専念したこともあり、今日一日で三分の一程度を済ますことができた。



写真の背景に栗駒山が見えたが春霞で写っていなかった。
本当は田植えをしている「オジサンの勇姿」をお見せしたかったが、オバサンが忙しくその時間が取れなかったのが惜しまれる。
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浜の真砂は尽きるとも…

2008-04-29 20:50:35 | 山菜
世の中には善人も多いが「悪人」も間違いなく多い。
先日の山菜ドロなど可愛い方で、畑やハウスの中にある野菜を盗む輩も居るという。
以前流行となった「無人野菜直売所」は野菜だけでなくお金まで盗まれる被害が続発し、今は全く廃れてしまったようだ。

祝日の今日、各生産者が満を持してタラノメを多数出荷したが、コシアブラが少ないという情報が入った。
例によって「地の利」活かし、早速コシアブラの「仕入れ」に山に出かけた。
しかし、目的の場所に行って驚いた。
手頃な大きさになっている筈のコシアブラが見事なまでに摘まれて一葉も残っていず、設置していた「立入禁止」の看板は抜かれて放り投げられていた。

看板を放り投げられたことにもガッカリしたが、コシアブラの摘み方にはもっとシヨックを受けた。
後からまた芽を出すタラノメと違ってコシアブラは葉を全部摘まれると枯れてしまうもの。

こんな悪人に「山菜採りの資格はない」と叫びたいが、犬の遠吠えにしかならないのが口惜しい。



昨日の山菜採りで、峡谷の底から我が家方面を見上げた写真。
上に並んだ杉木立の左側に田んぼがある。
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キチガイ夫婦

2008-04-28 21:48:20 | 山菜
忙しい中で毎日のように山菜採りをしているところをみると、本当は忙しくないのかもしれない。

今日は昼食前に戻るつもりで余裕を持って11時前に出発した。
目指すは家の前を流れる久保川の峡谷。
僅か二、三分で下まで降りられるのだが、滅多に降りることのない「秘境」となっている。
熊の通り道となっているとの噂もあるのであまり近寄らないようにしている。

ここでは野いちご等トゲのある植物の密生している中を蔓のようなものに足を取られたりしながら急斜面の岩場を登ったり降りたりしなければならない。
移動するだけでも大汗をかく極めてハードな山菜採りとなるのが常。
こんな難攻不落とも思える場所で山菜採りをする人間はもはやキチガイ以外の何者でもない。
「山菜採りは生活のため」は表向きの建て前で、本当は「単に好きなだけ」なのではないか、という気がしてくる。

今日はタラノメやコシアブラ以外にシドケもゲットでき大満足のアドベンチャとなった。
それでも、急斜面の移動に時間をとられ帰宅したら二時になってましい、バアチャンに呆れられてしまった。



「霜後の滝」の直ぐ下流の岩場に大きなタラノキがあった。
手頃な大きさのタラノメがここだけで20個以上も採る事が出来た。
これが今日の最後の仕上げとなった。
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連休二日目

2008-04-27 21:01:36 | 山菜
「道の駅」を訪れる行楽客の購買力は凄いものがある。
特に、野菜よりも山菜の方が良く売れる。
他の生産者分も含めると朝の出荷量で十分間に合うと踏んでいたが、午前中で売れ切れとなる雰囲気となり、昨日も今日も慌てて山に「仕入れ」に行くことになってしまった。
昼食は何処に食べたか分らない状態で、「こんな生活を続けていたら身が持たない」と嘆きつつ二人とも満更でもない顔をしている。

二時過ぎに追加出荷したが、特にタラノメは人気で追加分もたちまちの内に減って行った。
タラノメは収穫期が早まったこともあり「連休中の需要に追いつかないのでは」と心配していたがそれが現実のものとなって来たように思える。

来年以降の収量増に向けた取り組みを急ぐ必要がありそうだ。



昨夜の雨の影響で朝は靄が出ていた。
最初の「荒代かき」が終了し、今日から田植え直前の「植え代かき」に入った。
この代かきの後三日ぐらいすると田んぼの土も落ち着き田植えに最適な状態となる。
最初の田植えは30日に行うことに決めた。
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現行犯逮捕

2008-04-26 20:54:29 | 山菜
GWに入って集落を訪れる行楽客も多くなっているが、その大半は山菜採りが目的。
町場の人達は今の時期になると「山は共有財産」という感覚で入って来る。
エグネで大切に育てているタラノメまで採られることのないように「立入禁止」の看板をそちこちに立て防止策は講じているが、そんな看板を無視する輩も居て毎年のように被害に遭っている。

今日も田んぼで代かきをしていたら車を停めた夫婦連れが鎌を手にタラノメ林に入るのを見つけたので、チャリンコで駆けつけかなりの剣幕で注意した。

車のナンバーをチェックした後に名前を聞いたら素直に答え、夫婦で「スミマセン、スミマセン」を繰り返していた。
「スミマセンで済めば警察はイラネェ!」と威勢よく啖呵を切りたいところだったが、素直に謝られたので盗ったタラノメを回収して無罪放免としてしまった。

後でオバサンから「そんな売り物にならない小さいタラノメを回収したって仕方が無いから買ってもらえば良かったのに」と鋭い指摘をされてしまった。
どうやら折角の売上増のチャンスを逸してしまったようだ。



初挑戦の麦畑が青さを増して来た。
種の撒き方にムラがあったためか、生育がまばらとなっている畝もある。

「♪誰かさんと誰かさんが 麦畑 チュッチュチュッチュしている いいじゃないか…」
畑の中でそんな「イイコト」ができるぐらい大きく生長して欲しいものと願っている。

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