霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

麦刈り その二

2015-06-30 20:59:52 | 穀物
昨日紹介したように小麦は全般的に作柄の良くない畑用にも活用している。
収穫量が少なくなるのは覚悟の上の作付だが、今年は特に酷かった。
播種期に「秋の長雨」に祟られたこともあったが「コンバインの燃料代にもならない」と思われる畑もあった。

昨日、今日と二日がかりで刈り取った小麦は水分込みで約2000kgだった。
どれだけの作付面積だったかは恥ずかしいから書かないが、収穫量の大半は市野々の畑だったことだけは間違いない。

小麦栽培はこの十年間失敗の連続で今年も反省点が多い年となったが、市野々の畑の主要三枚がマァマァの出来だった
のは少し自信となった。
また、同じ市野々で三年前まで笹薮だった畑からもソコソコの収穫量があったことも嬉しかった。
「苦労は何時かは報われる」と思ってこれからも頑張るしかない。



家の裏にある赤バラはこれまでも何回か紹介しているが、花巻時代に花巻温泉のバラ園見学時に頂戴したもの。
年に何回か花を開く不思議なバラだ。

♭百万本のバラの花を あなたにあなたにあなたにあげる
窓から窓から見える広場を 真っ赤なバラでうめつくして・・・
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麦刈り その一

2015-06-29 18:56:06 | 穀物
麦刈りは来月に入ってから」と思っていたが週間天気予報を見るとチャンスは今日と明日しかなかった。
朝の内に軽トラ二台分のスタンドバックを借りて来て「麦刈り」に備えた。

今年からJA出荷に切り替えたことから収穫した小麦はライスセンターに運ぶ段取りにしている。



小麦栽培の契機は「自前の小麦粉で手打ちうどんを食べたい」だったが、その後「豆の連作を回避するため」
或いは「土質の良くない畑の改善作物として」更には「一番手のかからない作物だから」と変遷を繰り返して来た。
今は「省力化」が一番大きな魅力で、播種も収穫も機械化されていて生育途上の雑草対策も条間を狭めることで
不要となる。

小麦には「貧乏ヒマなし」を解消する「切り札」としての期待がかかっている。
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満水

2015-06-28 19:09:59 | 天気
一昼夜降り続いた昨日の雨で底が見えていた堤も満杯に水を蓄えた。
田んぼも満水となり当分は水を補充する必要はなさそうだ。



二カ月も水不足が続くとそれが解消しても頭は「未だ水不足」のままとなって切り替えが
出来ないでいる。
水不足に変わる新たな課題に焦点を替えるまで少し時間がかかりそうだ。

もっとも、当面の課題は「梅雨の晴れ間」を狙った「小麦の刈り取り」ではあるが・・・。
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水不足解消

2015-06-27 19:50:48 | 天気
昨晩から降り出した雨が一日中降り続き明日の夕方まで続くとの予報が出ている。
夕方近くに主要な堤を巡ってみたら、今まで枯渇していた里山からの流れが復活し音を立てて堤に
注ぎ落ちているのを見て「ホッ」と胸を撫で下ろした。
これだけの水量が流れ込めば今夜中に堤は満杯になるもの思われる。
二カ月間続いた「水不足の心配」はこれで完全に払拭された。

堤は勿論のこと田畑の作物も「雨不足」に悩まされ続けて来たが、実は人間の身体も雨に飢えて
いたようだった。
今朝起きたら身体がシットリして暫く振りに味わう好感触だった。
日本人の身体は雨の多い温帯型に出来ていることの証明かもしれない。



雨の中バアチャンが入所した福光園に様子を見に行った。
顔色も良く元気そうだったので、過酷な労働の日々を送っている我々よりも長生きするようにも
思われた。
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巨木の森

2015-06-26 19:41:30 | 自然
今年は極端な雨不足で「雨の日の楽しみ」としていた「日帰り温泉」もご無沙汰だった。
生産部長が心身ともに「疲れ気味」となったのもそれが要因の一つだったのかもしれない。



東北南部が「梅雨入り」との報道で、当地の空も厚い黒雲が流れているが肝心の雨は未だ
落ちて来なかった。
しかし、「間もなく雨になる」との見切り発車で栗駒山中腹にある真湯温泉に向かった。
着いた時刻は丁度5時だったが例によって入浴の前に「森林浴」を楽しんだ。



単なる新緑なら家の周辺でいくらでも楽しめる。
しかし、巨木の森の神々しさや深みのある空気には到底敵わない。



たまたま時間帯が遅かったためか温泉は男湯も女湯も「独占貸し切り」状態だった。
茶色に濁った露天風呂にも浸かり「お一人様600円」の豪華な贅沢を存分に味わった。
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