寂しい繁盛期

例年ＧＷの主力商品となるはずの山菜は放射能汚染問題で販売不可となっているので、
エグネのシイタケやこれから最盛期を迎えるタラノメを見るたびに「恨めしいやら口惜しい
やら」という気持ちになる。

葉物野菜も端境期なので、苦しいながらも連休中は大豆、ヘソ大根、きな粉等で頑張る
しかない。


（厳美の「道の駅」の店頭に並ぶ大豆）

先日の小学校のクラス会の参加者が少なかったが、自分が幹事で秋に予定している
高校のクラス会の方は今日が申込み締め切りだった。
こちらも参加者が少ないのに驚いた。

「年金生活になると参加者が少なくなる」という話しを以前聞いたことがあったが、それ
が現実化したのかもしれない。

彼岸から

今は朝の四時を過ぎると明るくなっている。
朝食前に三時間も農作業に充てられるのは貴重だ。
それでもそんなには「頑張らない」ことにしていて、起きてはいるが動き出すの五時過ぎ
からにしている。

理由は、朝からフル回転すると夕方までスタミナが持たないから。



昔から昼寝をするのは「彼岸から彼岸まで」と言われているが、今年は未だ昼寝の時間が
作れていない。
10分程度の僅かな時間でも「一休み」すると午後の「元気度」が違って来るので早く定例化
したいと思っている。

一日中農作業に従事する場合は、マラソン同様にスタミナ配分を考え「メリハリ」を付けなけ
ればならないようだ。

クラス会

小学校時代のクラス会が「かんぽの宿」で開催された。
前回は「つい最近やったばかり」と思っていたが既に五年前のことと聞いて
少なからず驚いた。
幹事役は２～3年おきに開催するつもりだったらしいが、大震災や放射能
汚染問題で「開催を自粛した」と釈明していた。

小学校のクラス会としては初の「泊付き」だったが、残念ながら前回より参
加者が少なく盛り上がりもイマイチだった。



たまたま宴席で中学校の恩師が母校の小学校の近所に「終の棲家」を構え
ていることが話題になった。
厳美、山目、一関の各校の校長を歴任し、その後教育長の任に八年間就い
た大沢先生が、中学校の教師として最初に受け持った生徒だったクラスメイト
が私も含めて何人か居た。

特に女性陣が「是非、先生に逢いたい」ということで、急遽アポをとって今日の
昼過ぎに近所の喫茶店で懇談することになった。

先生とは産直で時々お逢いする機会があったが、「担任した生徒との認識は
無かった」とのこと。
中学時代の私はそれぐらい「存在感の無い生徒」だった。

販売自粛

春の山菜シーズンの我が家の主力商品はタラノメ。
毎年「刈り払い」等を実施して大切に育てて来たタラノキが枝振りも良くなり、更に増えてもいるため
収穫量は年を追うごとに増加して来ている。

昨年は放射能検査を実施し「基準内」であることを確認したうえで産直に出荷していたが、「市内の
どこかで基準オーバーしていたタラノメが出た」という理由で、五月初めに「販売自粛」の憂き目に
遭ってしまった。
今年はそんな心配も無く出荷できるものとばかり思っていたら、「昨年の自粛要請が解除されてい
ない」とのこと。
そればかりか昨年までは販売できたワラビも「販売不可」となる可能性が高いらしい。

原発事故による放射能汚染は「年々減少するもの」とばかり思っていたが、現実はそんな甘いもの
ではなかった。



ニュースによると自民党が「原発再稼働」を参院選の公約に掲げるとのこと。
世論調査等での高い支持率を踏まえ、前回の衆院選で隠していた「衣の下の鎧」を披露する覚悟を
決めたようだ。

再稼働の前提は「安全性が確認された原発」とのことだが、福島の事故並びに事故後の混乱を見れ
ば原発は「安全でないことが確認された」というのが一般的な受け止め方かと思っているが、そこに
大きなギャップがあるようだ。

いずれにせよ「原発推進」という「本音」を公約することはフェアなことなので、そのことだけは「評価」
しなければならない。

代かき

畑仕事は昨日の試運転のみで一旦休止し、今日からは「田植えモード」に切り替え
早朝から「代かき」に専念した。

「代かき」は二回に分けて行う。
一回目は土を砕いて水に馴染ませておいて二回目は田植えの三日前に「仕上げ」
を行う。



朝から雨模様の天気で、雨は一日中断続的に降り続いた。
雨の中での農作業は一般的には歓迎しないが「代かき」だけば唯一の例外で、雨の
方が都合がいい。
ここ数日は不安定な天気が続くようなので、このチャンスに一回目の「代かき」を一通り
済ませようと思っている。