霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ノウハウの蓄積

2006-07-31 22:04:07 | 野菜
土、日に産直でのミズの売れ行きがイマイチだったので、珍味と言われる実が成るまで販売は取り止めようと考えた。
 しかし、今朝ミズを持たずに「新鮮館おおまち」に行ったら、繁忙日の月曜とあって野菜類は勿論のことミズも残り僅かとなっていた。折角の販売のチャンスに在庫が無い状態となってしまい、持って行かなかったことが悔やまれた。

 ことほど左様に産直の販売ではノウハウ不足による失敗が多々ある。
 時間特性、曜日特性、季節特性、お客様特性等を十分に踏まえずに出荷したり、野菜でも山菜でも「ハシリ」が良く売れるのに、美味しくなってから売ろうとして、価格が低くなったり、販売のピークが過ぎてしまったりしていた。

 でも、お陰様でこの半年間、お金は貯まらなかったが、産直での販売ノウハウは随分と蓄積できた。
 売れ残ったからといってガッカリする必要がないことも学んだ。
売れるかどうかはかは二~三日様子を見てから判断すべきなのだ。。
 オバサンもオジサンもセッカチで一日の結果だけで直ぐに結論を出し勝ちで、今回のミズもそうだが、まさに「失望は愚か者の結論」となっている。



ラッキョウは本来6月頃に収穫するようだが、敢えて遅らせ粒を大きくしてから収穫している。
根と茎を付けたまま二週間塩漬けした後に、本漬け(甘酢漬け)すると歯ざわりの良いシャキシャキしたラッキョウ漬けができあがる。
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夏到来

2006-07-30 19:28:40 | 
まだ梅雨明け宣言は無いようだが、ようやく夏らしい天気になり、明日以降も晴天が続きそうだ。
我が家の農業の主役である米作りもこれから大切な出穂の時期を迎える。長雨による日照不足で近隣の地域ではイモチ病が発生していたので、蔓延を配していたが、今日のような天気が続くなら杞憂に終わりそうだ。



 この田んぼは、除草剤を使わない米作りをしている。除草機を一回、手による草取りを二回行った。それでも今はまた草が出ているが、既に稲が大きく生長したので草の影響は少ないものと思っている。
 無事に実りの秋が迎えられることを願っている。
 
 今夜はSさん宅の焼肉パーティに娘と三人で招待されている。
 朝からスケジュール一杯の忙しい一日だったので、美味しいビールが呑めそうだ。
 酒のつまみとして、夕方採ったばかりの枝豆を茹でて持参するが、空腹のオジサンがお土産であることを忘れ、いつものようにパクパク食べてしまいそうな雰囲気だ。

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日々の積み重ね

2006-07-29 19:25:56 | 野菜
産直に出荷した野菜等の日々の売上げ額は本当に微々たるものだ。
何か買い物をする時「これを買うお金を稼ぐには、野菜を何個売らなければならないか?」
などと考えてしまうと、ついつい手を引いてしまうことがしばしばある。
農業で千円稼ぐ難しさを考えると百円たりとも安易に支出できないのは当然のことだ。
しかし、それを考えてしまうと結局何も買えなくなってしまうので、できるだけ金額比較は封印するようにしている。

 日々の売上額が微々たるものでも、それが一週間、一カ月と積み重なると、当然のことながらそこそこの金額となって来る。
農家にとっては定期的に入る貴重な現金収入となる。
結局は、目先の小さな金額を軽んずることなく日々コツコツと積み重ねることが、大切となってくる。

 以前は、出荷する野菜が少ない時には出荷を取り止めることが多かったが、今は、厳美の「道の駅」にも「新鮮館おおまち」にも原則として毎日出荷するようにしている。
「出荷する物が無いということはない。出荷しようとする気が無いだけだ。その気になれば、いくらでも有る筈。」と自分達に言い聞かせて…。


 
ミョウガと早稲品種の枝豆が出荷できるようになった。明日は日曜日なので行楽客向けに「道の駅」に出荷する予定だ。
他に、アスパラ、シソ、インゲン、ジャガイモ、トマト、ナス、ピーマン、山椒の実、ミズ、卵、梅干を出荷するが、少量多品種出荷はある意味楽しいが、手数がかかるのが難点。

予報は明日も雨だが、子供達が夏休みになったことでもあり、多くのお客様の来店を期待したい。



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ゴンボッパ餅

2006-07-28 21:29:02 | 生活
バアチャンがゴンボッパと呼ばれるゴボウに良く似た葉を採って来て、餅を作った。
インターネットで調べたらオヤマボクチと言う野草で、信州などでは蕎麦のつなぎに使うという。
ゴンボッパが採れたのを口実に餅に入れて、あたかもヨモギ餅のようにして食べるのを恒例としている。
ヨモギ餅よりもシコシコした感じがするものの、見た目も味もヨモギとあまり変わりないように思える。
一関は「餅の里」をウリにしているが、昨年一関に合併した花泉町では「ゴンボッパ餅」を売っているという。
薬効があるかどうかは不明だが、昔の人がヨモギを食べられない時期にヨモギ餅のようにして食べたのではないか。



午前中ジャガイモ掘りをしていたら、昼少し前から雨が降り出し、仕事半ばで中断せざるを得なかった。
掘り出したジャガイモを大きな袋に入れて雨に当たらないように、近くのビニールハウスの中に置いていた。それを片付けようとした時に、突然蜂が数匹襲って来た。ビニールとビニールの間に巣を作っていたのを知らずに、触ってしまったようだ。
直ぐに逃げ出したオジサンを一匹だけ最後まで追いかけて来て、暫し蜂との攻防戦が続いた。それを近くで高みの見物をしていたオバサンが、別の蜂に首筋を刺されてしまった。
「蜂に刺されてショック死」というニュースを毎年のように耳にするので、心配したが大事には至らなかった。
百姓は、このような自然界の危険に何時も身を晒していることを再確認した。

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里芋畑の土寄せ

2006-07-27 22:42:03 | 野菜
久しぶりに晴天の一日だった。
雨で畑に入れない日が続いていたので畑仕事が遅れている。
まず第一弾として、里芋畑の土寄せをしなければならない。
午前中に家の前の畑を終わらせ、午後は今年原野から畑に転用し、試行的に里芋を植えた場所に移動した。
下の写真は作業前のもの。昨年まで原野だった名残りで雑草がスゴイ。



まずマルチを外し、雑草を草刈機で刈り取り、それから管理機で畝間を掘り起こし、最後に鍬で土寄せを行った。
僅かの面積なので二時間足らずで終えることができた。
鍬の扱いに馴れていないため、下手な土寄せとなっているが、まずはメデタシメデタシ。



明日は、ジャガイモ掘りの予定だ。
明日も天気になりますように!

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