霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ウツボグサ

2008-06-30 21:31:31 | 
動力式の除草機に代えてから田んぼの中耕&除草作業は快調に進み、残すところあと二枚となった。
最初は戸惑う面があったが慣れるに従い威力を発揮して来た。
手押し式では退治できなかった一部の雑草もロータの回転数を上げることによりかなりの部分を取り除くことができるようだ。

エンジン音が高いので二時間ぐらい連続すると頭痛がして来る難点があるものの、効果が顕著であることに加えて仕事のスピードアップが図れたのも大きい。



除草機押しの途中休憩の時に近くの土手に咲いているウツボグサを写した。
この花は茎の長いしっかりした分のみを選んで産直で販売している。
草刈りの終わっていない土手ならどごにでも咲いている普通の野の花で、特段感激するような美しさがある訳でもない。
しかし、産直の店頭に並べた時に凄くいい雰囲気を醸し出していた。
明日は少し多めに出荷してみるつもりだ。
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早朝の麦刈り

2008-06-29 23:01:43 | 穀物
「雨が降り出す前に終わらせたい」ということで朝の四時半から麦刈りを始めた。
今時麦を手刈りする農家は皆無かと思われるが、僅かの面積なので原始農法を体験してみたいという気持ちもあった。

刈り取った後の乾燥や脱穀についても試行錯誤で進めるので、無事に製粉まで漕ぎ着けるにはまだ幾つもハードルが残されているが、昨年の蕎麦の経験を活かせばどうにでもなると思っている。



農業を始める時、蕎麦や小麦を栽培して自家製の「手打ち蕎麦」や「手打ちうどん」を食べるのが「夢」の一つだった。
忙しいので実現は暫らく先のことと予想していたが意外に早く実現できることになった。
国産でしかも無農薬栽培の小麦となると貴重品だが、「手打ちうどん」を作る時間の確保が大変そうだ。



麦刈りをしながら「今年のお盆の送り火は昔風に麦藁を使える」とか「お盆用品として麦藁を産直で販売したら面白い」等が話題となった。
こんな話しをしながら仕事ができるのも原始農法ならではで機械を使ったらこうはならない。



穂先に塩辛トンボの半分ぐらいの大きさのトンボが何匹もとまっていた。
色合いが様々だが大きさは同じなので同種類のトンボだと思われる。
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あれから二週間

2008-06-28 21:32:54 | 景色
岩手・宮城内陸地震が発生してから二週間が過ぎた。

名勝厳美渓を流れる磐井川の水は水量も少なく薄茶色に濁っている。
折角の清流をお見せ出来ないのが残念だが、地震後禁止されていた岩場までの立入りが昨日の午後から解除された。

産直へ出荷する時の通り道となっているこの観光名所に人影が見えるようになったのは嬉しい限り。
「道の駅」にも少しずつお客様が戻って来ており、出荷物にも動きが出てきたようだ。
このまま順調に回復して貰いたいものと願っている。



畑の草取り、田んぼの除草機押し等のる合い間を縫って、タマネギとニンニクを収穫した。
いずれもタイミングを失してはならない仕事。
明日は半世紀振りの麦刈りを予定している。
コンバインを使うほどの面積でもないし、昔風の収穫方法にも興味があるので今回は手刈りをするつもりでいる。
予報では午後は雨とのことなので、降りだす前に終わらせたいものと思っている。

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2008-06-27 22:14:03 | 景色
雉は岩手県の県鳥に指定されている。
以前、禁猟区が解除された当初は、たまにしか姿を見ることが無いぐらい減少した時期もあったが、今はこれまでに無いぐらい数が増え、毎日のように声を聞くし姿を見かけることも多くなった。

今年は、草刈りをしている時に二度も卵の入った雉の巣を見つけた。
卵を抱いている母鳥は我が身の危険を顧みずギリギリまで卵を守り続けているため、突然足許から大きな音を立てて飛び出すのでこちらの方が驚かされる。
最初に発見した巣の卵はカラスの生贄になってしまったので、二度目は草刈りを途中で止め、それ以上巣が露出しないように配慮してやった。



そのことをすっかり忘れて近くで草堆肥を積むための木枠を組んでいたら、例によって直ぐ足許から母鳥が飛び出したので一週間前のことを思い出した。
配慮が効果を発揮したらしく、親鳥は巣に戻って卵を抱き続けていたようだ。

今日はあまりにも慌てて飛び出したため、二個の卵が巣から飛び出てしまった。
近くに草堆肥が積まれたお陰で、これまで以上に外敵から襲われる心配が少なくなったので、また戻って卵を抱き続け可愛い雛の誕生に結びつけて欲しいものと願っている。
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動力式除草機

2008-06-26 21:55:33 | 
動力式除草機が昨日届いたので早速使ってみた。
手押し式に較べたら能率が格段に良くなったが、苗を傷つけたり踏みつけたりする割合も多くなった。
でもそれは「人手のような丁寧な仕事はできない」と割り切るしかない。
少なくとも、体力的な負担は大幅に軽減化され仕事がスピードアップしたことだけは間違いない。
それだけでも「投資に見合う働きを充分にしてくれている」と言える。



動力式は大きい田んぼほどその効果は大となる。
小さい田んぼだと重い除草機を持ち上げて方向転換ばかりして能率が上がらない。
そんな時は、従来の手押し式を活用した方が楽そうだ。
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