霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

六本木農園 (東京見学 その二)

2011-01-31 12:38:02 | 経営
~六本木のど真ん中で日本の食材と土壁に囲まれ生産者と語りゆっくりと時間を過ごす~ 
   今日も農家さんから美味しい野菜が届いています!

パンフレットにそんな言葉が並んでいる六本木農園は、こせがれネットワークが運営に参画するレストラン。
ヒルズマルシェ見学の後は、そんなこだわりのレストランで昼食となった。

ランチは3400円の「鶏そぼろ鍋コース」と2400円の「きのこ鍋コース」の二種類のみ。
娘は今回の旅行の趣旨を踏まえ、野菜たっぷりの「鶏そぼろ鍋コース」を予約してくれていた。
中に入って驚いたのは若い女性客が殆んどだったことと接客するスタッフが食材について半端で無い知識と情熱を持って対応していることだった。

勿論、出された料理は味にうるさいオバサンをも唸らせる美味しさだった。
畑の野菜はそのままでは安いが「皿に乗せると10倍に跳ね上がる」と以前聞いたことがあったが、ここはその上を行っているようだった。


(入り口横には畑で使う管理機が展示され、また、南側の外にはミニ農園があって見学できるようになっていた)

こせがれネット代表理事の宮治さんが生産している評判の「みやじ豚」について訊ねたら「ランチメニューには入っていない」とのこと。
「それも味見したくて今朝岩手から出て来た」と残念がって話したら、特別に一品作ってサービスでご馳走してくれた。
嬉しさと美味しさに気を取られ半分ぐらい箸を付けてしまってから写真を撮るのを思い出した。



昨年の夏にオープンしたという完全予約制のこのレストランは、口コミで広がって昼も夜も毎日盛況とこと。
ヒルズマルシェ同様「六本木と農業」という対極にあるものを組み合わせる革命的発想にただただ脱帽するのみ。
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ヒルズマルシェ (東京見学 その一)

2011-01-30 22:24:43 | 産直
「農産物を大都会の高層ビルのド真ん中で売る」などということは「到底思い付けない発想」と感心しながら見学させて貰った。
出品していた若い農業者が皆「元気ハツラツ」でお客さまとの交流を楽しんでいる雰囲気だった。

価格は田舎の二~三倍ぐらいしていたが、新鮮で美味しいものを求めるお客さまで賑わっていて、都会の購買力の違いを見せ付けられる感じがした。


(高層ビルが林立する中で開催されていた 「ヒルズマルシェ in アークヒルズ」)

そこで予期せぬ出会いがあった。
岩手県知事を三期務め、その後自民党政権時代に総務大臣という要職にも就いた増田寛也さんご夫妻が普段着姿で買物に来られていた。
一県民が元知事と面識があるはずも無いが、普段着姿がハードルを低くしてくれた感じがして数分間お話しをさせて頂いた。
近所に住んでいて「美味しいのでいつもここを利用している」と奥様が話してくれた。
増田さんは厳美に友人が居て「道の駅で買物をすることもある」とのことだったので、ワルノリしてオバサンの名刺を渡してPRをさせて貰った。

少しも偉ぶるところがない真摯な語り口は、国会議員以外からの入閣を果たせたのが実力だけでなく「何かを持っているこのと証明」と改めて感服させられた。

「声をかけてもらって良かった」との別れ際のさり気無い一言も「さすが」でした。
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東京へ

2011-01-29 04:40:16 | 家族
九州の福岡で四年余勤務した娘が昨年の八月に東京に転勤になった。
就職してからの暮らし振りを見てやるのも「親の務め」かと思ってはいたが、就農したばかりで時間的にも精神的にも余裕が無かったこともあって九州には一度も行くことが出来なかった。

東京だったら新幹線で一直線。
この雪でロクな仕事もできないので「首都圏の産直見学」という大義名分を作って「東京週末フリー切符」を入手した。



二人で新幹線に乗るのは12年前に京都見物した以来のこと。
朝の一番電車で東京に着いたらまずは六本木の「くるたびおいしい朝市 ヒルズマルシェ in アークヒルズ」を見学する予定。
それ以降のスケジュールの詳細は決めていないが、二日間でどれだけ見聞を広められるかが楽しみ。

「毎日更新」を謳っているブログを律義に更新し、これから出発する。
コメント (2)
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値付け

2011-01-28 20:16:26 | 産直
お客さまが「産直」に期待するのは「新鮮さと価格の安さ」だという。
何故「安さ」も期待されるかというと、直接販売なので「仲介業者のマージン分を安くできる」というのがその理由らしい。

我が家のように最初から「産直」でスタートしているとそんな経緯も知らず「新鮮なのだから少しぐらい高い価格でもいいのではないか」と思ってしまい勝ちだが、そうではないようだ。

産直の価格は「スーパー価格の80%が目安」というのが多数説なので、最近になって、特に価格変動の激しい野菜のスーパー価格を毎日チェックするようになった。
幸い「スーパーキリンヤ」の産直コーナーにも少しだけ出荷しているので、その際にスーパー価格と産直コーナー価格の双方を確認できるので助かっている。



チェックするようになって、今までの価格設定が全般的に「安過ぎ」傾向にあることに気付いた。

しかし、その気になって単純に「値上げ」したりすると、とんでもないことになる。
値付けはスーパー価格だけでなく各産直の需給状況をも勘案しないと、大量に売れ残って「ギャッ!」と言う破目に陥る恐れが出て来る。
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根雪

2011-01-27 17:34:39 | 天気
この冬の降雪量は例年とあまり変わりないが「寒さの中休み」が無いため根雪が融けないようだ。
予定していた林の刈り払いや間伐作業が出来ないまま一月が過ぎてしまいそうだ。

林の中の積雪量は少ないので作業に支障はないが、そこまでに通じる道が根雪に阻まれている。
去年の一月は側溝掘りや伐採作業で忙しい毎日を過ごしていたので「雲泥の差」に思える。


(氷点下7℃と冷え切った空気を朝日が照らした始めた)

この寒さは二月末まで続くとの予報だが、気温に変わりがなくとも日増しに太陽が高くなれば融ける雪の量が増えるはず。
最悪この状態が続いたとしても、二月中には予定していた作業を全部終わらせたいと思っている。
コメント (3)
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