霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

同期会

2010-10-31 18:21:52 | 仲間
今年の枝豆栽培で唯一猛暑と雨不足の被害をモロに受けたのは家の近くで栽培した「秘伝」だった。
小麦の後作として栽培したもので、丁度花を付ける頃と長期の雨不足が完全に重なってしまった。
それに気付いてポンプで堤の水を入れたりしたのだったが「時既に遅し」だったようだ。



そんな不出来な枝豆を収獲適期を過ぎても畑に残しておいたのは昨夜松島で開催された会社時代の同期会のメンバーに「味見させたい」と思ったから。

通常は軽トラに満杯に積んだら50kgぐらいの枝豆が収獲できるのに、まともに莢に実が入っているものは皆無で、何とか食べられるもののみを選別したら僅か2kg程度にしかならなかった。

見た目も悪い枝豆だったが、それでも仲間達は「美味しい」と言って残さず食べてくれた。



記念撮影に自慢の高級カメラを持参したNさんはセルフタイマーを押して仲間入りしようとしたが、70代半ばを迎えるご老体は移動に時間がかかり間に合わなかった。



来年は福島で開催することに決まり、一年後も元気に集うことを約して散会となった。
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干し場

2010-10-30 12:57:37 | 穀物
畑から収獲して来た大豆は昨年までは一号ハウスの中で乾燥させていたが、雨に濡れる心配は無いものの風通しが良くないために乾燥に失敗することもあった。
その反省を踏まえ今年は日当りと風通しの良い場所として軒下、それで足りない分は鉄パイプで組んだ干し場を用意した。



利用している太い鉄パイプは工事現場などの足場として活用されている丈夫なもので、カボチャの棚を作ったり防風ネットを張ったりする時にも活用している。
丈夫なだけでなく繫いだり組み合わせたりが簡単にできるので重宝している。



いずれ冬場になるとヘソ大根作りが始まるが、オバサンから「日当りと風通しが良く、しかも雨の当らない干し場が欲しい」とのリクエストを受けている。
色々と考え末に骨組みだけ残っている小さなハウスが家の東側に残っているので、そこにビニールの屋根だけかけて作ろうかと思っている。
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方針変更

2010-10-29 21:30:11 | 経営
国が余剰米を抱えて困っている時に「稲作中心の農業経営はいかがなものか」といつも疑問に思っている。
しかし、稲の作付面積を減らしても一番大きな固定費となっている減価償却費は変わらないので、減らした分だけ赤字が増える計算になってしまう。
これが簡単に他の作物に転換できない理由となっている。

産直の枝豆の需要に十分に応えられなかった反省から、来年は枝豆の作付面積を増やしたい思っているが、豆類は連作を嫌うので既存の畑だけでは遣り繰りが難しいし「これ以上田んぼを減らすのも辛い」と苦慮していた。
そんな時に、タイミング良く他所様の休耕田を活用できる話しがまとまった。

既存の作付面積だけでも四苦八苦しているので「もう規模拡大はしない」と決めていたのだったが、稲作が本格的な「冬の時代」を迎えている状況を鑑み方針を変更することに決めた。
不足する稼働はこれまで経験を活かして「効率化を図るしかない」と思っている。



頂上付近は雲に隠れたままとなっていたが、初冠雪以降初めて栗駒山がほぼその全容を現わした。
間も無く栗駒山への道も真湯温泉で「通行止め」となる。
栗駒山が「冬ごもり」すると厳美の「道の駅」も生産者も期間限定の「冬の時代」にシフトする。
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冷たい雨

2010-10-28 18:04:41 | 天気
「暫らくは晴天が続く」との週間予報が一変し、昨日収獲し切れなかった大豆の収獲は冷たい小雨が降る中での作業となった。
夏から急に冬に突入したような寒さは順応性に欠ける老体には負担となるらしく、作業の途中で少し身体に変調を来たした。
冬場に寒い中で仕事をするとよく経験する症状なので「またそんな季節になったか」といった感じで受け止めている。
四日程前に今シーズン初めて白鳥の群れが飛んでいるを見かけだが、もしかすると白鳥達がこの寒さを運んで来たのかもしれない。

雨の日にはそれなりに家の中での仕事も抱えているが、少し風邪気味の状態で雨に濡れたので大事をとって収獲作業後は布団に入って「静養」することにした。



今年は栗の収獲は全く無かったので柿も同様かと思っていたら、柿はそこそこに実を付けていた。
放置すると熊を呼び寄せる恐れがあるし鳥達の格好の餌食となってしまうので、葉を落とす前に収獲したいとは思っているが…。

コメント (3)
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竜王戦

2010-10-27 19:26:49 | 趣味
今、将棋界のビッグタイトルの一つである竜王戦が渡辺竜王と挑戦者羽生名人との間で行われている。
一昨年同じ顔合せで0-3の崖っ淵から4-3の将棋界初の大逆転で渡辺竜王がタイトルを防衛している因縁の組み合わせ。
多分今の将棋界で実力NO1とNO2の戦いと言っても過言ではない実力伯仲の両者の戦いは手に汗握る大熱戦の連続で本当に面白い。

将棋のタイトル戦というと若い頃に「中原VS米長戦」に胸躍らせたことを思い出すが、当時は翌日の新聞を見るまで結果も途中経過も知る術は無かったがその点今は凄い。
BS2で朝と夕にライブ中継するしネットでも逐次「盤面付き棋譜」を見ることができ、山間僻地で暮らしていても臨場感溢れる戦いをリアルタイムで観戦できる時代となっている。

昨日今日と行われた第二局も渡辺竜王が勝ち二連勝となったが、将棋界のスーパースター羽生名人がこのままズルズル連敗するとも思えないので、今後の巻き返しに期待している。



昨日から急に寒くなったと思ったら今朝の栗駒山は山全体が雪景色となっていた。
寒くなって霜が降りるようになると畑の大豆の実が弾けて落ちてしまうので、大慌てで大豆の収獲を行った。
夕暮れとの戦いとなった収穫作業の間は、気になる竜王戦を暫し忘れていた。
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